【トイレの上から】怖いコピペ総合【誰か覗いてる】
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#500 [レスストッパー斉藤]
:10/02/20 10:26 :L01A :m1577OzA
#501 [レスストッパー斉藤]
安価もうしてたんだなwww
:10/02/20 10:27 :L01A :m1577OzA
#502 [七氏]
あげる
:10/02/21 23:02 :W61SH :s9Qraa0U
#503 [ドイハ(*∂д6)◆L7hydevh8U]
あげま
:10/02/22 03:07 :W64SA :ylBf7N0g
#504 [七氏]
あげます。
:10/02/28 12:14 :831SH :RkXC.F2I
#505 [(・´ω`・)]
うーん、
読んだことある人もいるんじゃないかと思うけど貼ります
:10/03/01 15:18 :SH001 :6XMgYWU2
#506 [(・´ω`・)]
大学の同級生の近所で、有名な心霊スポットがある。
高校時代に、友達と行ったらしい。
その場所は、深夜二時にとある電話ボックスで子供が一人で母親に電話かけてるというもの。
よくある怪談話だが、確かめてみようと、深夜二時にその電話ボックスに行った。
案の定、誰もいない。
拍子抜け半分と変な安心感で、暫くの間うろうろしていたが、そろそろ帰ろうとした時。
ふと、子供が現れた。
自転車に乗った、小学校低学年で目が細めで半袖を着た、色の白い子供。
友人達は金縛りに遭ったように動けず、子供が電話ボックスに入っていくのを見届けるだけだった。
その子供は電話をかけ、数分電話した後、普通に電話ボックスから出てきて、来た方向に戻っていった。
何故か友人達の事は目に入らないらしく、目も合わさず、闇に消えていったらしい。
この話を、大学時代に実際にその心霊スポットに行った友達に聞いた。
俺は
「それは幽霊じゃなくお前らの錯覚か、本当に実在する男の子が母親に電話しただけだろう。」
と言った。
しかし友達は
「この話を聞いた友人も皆、お前と同じ事を言うよ。」
「俺も最初は、そう思おうとしていたよ。」
:10/03/01 15:19 :SH001 :6XMgYWU2
#507 [(・´ω`・)]
「だが、皆が同じ事を言う度にあれは錯覚ではないと思うようになる。」
「本当に皆、同じ事を言うんだよ。」
「お前、もう分かってるだろう。」
「お前も想像してしまっているんだよ、その光景を。」
「今までの皆も、お前と同じ答えを言うんだよ。」
「『男の子が話してただけだろう』と…。」
:10/03/01 15:22 :SH001 :6XMgYWU2
#508 [七氏]
:10/03/01 16:38 :P905i :sYLJG4mI
#509 [七氏]
:10/03/01 16:40 :N07A3 :VdNwZxWg
#510 [(・´ω`・)]
>>509そうそう。
「子供」としか言ってないのに、聞いた全員が「男の子が話してただけだろ」と言った
っていう『奇妙な一致』というタイトルのコピペでした〜〜〜
:10/03/01 17:10 :SH001 :6XMgYWU2
#511 [(・´ω`・)]
もういっちょ。
小学五年生の頃、アメリカでワールドカップが開催された。
だからと言う訳じゃないけど、幼馴染のNとよく近所の公園でサッカーをしていた。
ある日
「たまには別の公園でやろう。」
という話になった。
自分達の行動範囲外で、まだ行った事のない公園。
「そこに公園がある」という事だけは知っている所に行ってみる事にした。
その公園は昼間でも薄暗くジメジメしていて、なんとなく神社の敷地を思い起こさせた。
俺もNもその薄気味悪い雰囲気が大変気に入った。
かなり遠い場所にもかかわらず、自転車で度々遊びに行くようになった。
その公園に行った何度目かのある日。
Nとその二歳下の弟のTとその公園で遊んでいると、五十歳くらいのオッサンが近寄ってきた。
髪は長く、黒々としていたけど、シワが深くて歯がボロボロ。
涎の臭いをさせていたのを覚えている。
そのオッサンと何を話したのかは忘れてしまったけど、その日三人でオッサンの家に行く事になった。
オッサンの家は公園のすぐ側で、通された部屋の窓からは、さっきまでいた公園が見えた。
部屋にはテレビがあって、勝手にNがスイッチを入れてチャンネルを変えたりしていた。
:10/03/01 17:25 :SH001 :6XMgYWU2
#512 [(・´ω`・)]
俺はオッサンの事をその雰囲気から知的障害者だと思っていた。
それはNも同じで、後日
「あのオッサンは、知的障害者だよな。」
と言っていた。
オッサンは
「ビデオがあるから、見よう。」
と言い出した。
Nからリモコンを受け取ると、画面を切り替えた。
テープは予めセットしていたらしく、すぐに再生された。
それはかなり古いビデオで、内容は東京オリンピックにまつわるドキュメンタリーだった。
会場の建設風景や土地の区画整理、交通網の見直し作業などの様子をナレーションが説明していた。
昔の事だから、そのビデオの断片しか覚えていない所が多い。
ただ、競技やその結果も盛り込んだ内容だった。
だからオリンピック終了後、数年してから当時を振り返る形のドキュメンタリーだったのではないかと思う。
しかし、それであってもそれが古いビデオであるのは、ナレーションの語り口からしても間違いないと思う。
最初、そのナレーションは普通の男性の声だった。
二十分くらい経つと音が飛んで暗転し、暫くして画面が正常に戻った。
するとナレーションが子供の声になっていた。
後から無理やり加工したものだとすぐに分かった。
子供の声も素人臭かった。
:10/03/01 17:26 :SH001 :6XMgYWU2
#513 [(・´ω`・)]
「これ、オッチャンの子の声。」
そうオッサンが嬉しそうに俺やNを見て言う。
「へ〜。」
とか
「そうなんだ。」
とか、俺達は当たり障りのない返事をした。
しかし、この古いドキュメンタリーを編集して自分の息子の声に変えるという無意味さと、その気色の悪さに鳥肌が立った。
Nも弟のTもそう思ったのか、オッサンに話しかけられた顔が引きつっていた。
なおもビデオは続き、結局一時間半くらい見ていたと思う。
おっさんはビデオを熱心に見ているフリをしている俺達の顔を、終始満足気に眺めていた。
もう辺りも暗くなったという事で
「親が心配している。」
などと言って、半ば逃げるように帰った。
帰り道
「もう、あの公園には行けないかもなぁ。」
と話した。
数日後事件が起きた。
Nが夜の八時を過ぎても帰って来ないと言うのだ。
Nの母から
「心当たりはないか?」
と聞かれ、真っ先にあの公園とオッサンが浮かんだが、あれ以来俺もNも公園には近づいていない。
その証拠に失踪当日NはTと二人で近くの池にザリガニ釣りに行き、Tに
「先に帰れ。」
と言ったきり、行方不明になったらしい。
:10/03/01 17:28 :SH001 :6XMgYWU2
#514 [七氏]
うんうん。続き貼りお願いします
:10/03/01 17:34 :P905i :sYLJG4mI
#515 [(・´ω`・)]
普通に考えれば水難事故だが、その池は天気次第ですぐに干上がるような水溜り程度の池だった。
当日もやはり、膝下以下の水位しかなかったと言う。
即日、池浚いが行われたがやはり何も見つからなかった。
俺は
「絶対にあのオッサンが関係している。」
と思ったが、大人達には言い出せなかった。
「もし関係がなかったら、あのオッサンは知的障害者だから差別だなんだと大問題になる…。」
なんて事を考えたからだ。
N失踪の次の日。
意を決して、オッサンの家に向かった。
あまりの緊張の為、どういう経緯でオッサンの家に上がれたか、実の所よく覚えていない。
しかし、とにかくオッサンの家に着いた俺は、目論んだ通り家に入る事に成功した。
そして予想はしていたが、やはり
「ビデオを見よう。」
と言う。
満面の笑みでリモコンをいじっているオッサンに
「Nは来てない?」
とさり気なさを装って聞いた。
「前、一緒に来てたヤツなんだけど。」
「知らない、来てない。」
オッサンは心底無関心な顔で答え、画面が切り替わると、パッと笑顔になった。
そして
「お待ちかねのものが、始まったぞ。」
と、ばかりに画面を指差す。
:10/03/01 17:54 :SH001 :6XMgYWU2
#516 [(・´ω`・)]
やはり、前回と同じ薄気味悪いドキュメンタリーが始まった。
「またあの子供のナレーションを聞くのは憂鬱だなぁ…。」
と思いながら、ビデオを見ていた。
そして前回と同じ所で、音が飛んだ。
画面が潰れ、暗転。
「そろそろ、ナレーションが切り替わる。」
と身構えていたにも関わらず、心臓が飛び出るかと思った。
この前見た時の子供のナレーションが
Nの声に変わっていたのだ。
:10/03/01 17:56 :SH001 :6XMgYWU2
#517 [(・´ω`・)]
なんかまだ続くけどいいですかね?
予想外に長かったこれ(*_*)
:10/03/01 18:00 :SH001 :6XMgYWU2
#518 [七氏]
気になる!気になる!
:10/03/01 18:03 :D905i :9vTSJTPs
#519 [(・´ω`・)]
意味不明の出来事に、パニックになった。
Nの声が、少し震えているようだったのが忘れられない。
とにかく早く逃げようと、震える腰を浮かした俺にオッサンが嬉しそうな顔で
「これ、オッチャンの子。」
と言うのだ。
もう俺は限界を超え、小便を垂れ流しながら玄関まで走った。
走って自転車に飛び乗って、立ち漕ぎで逃げた。
しかし最短距離で家に向かわず、迂回して家を目指した。
恐怖で混乱しつつも
「あの男に家がバレるのはマズイ。」
と思ったからだったかも知れない。
家に着くと即、母親に事の顛末を話した。
しかし、いまいち懐疑的な顔をする母親。
仕方ないからNの家に電話した所、Nの母がうちに飛んできた。
公園でオッサンに話しかけられ家に行った事。
家でビデオを見せられた事。
そのビデオのナレーションが、オッサンの子供であるらしい事。
そして今日見せられたビデオのナレーションが、Nの声に上書きされていた事。
Nの声を聞いて、オッサンが「自分の息子」と言った事。
全てを説明し
「Nはあの家にいたかも知れない!」
と涙ながらに訴えた。
Nの母も興奮状態で泣きながら聞いてくれた。
:10/03/01 18:22 :SH001 :6XMgYWU2
#520 [(・´ω`・)]
俺の母が受話器を取り
「とりあえず、うちの人に電話してみる。」
と言い出した。
するとNの母が
「先に警察に電話して!」
と泣きながら叫んだ。
躊躇する母から子機を奪い、俺に
「今の話、ホントやね?」
と念を押し、俺が頷くのを見て110番通報した。
ただ興奮状態だった為、Nの母は俺の家じゃなくNの家の住所を警察に告げてしまった。
仕方なく、とりあえず三人でN家に移動する事になった。
母は
「やっぱり、お父さんに連絡する。」
と言って、俺達に先に行くように言い、家に戻った。
途中Nの母は「チッ」と舌打ちし
「捜査員のEさんにも電話しなきゃ。」
と、一人呟いていた。
パトカーがやって来て、その中で話を聞かれた。
しかし結局俺とNの母、遅れて来た母と三人、警察署に連れて行かれ繰り返し話をする事になった。
その日、警察署から解放され、家に帰って今日あった事を父に説明した。
すると父が言うには
「あそこは部落だ。」
という事だった。
ただ、他の部落と違ってある意味保守的で、独自の組合である互助会を作っているそうだ。
昔はよく、近隣の集落と揉め事を起こしていたと言う。
:10/03/01 18:24 :SH001 :6XMgYWU2
#521 [(・´ω`・)]
また、あのオッサンの事も知っていて、名前をSと言い
「うちの家系も古いが、Sの家も古くからある筈。」
と言っていた。
そんな話を聞いていると、家の電話が鳴った。
Nの母からだった。
なんと失踪二日目にして、Nがあの池の近くにいるところを警察に保護されたと言うのだ。
もう夜も遅いという事で俺は家に残され、両親がNの家に向かった。
次の日。
両親から聞かされた話だと、Nはかなり疲れた様子だったらしく、事実一ヶ月間学校を休んだ。
その間、俺はNと面会させてもらえなかった。
その後も俺と母は三回ほど警察署に呼ばれた。
しかし当然新しい証言などなく、繰り返し同じ事を説明するだけだった。
俺の感じた限り、俺達を疑っているとか、そういった感じには見えなかった。
俺はその都度
「何か、分かった事はない?」
と、警察に聞いてみたが、子供に詳しい話しをしてくれる筈はなかった。
ただ、母は少し教えてもらったらしい。
しかし警察が言うには、男の家からNの滞在した痕跡も、例のビデオテープも見つからなかったと言う。
一ヶ月後。
学校に復帰したNは、外見上は特に変わった様子もなかった。
:10/03/01 18:27 :SH001 :6XMgYWU2
#522 [(・´ω`・)]
ちょいROMってくる
ここまでの安価貼ってきますね〜
>>511ー522
:10/03/01 18:29 :SH001 :6XMgYWU2
#523 [(・´ω`・)]
:10/03/01 18:30 :SH001 :6XMgYWU2
#524 [七氏]
気になる
:10/03/03 03:49 :F01B :RrZJMvPU
#525 [(・´ω`・)]
ただ、クラスが違うから実際は目にしてはいないけど、こんな事があった。
保健の授業中にNが急に号泣し、教室を飛び出した事があったらしい。
それが原因ではないだろうけど、あの失踪事件以後Nに対して心無い憶測や中傷があった。
結局Nは、六年生に上がる前に転校する事になった。
登校再開後、すぐにNに直接あのビデオのナレーションについて聞いてみた。
「あのオッサンは本当に無関係なのか?」
と。
するとNは猛烈に興奮し、聞き取れないほどの罵声を浴びせられた。
そういう事があり
「今は時期が悪いみたいだ…。」
と、Nとは距離を置いていた。
その後、ほどなくしてNの母は離婚し、NとTを連れて俺の住んでる地区から出て行った。
結局、Nとはそれっきりになってしまった。
大学生になった俺は、部落の「組合」に話を聞きに行った。
「『郷土史の中の部落差別』を調べているので、その話を聞かせて欲しい。」
と電話すると、快く承諾してくれた。
電話で聞いた住所に行くと、初老の男性の自宅で、その人が話をしてくれると言う。
親切な応対に少し気が引けたが
「Nの失踪とSと言う男は関わっていないのか。」
:10/03/03 04:28 :SH001 :8FC51JUU
#526 [(・´ω`・)]
「そもそもSとは何者で、今どこにいるのか。」
単刀直入に問い質した。
応対してくれた初老の組合員は困惑していたが、話してくれた。
『N君の失踪とSさんは関係ない。』
『Sさんの転居と、Sさんに対する警察の不当な家宅捜査が同時期だったのは偶然。』
『Sさんは行政保護を受けられない為、組合が生活の手助けをしていた高齢知的障害者。』
『転居先は遠くの施設だが場所は教えられない。』
『すでにSさんは亡くなっている。』
と言うもので、期待したものは何も得られなかった。
しかし無礼を詫びた後の、帰り際の事だった。
五年ほど前、組合事務所にNの母が怒鳴り込みに来たらしい。
宥めるのに大変だった、という話を聞かされた。
あの事件からはもう、何年も経っているのに。
その事からも俺は、今でもNの失踪にSという男が関わっていると思っている。
今、Nがどこにいるか分からない。
でも俺の幼馴染のNは。
あのビデオのナレーションとして、未だ捕らえられたままでいるかも知れない。
そんな事を、最近よく考えてしまう。
−END−
以上「ナレーション」でした(^O^)幽霊的なものじゃないからあんま怖く感じる人いなかったかも(^^;)
:10/03/03 04:32 :SH001 :8FC51JUU
#527 [七氏]
ありがとう(*´д`*)
ドキドキしたあ〜!
:10/03/03 10:13 :D905i :XTEu0DNg
#528 [あふろ]
:10/03/03 13:40 :P906i :Y0xPl3GQ
#529 [(・´ω`・)]
>>527そう言ってもらえるとホッとする(*´ω`)
:10/03/03 14:21 :SH001 :8FC51JUU
#530 [(・´ω`・)]
三年前の話で、あるアパートで暮らしていた時の事です。
そのアパートは一階建てで、部屋が横に三部屋並んでいます。
一号室、二号室、三号室といった具合です。
大きな交差点が近くにある為、騒音になかなか慣れず、車が少なくなる十二時過ぎにしか眠りにつけませんでした。
引っ越してきて十日程して、ある事に気がつきました。
毎晩十一時半を少し過ぎると、決まって誰かがドアをノックするのです。
よく聞いてみると一号室から順に三号室まで
コンコン コンコン コンコン
各部屋に二回ずつ。
しかし、このノックも放っておけば何事もなく、ただ通り過ぎるだけでした。
しかし、毎晩毎晩の事で気になって仕方がありません。
それにノックの最中に人の足音がないという事も気になって、直感で霊と判断し、ある霊能者に相談しました。
直感は当たっていて、ノックをしているのは、すぐ近くの大きな交差点で事故に遭った四歳の男の子で。
成仏しきれずに話し相手を探しているのだとか。
実際に新聞で事故の事が載っていて、確かに四歳の男の子が事故にあってます。
霊能者によれば
「ノックを止めさせるには、誰かが話し相手になってあげて話を聞いてやれば良い。」
:10/03/03 14:22 :SH001 :8FC51JUU
#531 [(・´ω`・)]
との事で、早速話し相手になってあげる事に決めました。
ただし霊能者曰く
「絶対にドアは開けるな。」
との事。
その日の夜、いつも通りノックが来ました。
一号室。
二号室。
そして私の部屋…。
勇気を出して「コンコン」というノックの後に
コン
と返しました。
その後、私とその子、二人の間でルールを決めました。
『YES=ノック一回』
『NO=ノック無し』
『数字=ノックの回数』
そして私は、その幽霊の子に色々と話し掛けました。
「可哀相に、交通事故だって?」
「コン…。」
「いくつ?」
「コン、コン、コン、コン。」
「四つか…お父さんやお母さんとは一緒?」
「……。」
「そっか…一人か…お兄ちゃんが供養してやるから、成仏してくれるか?」
「…………。」
『…ちょっとピンチだな。』
「あ、そうそう友達はできたか?」
「コン。」
「それは良かったじゃん!」
「今、来てるの?」
「コン。」
「ふぅん、そっか。」
「何人いるの?」
「ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!!」
:10/03/03 14:24 :SH001 :8FC51JUU
#532 [(・´ω`・)]
私は、あまりの怖さに布団に包まってしまいた。
しかし、この日を境にノックはされなくなったのです。
少年は、成仏したくないと言ったはずなのに…。
END
「うあ゙ぁぁ」な顔 [jpg/11KB]
:10/03/03 14:27 :SH001 :8FC51JUU
#533 [七氏]
あげとこ
:10/03/04 18:13 :831SH :8pYB/td.
#534 [七氏]
あげとこ
:10/03/07 11:27 :831SH :B7AfV/zQ
#535 [七氏]
あげとこ
:10/03/10 00:44 :831SH :Lfi/CEVw
#536 [七氏]
あげとくぜ(屮°□°)屮
:10/03/10 01:14 :D905i :/Cg0GWuQ
#537 [七氏]
あげー
:10/03/10 22:22 :831SH :Lfi/CEVw
#538 [(・´ω`・)]
暇だしコピってくる
:10/03/10 22:23 :SH001 :lbmyBtVs
#539 [(・´ω`・)]
『元彼に気をつけて』
今の彼女と付き合いだしたばかりの頃の話。
当時俺は学生で、彼女は就職して一人暮らしをしていた。
当然のように彼女の部屋に上がり込み半同棲状態に。
彼女には俺の前に付き合っていた元彼がいた。
その元彼は今でも彼女の事を引きずっているようで、しつこく電話を掛けてきたり、部屋の前で待ち伏せをする事もあった。
「俺がそいつと話そうか?」
と、進言するも
「ダメダメ、あいつ体大っきいし何するか分かんないよ。」
「警察に言った方が良いんじゃない?」
「んー、一応前付き合ってた人だし、私のせいで犯罪者にするのもね。」
彼女に危害を加える様子はないとの事なので、それ以上無理強いはしなかった。
お盆休み、彼女は実家に一週間帰省した。
「私のいない間、部屋にいて良いよ。」
そう言われてた。
俺も実家に戻れば良いのだが、まるで自分が一人暮らしをしているようで嬉しかった。
それと、ゲーム機を彼女の部屋に持ってきていた事もあり、遠慮なく寝泊りさせてもらう事にした。
その日は彼女の誕生日の前日だったが、帰省中と重なる為お祝いできない。
せめてメールだけでもと、十二時にお祝いメールを送る事にした。
:10/03/10 22:27 :SH001 :lbmyBtVs
#540 [(・´ω`・)]
夜までずっとゲームをしていた。
暑かったのでエアコンをつけ、電気はテレビの明かりだけだった。
かなりゲームに熱中していた時
ピンポーン
突然チャイムが鳴った。
時計を見ると十一時半。
『誰だ、こんな時間に?』
そう思ったが、世帯主でない俺は当然居留守を使う。
ピンポーンピンポーンピンポーン
『常識のない奴だな、何時だと思ってんだ?』
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
『しつこいな、誰もいないんだよ!』
ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
「おい、オレー!いるんだろ!?」
『あ!元彼の奴だ!!』
『しまった!彼女の誕生日だからお祝いに来たんだ!』
『見つかるとどうなるか分からない、とにかくここはやり過ごそう。』
ゲームのポーズボタンを押しコントローラーを握ったまま、まんじりともせず諦めて帰るのを待った。
奴はかなり粘ったが、十二時を過ぎた頃
コツコツ
と、足音が遠ざかって行くのが聞こえた。
多分、日付が変わると同時にお祝いしたかったのだろう。
もう大丈夫と思い、彼女にメールするつもりで携帯を手にした。
:10/03/10 22:28 :SH001 :lbmyBtVs
#541 [(・´ω`・)]
ギシギシ ギシギシ
窓の方から、なにやら軋む音が聞こえる。
俺はぞっとした。
『嘘だろ?ベランダに登ってくる気か!』
この部屋は二階なので、雨樋を登れば簡単に登れる。
とっさにテレビを消し、ベットの影に隠れた。
その直後
タン
という音と共に、シルエットがカーテンに写る。
シルエットはうろうろと動き回り、カーテンの隙間から中を覗こうとしているようだった。
ドン!ドン!ドン!
「居るんだろ?開けてくれよ!」
奴は小声で呼び掛けてきた。
『何故居るって分かるんだ?ああ!エアコン入れっぱなし!』
ベランダでは室外機がブンブン回っている筈だ。
何度も何度も窓を叩き呼び掛けてきたが、こちらが一向に出てくる気配のない事に痺れを切らしたのか
ガタガタ!
と、サッシを持ち上げ始めた。
それ位で外れる筈はないと思いつつも、心臓はバクバクだった。
いくらやっても開かないので諦め
ドン!
と窓を叩き、奴は再びギシギシと雨樋を下りていった。
束の間の静寂だった。
:10/03/10 22:30 :SH001 :lbmyBtVs
#542 [(・´ω`・)]
ベランダまで登ってくる奴の事、これ位で帰る筈がない。
そっと玄関へ行き、ドアスコープを覗いた。
心臓が止まるかと思った。
レンズには男の横顔がどアップで映っていたからだ。
奴はドアに耳を当てて聞き耳を立てていた。
微動だにできず、レンズから目を離す事もできなかった。
奴は暫く中の様子を伺った後、屈み込んだ。
パタン
という音と共に郵便受けが開いた。
『やばい!』
『いくら郵便受けに傘が付いているとは言え、真正面は見えなくても下側は覗き見る事ができる。』
気付かれないよう、見えるであろう片足を慎重に上げそっと壁に着いた。
すると今度は郵便受けから
グググ
と、ごつい手が出てきた。
どこから持ってきたのか手には曲尺が握られている。
『そいつでどうするつもりだ?』
その手を凝視した。
手は器用に動かされ、曲尺は鍵に向かって伸ばされた。
その様子から目が放せなかった。
曲尺は何度も鍵をかすめ、ペチペチと音を立てた。
俺の体はフルフルと震えていた。
息を殺し、変な格好をし続けたせいで体力は限界だった。
:10/03/10 22:32 :SH001 :lbmyBtVs
#543 [(・´ω`・)]
『鍵も開けられるかも知れない、時間の問題だ。』
『どうする?どうすれば良い?』
俺は必死に考えた。
『警察に電話する?警察がきたらどう説明するんだ?』
『奴は捕まる?いや奴は俺が不審者と言うに決まってる。』
『奴は逃げる?俺は奴を知っている。』
『警察に突き出す?彼女はどう思うだろう。』
『いっそ戦うか?奴は俺を見るときっと怒り狂う。』
『俺が勝てるか?台所に包丁がある。』
『そんな事したら、絶対刺さなきゃいけない状況になるんじゃ?』
『どうする?どうする?』
パニックになった。
考えても考えても、最善と思える策が思いつかない。
何度も盲牌を繰り返した曲尺は、確実に鍵を捕らえている。
焦りと恐怖と疲労がピークに達し、決断せざるを得なかった。
ガン!
俺は思いっきり曲尺を持った手を上から蹴り下ろした。
それと同時に、掛かっていなかったチェーンロックを速攻で掛けた。
奴は慌てて郵便受けから手を引き抜いた。
辺りはシーンと静まり返った。
が、次の瞬間
ドーン!
という凄まじい音が、マンション中に響いた。
奴は怒り、ドアを蹴りだしたのだ。
俺は呆然と玄関に座り込み、ドーンと振動するドアを見続けた。
ドーン!
:10/03/10 22:35 :SH001 :lbmyBtVs
#544 [(・´ω`・)]
音がする度、体がビクついた。
けたたましい喧騒の中、どこかのドアが開く音が聞こえた。
住人が何事かと出てきたのだろう。
その瞬間、奴が廊下を駆け出し階段を下りて行くのが分かった。
ドアスコープを覗いてみると、もうそこには誰もいなかった。
あれだけの音を立てたのだ、不審者がいれば誰かが通報するだろう。
奴もそう思うに違いない。
きっと今日はもう来ない。
俺はぐったりとベットに倒れ込んだ。
帰ってきた彼女に事情を説明し、早急に引っ越すよう頼んだ。
ただ彼女の気持ちを考え、昨夜の出来事の全ては話さなかった。
引越しと同時に彼女は携帯も変えた。
元のマンションとは違う町に引っ越したが、何らかの方法で新居を見つけ出すかも知れない。
どこかで偶然出会う事があるかも知れない。
人混みに出かける時は怖いが、今のところは鉢合わせはしていない。
:10/03/10 22:37 :SH001 :lbmyBtVs
#545 [(・´ω`・)]
:10/03/10 22:38 :SH001 :lbmyBtVs
#546 [毛CHARAー◆.LbsyLBJ9s]
うわぁああああぁぁあぁぁああああぁああああぁぁあぁぁああああぁああああぁぁあぁぁああああぁああああぁぁあぁぁああああぁん
:10/03/10 22:39 :W54S :sV6oPSLQ
#547 [七氏]
怖かった(>_<)
:10/03/11 00:26 :D905i :uawYzB3g
#548 [七氏]
あげとこ
:10/03/11 19:04 :831SH :09cD4mRc
#549 [(・´ω`・)]
貼る貼る(^ω^)
:10/03/11 19:19 :SH001 :dGS8W6x.
#550 [(・´ω`・)]
仕事が休みで山に一人で釣りに行って変な物を見た。
去年、一昨年と何回か友人や嫁と遊びにその川へ行ったんだけど、昨日は暇を持て余してる友人もいなかった。
なので一人で逝く事に。
朝十時に家を出て昼頃から釣り開始。
夕方からかなり釣れ始めて、嫁には五時には帰るって言ってたんだけど、夢中になりすぎて気づいたら六時過ぎだった。
山奥なので木が生い茂り、薄暗くなってきたので
『帰り支度を始めようかなー。』
と思ってたら、急な寒気に襲われて
『やっぱり山は寒いわー。』
とか思って、脱いでた上着を着ようとした瞬間。
上流の方に気配を感じ、目を向けると小学生くらいの子供?
よく分からないが、とにかく人っぽい感じのものが立ってた。
俺は思わず目を擦って確認したけど、やっぱりいた。
服を着てないのか真っ白で、山林の風景に対して異様に浮いて見えた。
俺は幽霊とか信じてないし、その物体をそういう類の物と思いたくなかった。
:10/03/11 19:19 :SH001 :dGS8W6x.
#551 [(・´ω`・)]
しかし、それが何なのかうやむやなまま帰るのも嫌だったんで、恐る恐る近づいてみた。
その物体は上半分だけグネグネ動いてこっちを見てた。
手を上に上げてかなりの速度で動いてたんで、ワインの栓抜きみたいな螺旋に見えた。
何物なのかハッキリとは確認できなかったけど、この世の物とは思えない光景に鳥肌が立ち
『まじでヤバイ!』
と感じた。
その瞬間猛烈な吐き気に襲われて、意思とは関係なく嘔吐。
俺はその場によろめき、這いつくばって車まで行った。
もちろん、絶対に振り向かなかった。
なんとか車に辿り着き、時計を見ると夜七時過ぎ。
外から何やら
「オーイ!」
「オーイ!」
と、たくさんの声が聞こえた。
そこから俺は記憶がなく、嫁が心配して探しに来てくれたみたいで、記憶がない間寝ていたのか嫁に起こされて帰宅。
家に着いたのは十時過ぎだった。
今は脱力感が凄く、今日は会社を休んでしまった。
あれは何だったのか、今でも鳥肌と寒気が消えない。
最悪な事に、釣り具置きっぱなし。
取りに行くなら今日しかないんだけど、どうしても勇気が出ない。
道具、高かったのに。
End
:10/03/11 19:19 :SH001 :dGS8W6x.
#552 [(・´ω`・)]
くねくね関連だな
:10/03/11 19:20 :SH001 :dGS8W6x.
#553 [七氏]
あげる
:10/03/13 17:26 :831SH :C545HmEQ
#554 [(・´ω`・)]
貼る貼る^ω^
なんか「閲覧注意」って書いてあったやつだけど貼る
:10/03/13 18:53 :SH001 :☆☆☆
#555 [(・´ω`・)]
高校の時に「死神」って話が流行った。
それはある話を聞くと、その話を聞いた三日以内の夜中の三時に急に目が覚め、死神が自分の所に来るって話だった。
周りの友達やら先輩やら
「俺もきた!」
とか
「マジで三時に起きちゃった!」
とかいろいろ盛り上がった。
その噂を聞いてたんだけど、俺は霊感もないくせにそういうリアルな話や肝試しが嫌いで。
「この話を聞いたら死神がくる。」
という、その話自体は聞かない様にしていた。
でもある日の美術の時間。
俺の前の席のやつ二人がその話をしていて、俺はその話を聞く気もなかったのに、聞こえて内容を知ってしまった。
聞いた瞬間は若干へこむ程度でまだ
「やべ〜、聞いちゃったよ〜。」
くらいで余裕があったけどその日の夜。
普段は寝たら朝まで爆睡な俺なのに、夜中に突然目が覚めた。
で、目が覚めた瞬間、死神の話を思い出した。
「あっ、やべぇ。」
「これマジだ。」
と思って怖がってたら、居間にあるぼん時計?が
ボーン ボーン ボーン
って三回鳴った。
:10/03/13 18:54 :SH001 :☆☆☆
#556 [(・´ω`・)]
で、しばらくすると風の音もまったくしないのに、ずっと窓が
ギシッ……ギシッ……ギシッ………
って軋んでた。
金縛りとかはなかったけど、窓の方なんてとても見れなかった。
一時間くらい?するとその音は止んで、それ以外の事は何も起きなかったけど、死ぬ程怖かった。
で、俺は早速次の日の夕方、遊びに行った後輩ん家で後輩に死神の話を話す事にした。
死神の話は俺の通ってた高校で流行ってた話で、その後輩は俺と学校が違うため、その後輩は死神の話を何も知らない。
俺は
「『ある話』を聞くと死神がくる。」
とかそんな前置きは何も説明しないで、家から帰る間際、いきなりその話をその後輩に話した。
で、その話を聞かせたあとに
「いまの話聞いたら、死神くるから。」
と言って帰った。
後輩は
「はぁ!?まじかよ?」
くらいな感じで、その時は半信半疑みたいな感じだった。
:10/03/13 18:56 :SH001 :☆☆☆
#557 [(・´ω`・)]
後輩に会うやいなや、後輩は少しへこみぎみ。
若干切れぎみで後輩から
「マジで死神きたじゃん!」
と言われたので俺は満面の笑みで
「だろ?マジだろ?」と返した。
後輩の話では夜中にいきなり起きて、そいつの部屋は二階なんだけど、誰かが階段を上がってきて、ずっとそいつの部屋の前に何かが立っていたらしい。
俺は満面の笑みで
「だろ?マジだろ?」
と返した。
俺の話はこれで終わりなんだけど、これに出てくる「ある話」ってのは元々は沖縄の話らしくて。
その内容は俺は今はちゃんと覚えてないけど少女、森、本とかでてきて何か不気味な話だった。
沖縄の人知らないかな?
つ「多分これだ。」
:10/03/13 18:58 :SH001 :☆☆☆
#558 [(・´ω`・)]
ある昼下がり。
小鳥のさえずる森の中を、一人の少女が走っていた。
「お母さん!どこにいるの?」
叫ぶ少女。
だが返事は無い。
そのうち少女は、とある家の前に辿り着いた。
「ここね!ここにいるのね!」
そう言って少女は扉を開けた。
だがそこにあったのは、
たった一冊の日記帳。
何もない家の中心にポツリと置かれている。
少女はそっと手に取り、読み始めた。
「五月十六日。」
「明日は楽しい楽しいクリスマス。」
「プレゼントがいっぱい。」
「とっても楽しみ。」
「五月十七日。」
「サンタさんがこない。」
「サンタさんがこない。」
「サンタさんがこない。」
「五月十八日。」
「昨日はとっても楽しかった。」
「サンタさんにいっぱいプレゼントもらっちゃった。」
:10/03/13 19:00 :SH001 :☆☆☆
#559 [(・´ω`・)]
<font color="red">
「でもおかしいなあ。」
「そのプレゼントどこに置いたんだろう?」
「九月三十三日。」
「時計の針がね、ゆっくりゆっくり私に近づいてくるの。」
「十二月六十五日。」
「今日ね、お外に出てみたの。」
「そしたら人がいっぱい、いたんだよ。」
「いっぱい、いっぱい、いたんだよ。」
「でもみんな変な色だった。」
「なんでかな?」
少女は突然、日記帳を閉じた。
少女は気付いてしまったのだ。
そう。
少女は、気付いてしまったのだ…。
End
:10/03/13 19:02 :SH001 :☆☆☆
#560 [(・´ω`・)]
赤字失敗したあああああいやぁぁぁ/(^O^)\
:10/03/13 19:02 :SH001 :☆☆☆
#561 [(・´ω`・)]
:10/03/13 19:06 :SH001 :☆☆☆
#562 [毛CHARAー◆.LbsyLBJ9s]
全く分からない俺はどうすればいい?
:10/03/13 20:28 :W54S :fJ1R7ONo
#563 [七氏]
:10/03/13 20:47 :W56T :qALUg6T.
#564 [(・´ω`・)]
やれやれ…………
自分もわからない
:10/03/13 20:48 :SH001 :☆☆☆
#565 [(・´ω`・)]
お風呂で死ぬ思い
いつだったかは忘れたけど風呂に入った時、死ぬ思いをしたことがあります。
あまり思い出したくないので簡潔に書きます。
私は一人暮らしで、高級でもないがボロでもない普通なマンションに住んでいました。
その日の仕事が終わり家に帰ると、すぐ風呂に入り、1日の疲れを癒そうとシャワーを浴びていました。
なぜかその日の仕事はやたら疲れたのを覚えています。
湯船を入れ、頭を洗ってた時、突然シャワーの温度が下がり始めました。
2年ぐらいそこに住んでいたんですが、そんなことは今まで一度もなかったので、ものすごく嫌な感じがしました。
:10/03/13 22:51 :SH001 :☆☆☆
#566 [(・´ω`・)]
それでも気にせずシャワーを浴びてると、丁度人間の体温ぐらいのところで、温度が下がるのが止まったんです。
熱くもないしぬるくもない、一番嫌な温度で。
それで、シャワーを止め、湯船に入りました。
そしたらなんだか妙な違和感がするんです。
ついさっきまで湯気まで立ってたはずのお湯がなぜかぬるいんです。
血に浸かってるような感じがしました。
それで、いくらなんでも怖くなって出ようとしたんです。
その瞬間電気が消えました。
もう動けない。動けるわけがない。全身ガチガチに固まってました。
:10/03/13 22:53 :SH001 :☆☆☆
#567 [(・´ω`・)]
その時、窓をノックするような音がしたんです。
でもここは7階、ノックなんてできるわけがないんです。不覚にも小便チビりました。
いつまでも止まないノック音に、必死で『風だ風だ…』と自分に言い聞かせて、逃げるように風呂をでました。
その時、なんでかはわからないんですが、絶対に鏡を見てはいけない気がして、着替え中は鏡と目を合わさないようにして、パンツだけはいて髪も乾かさずに浴場をでました。
その日から一人で風呂に入るのが怖くなって、いつも銭湯にいっています。
End
:10/03/13 22:53 :SH001 :☆☆☆
#568 [(・´ω`・)]
:10/03/13 23:36 :SH001 :☆☆☆
#569 [七氏]
:10/03/14 00:24 :N04A :OIC431CM
#570 [(・´ω`・)]
どうだろう…投稿者の安否はわからない
一人暮らしだと奇妙なことありそうで怖い
:10/03/14 05:40 :SH001 :☆☆☆
#571 [(・´ω`・)]
あげー
:10/03/16 12:42 :SH001 :qH2ukYd2
#572 [七氏]
長くなりますが貼っていきます
673:本当にあった怖い名無し :2010/03/12(金) 13:05:20 ID:0Uee3mz50 [sage]
実際に体験したというより友達によると
そうらしいと言う話です。
それは自分が高校生で夏休みに入った頃。
友達と自分の二人で夜〜深夜にかけて部屋を真っ暗にして
怖いゲームをやるという肝試しがちょっとしたブームに
なっていて毎晩友達の家に通いつめてやっていた。
そしてある日の晩、いつものように部屋を真っ暗にして
ゲームをしていると、なんか妙な違和感というか視線を感じた。
部屋はテレビの画面以外の明かりは完全にて遮断されているので
よく見えないが友達のパソコン机の近くにある椅子付近から違和感を感じた。
その時の視線や違和感は、恐怖というものより『なんだろう?』
というな感覚で恐怖心はないものの、妙に気になったので
その場所付近にをチラチラ見ながらゲームをやった。
すると友達が『なんかさっきからそっちチラチラ見てるけどなんかあるの?』
と聞いてきたので『いや・・・違和感というか視線をあっちの椅子付近から感じるんだ』
と答えると友達はゲーム機近くに置いている懐中電灯を手渡し
『もしかしたら・・・もしかするよ』と冗談を言ってきた。
自分は『俺にもしもの事があったら・・・妻と子供を宜しく』
なんて冗談を言いながら懐中電灯を受け取った。
:10/03/16 13:08 :SH904i :HIdO/OKk
#573 [七氏]
674:本当にあった怖い名無し :2010/03/12(金) 13:07:44 ID:0Uee3mz50 [sage]
そして椅子付近に懐中電灯を向けると・・・
少し年季の入った和服を着た少女の人形が一体あった。
見た瞬間『!!!』とビックリしたが直ぐに
『ははーん、これは俺をビビらすためにこっそりを置いたんだな』
と思いその人形を手に取って
『こうゆう洒落にならん系統のジョークはやめろってw』
というと友達は『いや・・・俺はそんなの知らないぞ』と言った。
この時の自分は友達が脅かすために演技をしてるんだなと思って
『ああ、なんとかわいいお人形さんだ〜♪』と
ふざけてほお擦りをしてやった。
すると友達は『!!!』と驚いたリアクションをして
ゲームの電源を切って電気を付けて
『なんか・・・今お前から物凄い嫌悪感を感じる』といわれた。
そして真剣な表情の友達を見て『これは冗談ではないな』と感じてふざけるのを止めた。
ちなみにその時になって初めて聞かされた事なんだが
友達は幼稚園の頃は霊感がかなりあったらしく夜には
頻繁に霊が見えていた時期もあったらしい。
しかし小学校になってからその霊感は一気になくなり
全く見ないようになったとの事だが、今回の自分を見て
幼稚園の時と同じような感覚を覚えたとの事。
友達によるとほお擦りをするまでは嫌悪感は無かったので
嫌悪感の原因は自分が冗談でしたほお擦りらしい。
:10/03/16 13:09 :SH904i :HIdO/OKk
#574 [七氏]
675:本当にあった怖い名無し :2010/03/12(金) 13:08:25 ID:0Uee3mz50 [sage]
そしてその事があってその日のゲームは中止。
というより、人形にほお擦りした後は友達が
『お前に嫌悪感を感じる』『今のお前と一緒にいたくない』
と只管言うばかりで半強制的に帰らされた感じだった。
ちなみにその時の自分はそうゆう霊感は一切ないので
恐怖というものは一切無く全然ビビってませんでした。
また後日談によるとその人形は
○その人形は友達の姉が子供の頃にプレゼントしてもらった人形
○何年も前に家の地下倉庫に置いてそれっきり触っていない
○もちろん友達の姉を含めた家族全員が倉庫から出したなんて事はない
またその人形にまつわる特別なエピソードも一切ないとのことです。
ちなみに少しだけ続き(?)っぽい
エピソードがありますがこのエピソードとの関連性が
あるとはいえないでここで一旦話を終了します。
:10/03/16 13:10 :SH904i :HIdO/OKk
#575 [七氏]
676:本当にあった怖い名無し :2010/03/12(金) 13:25:42 ID:SqVWRWt20 [sage]
うぉいっ!!
聞かせてくれよー!気になるよー!
677:本当にあった怖い名無し :2010/03/12(金) 14:02:59 ID:DTfpqdel0 [sage]
『お前に嫌悪感を感じる』の意味がちょっと解らない
679:本当にあった怖い名無し :2010/03/13(土) 17:38:44 ID:7N1CdXf+0 [sage]
>>676 じゃあ続きを書きますね
>>677 友達によると『お前から嫌な雰囲気を感じる』との事です。
答えになってない漠然とした答え方で申し訳ないですが
友達自身もその時は『理由は分からないけど
そうとしか言いようがない』と言っていました。
:10/03/16 13:11 :SH904i :HIdO/OKk
#576 [七氏]
680:本当にあった怖い名無し :2010/03/13(土) 17:42:17 ID:7N1CdXf+0 [sage]
続き
最初は散々驚いていた友達だったが
数日経つとそれも薄れてきたのかゲームの肝試しが再開された。
ちなみに友達とは人形が出てきた次の日にも
会っていたが嫌悪感は無くなっていたとの事。
自分は当時、友達の言ってる事がイマイチ理解できない
&見事なまでに霊感がなくそうゆう経験が0なのもあって
事件の当事者(?)でありながら全く躊躇などは無かった。
その後はゲームが3日間ぐらい続いたが何事も無くゲームが終了。
そしてするゲームのネタが尽きたのもあって友達が
『そういえば少し前にお前に感じた嫌悪感は霊が入ったからかも』
『今真っ暗なこの部屋で写メ撮れば何か写るかも』
見たいな事を冗談半分の口調で言い出した。
自分はあんまり信じていなかったのもあって
『もし撮れたらストーカーとしてそいつを警察に突き出す』
『あっ、でも女だった場合は彼女として迎え入れるぞw』
みたいな冗談で返してして撮影が開始された。
と言ってもそんなもの撮ろうと思って撮れる物じゃない。
最初は真面目というかお互いちょっとだけ
ビビリながら撮影していたけど全く撮れず。
そして開始から10分足らずで趣旨がずれ
携帯のライトや懐中電灯やライターなど色々な物を
駆使して怖い顔や霊っぽい写真をを撮る遊びに変わっていた。
:10/03/16 13:12 :SH904i :HIdO/OKk
#577 [七氏]
681:本当にあった怖い名無し :2010/03/13(土) 17:47:28 ID:7N1CdXf+0 [sage]
そして1時間ぐらいしてそれにも飽きた頃に自分が
『最後に何回かもう一度霊が取れるかやってみようか』
『そういえば俺の携帯連射撮影機能あるから、それで撮ってみよう』
と言って連射機能を使った撮影が開始。
しかし当然の事に撮れず、数順回し撮りが続いて
友達が自分を取った時に一枚一枚確認してると
『あれっ?これって・・・』と言い出した。
自分は『えっ、なんか撮れた?』と言い見せてもらうと
自分の左肩付近に薄っすらほこり?ごみ?みたいな物が写っていた。
友達はと若干顔を引きつらせたが自分は
『こんなわずかな事を霊っていったらキリがない
よく分からんが偶然だろ』と一切偽りの感情なく言った。
友達は『まあ・・・そうかもな』と半分納得のいかない感じで頷いた。
そして若干引きつっている友達に自分は
『もう一度撮れ!もしかしたら今がチャンスかもしれない!』
と言って、若干抵抗を示した友達に無理矢理数回自分を撮らせた。
そして友達が再び写真を確認してると『・・・・撮れた』と一言。
自分は少し動揺したが確認はしていないのもあって冗談で
『男?女?どっち!?』と冗談を言いながら友達に詰め寄ると
物凄い力抑えられて『お前は見ない方がいい』
と言い即効で保存せずにアプリを終了した模様。
:10/03/16 13:12 :SH904i :HIdO/OKk
#578 [七氏]
682:本当にあった怖い名無し :2010/03/13(土) 17:49:20 ID:7N1CdXf+0 [sage]
友達によると
○写真は左肩付近に真正面に顔がぼんやり浮かびあがったような写真
○男か女かは分からない、顔の輪郭と目・鼻・口のみが写っていた
○顔の色は薄い白
との事、ちなみにその後は
『俺をビビらすためにそう言ってるだけやろ』
『どうせ嘘だろ?』などとと言っても友達は
『そう思うなら、そう思ってくれていい』
とのみ答えるだけだった。
そしてその後は自分がしらけるような形で解散。
写ったといわれる写真の真相は友達にしか
分からないけど正直自分は殆ど信じていないです。
あとこれはこぼれ話ですが
その数ヵ月後に同じ友達と一緒に学校通勤をして
いるときにトンネルに入った直後に
一瞬窓ガラスに自分の左肩に女性らしき人が
見えたとか言っていました。
友達はそれを見て
『お前・・・左肩に気をつけろよ』
『あの人形が全ての始まりっぽいな』
『でも悪い感じはしない』
みたいな事を言ってますが殆ど信じていません。
でも・・・未だに童貞で彼女が一度も出来ないのは
その左肩の女性のせいかなーとも思っていたりもしますw
以上でこの話は終わりです。
と言うよりそれから3年ぐらい経っていますが
特に目立った霊(?)体験は殆どないです。
:10/03/16 13:14 :SH904i :HIdO/OKk
#579 [(・´ω`・)]
うは…人形怖…
:10/03/16 13:48 :SH001 :qH2ukYd2
#580 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
これは四年前のちょうど今頃。
当時、大学生だった俺と三人の悪友A、B、C。
それとCの彼女であるDで、夏の恒例の肝試しと称して某県の廃墟に行った時の話です。
当時、Cが付き合い始めた彼女Dも少々霊感があると言うので廃墟ツアーに一緒に行く事となった。
廃墟に繋がる獣道に車から降りて入った途端に、急に彼女Dが
「変に空気が重い感じがする。」
とか言うんだ。
まぁ、俺達は霊と言うものを信じてなかったので
「マジ〜?」
とか言って、ワイワイしながら構わず廃墟に辿る道を進んで行ったのだが、急にBが
「寒くねぇ?」
とか言い出した。
Bの冗談だろう、と俺とAは軽く笑って
「ビビるなよ。」
とか言って、どんどん進んで行ったのだが、BとCと、その彼女のDは後ろで立ち止まっている訳よ。
俺とAは
「ビビるなよ、来い。」
と言ったけど、Cが
「無理、無理。」
とか返事して、来ようとしない。
:10/03/17 19:17 :SH001 :u1tQ2xO2
#581 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
俺とAは
「あいつらビビってるな。」
とか呆れて、二人だけで廃墟に侵入する事になった。
廃墟は三階建ての旅館で、入口は長い雑草で覆われていた。
ちょっと躊躇したけど、それでも俺達は構わずに入る事にした。
入口に入って辺りを見回したけど、当然廃墟なのでボロボロだった。
入って右側の廊下の突き当たりに二階に上がる階段があったので、とりあえず二階に上がる事にした。
その時、後ろからBが全速力で入ってきた。
一瞬ビビったが、俺達は
「どうした?」
って、Bに問いかけると
「Cの彼女が急に吐いたから、Cは彼女を連れて車に戻った。」
「だからC達と一緒に戻ろうと思ったけど、お前等にビビリとは思われたくないからな。」
と、ビビッた真顔で返してきた。
まぁ全力で走ってきたから、実際は一人残されるのが怖かったんだろう。
それで俺とA、Bの三人は二階に上がる事にした。
二階を探索してると、五つの客室と大風呂が確認できた。
:10/03/17 19:18 :SH001 :u1tQ2xO2
#582 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
怖い雰囲気はあったが、そのまま中に入る事はしないで、大風呂右の廊下の突き当たりにある階段を上がって三階に行く事にした。
しかし三階に上がる階段はパイプ椅子と机で埋め尽くされていて、上がる事ができないようにされていた。
仕方がないから、二階の各部屋を見て回ろうと言う事になった。
まず風呂とその斜め向かいの部屋を見たのだが、特に何もなかった。
そして少し離れた所にある隣り合わせの二部屋を見たが、また特に何もなかった。
「何もないな〜。」
とか言って、最後の部屋に入った。
その部屋は真ん中に大きな仕切り、キッチン、風呂と他の部屋の二倍ぐらいの広さだった。
部屋に入るや、さっそく仕切りの裏側に回ったAがいきなり
「ゲッ!」
と呟いた。
俺とBも
「なんだ?」
と言って、Aの所に駆け寄ってAの目線の先を見て唖然とした。
仕切りの裏には、おかっぱの少女のヒビ割れた遺影と、朽ち果てた菊の花が置かれていた。
状況から明らかに悪戯なんかじゃなく、供養である事が分かった。
唖然と見つている俺達の意識を戻すかのように、部屋のドアが風もないのに
ギイィイィ
と音を立てながら、ゆっくりと閉まった。
:10/03/17 19:19 :SH001 :u1tQ2xO2
#583 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
俺達は一瞬ポカンとしたが、その直後に
ガタガタガタッ!
と、三階へ上がる階段に積んであったパイプ椅子や机が崩れた。
もの凄い音が響いて、その音と同時にBが
「ヤバイんじゃないか!?ヤバイんじゃないか!?」
と取り乱し始め、Aは恐怖をかき消すような大きな声で
「偶然だろ!廃墟だし!廃墟だし!」
と怒鳴りだした。
そして俺は…俺の目線は、少し開いたトイレの隙間に釘付けになって声が出ない。
俺は、隙間の目線と目が合ってしまった。
その瞬間、体温がグンと下がるのを感じた。
実際に下がったかどうかは分からないが、とにかく寒気が凄かった。
固まっている俺に気づいたAも、俺の目線の方向を見て
「ヒィッ!!」
と一瞬甲高い声を上げて、完全に固まった。
Bの
「ヤバイんじゃないか!ヤバイんじゃないか!」
と言う声が、相変わらず聞こえていた。
:10/03/17 19:20 :SH001 :u1tQ2xO2
#584 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
しかしそれが、どんどん別の声に聞こえてきた。
いや、だんだんと言っている内容も声も別人に変わっていった。
「ヤバイんじゃないか!ヤ!なんで、な!」
Bでなく、女の声で
「なんで、なんで!こ!ここ!」
「ここここここここここここここここ。」
と、言っているように聞こえた。
Bの方を向きたいが怖くて、向けない。
Aも同じ様子だった。
Bの声はずっと「こ」が続きっぱなし。
しかしそれは、長い時間に感じたが、実際は数秒だろう。
その時、外からクラクションの音が聞こえてきた。
Cが呼んでいるのが明らかなのは分かるが、俺は怖くて動けない。
そしたらAが急に俺に
「動くな!待っとけ!」
と言って、全速力で走り出し部屋を出て行った。
数分後、Aが戻ってきて
バシン!バシン!
と、動けない俺とBに強烈なビンタをした。
:10/03/17 19:21 :SH001 :u1tQ2xO2
#585 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
俺とBが我に返ってAと目を合わすと、三人で全速力で部屋を出て車に向かった。
Aは走りながら
「大変な事になっている。」
「いいか?いいか!?これから直ぐに帰るからな!」
「車に戻っても、何も言うな!いいか?」
と、俺達に息を切らしながら言った。
車に戻った俺とBが、見たものは。
泣いているCの隣で、白目で泡を出しながら意味不明な事を叫んでいるDだった。
俺達は無言で車に乗り込み、廃墟を後にしてAの家に帰った。
Aの家の着く頃には、Dがいつの間にか眠っていた。
後日談になるが。
本当に最悪な事態になったのは、その翌日からだった。
また明日、廃墟に坊さんと行く事になっています。
廃墟に関して。
この話をここに書いたのは、廃墟に軽い気持ちで行って欲しくないからです。
俺達のように、最悪な事になる危険性があります。
この書き込みは、AとBとCの許可を得て書きました。
他の人に、俺達のようになって欲しくないとの想いからです。
明日の夜、Dとその両親も含めて坊さんと廃墟に行きます。
俺等にとって、またCの為にも。
そして…。
何よりDに、元に戻って欲しいからです。
:10/03/17 19:22 :SH001 :u1tQ2xO2
#586 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
:10/03/17 19:23 :SH001 :u1tQ2xO2
#587 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
:10/03/17 19:24 :SH001 :u1tQ2xO2
#588 [七氏]
あげー
:10/03/20 17:44 :831SH :OzY9UoM2
#589 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
なんか廃墟の続きあったから貼る
:10/03/20 21:39 :SH001 :MZyxA8xM
#590 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
御祓いに行ってきました。
御祓いは今回で十四回目で、私とA、B、Cにとっては最後の御祓いでした。
また、元凶となった廃墟(正確には跡地)での最初で最後の御祓いになりました。
後はDの回復を願うばかりです。
―後日談―
Aの家に着いた後、とりあえずDをベットに寝かせて俺達は床に雑魚眠した。
怖いので電気はつけたままだった。
どのぐらい寝たのかは分からないが、突然のBの
「ヒィッ!」
って叫び声にビックリして目が覚めた。
と同時に俺も
「アァ!!」
と、叫んでしまった。
ベットの上で、無表情に俺達を見下ろすDが立っていたからだ。
俺の声に気づいて起きたAとCも、Dを見て唖然としていたが、すぐにCが
「Dちゃん、大丈夫!?」
と聞くと、突然俺達を睨み付けるような目つきになり、甲高いダミ声まじりで首を上下に少し振りながら
「ヴヴ〜、ヴヴ〜…。」
一瞬、止まって
「ケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!」
笑い声でもない、抑揚のない「ケ」が延々と続く。
壊れた玩具のように、全く止まらない。
大きく横に不自然に開いた口からは唾が飛び出し、口端からは涎が垂れていた。
:10/03/20 21:40 :SH001 :MZyxA8xM
#591 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
それを見て、Cは泣きながら怒り
「ふざんけなんよー!!よー…。」
Cの声もそれなりに大きい声だった為、隣人が壁を蹴って苦情を言ってきた。
それでもDは「ケ」が止まらない状態で、俺達にもDを止められなかった。
結局俺達は救急車を呼び、Dの親にはCが連絡した。
二日後、Cから
「Dは入院する事になった。」
「明日、Dの親に全員で会って欲しいとの連絡があった。
」
翌日。
Dの親には色々と説明したが、親としては当然ながら俺達の事をとても許す様子はなく
「Dも悪いが、君達にも責任はある。」
「Dが回復しない限り、許さない。」
「こちらから連絡するまでは、Dへの面会はしないでくれ。」
と、言われた。
そして、夏休みが明けた。
DもCも休学していた。
十月に入ってから、Cが大学を辞めた。
そして、年末にCから連絡があった。
Dの親とCに付き添われ、俺達は、あの日以来始めてDと会う事になった。
:10/03/20 21:41 :SH001 :MZyxA8xM
#592 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
Dの家に上がり、大広間に通された。
真ん中の布団の上にDが座っていた。
周りにはいくつもの赤い毛糸の玉や、綺麗に隙間無く青や赤や黒色で塗りつぶされた画用紙が散乱していた。
Dは赤い毛糸を握り締めながら、なんかブツブツ呟いていた。
俺達は何も声が出せなかった。
Dの父が、俺達に泣きながら言った。
「もう、どうしようもないんだよ…。」
俺達はDを見つめたまま何も返せなかった。
Dの母も泣いていた。
Cは俯いて、黙っていた。
Dの父が
「おい、これを見ろ。」
って言って、写真を俺達に渡した。
写真は、布団の上に座るDを写した物だった。
そこにはカメラを睨みつけるDと、写真全体に広がる人の顔。
正確には、女性の輪郭が写っていた。
二枚目の写真には、Dの体を覆うような赤黄色い光。
三枚目の写真のDの顔は綺麗に半分に割れていた。
写真を見て唖然としている俺達に、Dの父が言った。
「分かるよね。」
俺達は溜め息と共に頷いた。
Dの父は、さらに言った。
「御祓いをしなくちゃいけない、Dの為にも。」
「君達の為にも…御祓い…分かるよね…。」
俺達の会話を、Dが赤い毛糸を握り締めたまま睨んで聞いていた。
:10/03/20 21:42 :SH001 :MZyxA8xM
#593 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
帰り際、Cが
「毎日夜中に、部屋の中をグルグル歩き回っているってDの親から聞かされた…。」
と、言っていた。
すみません。
少し、気分が悪くなってきました。
明日仕事があるので、今日はここまでにします。
後日談の続きは、また機会があれば。
Dが完全に回復したら、まとめて書きます。
元々、霊なんて信じてなかったけど、今でも自分の体験が理解できない部分があります。
これまでの御祓いの際に見た、Dの奇行。
いわゆるTVで見た事のある物と、大分違うなと思いました。
本当に恐ろしい。
悲しくなるし…。
Dの異変の原因が、本当に霊の仕業なら。
お坊さんの御祓いの効果で治って欲しい。
と、願ってます。
End
:10/03/20 21:44 :SH001 :MZyxA8xM
#594 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
この話を提供してくれたサイトの人が事故って入院中なので続きはわかりません^ω^
:10/03/20 21:50 :SH001 :MZyxA8xM
#595 [七氏]
続き気になる
:10/03/21 11:32 :831SH :ToiQCgAU
#596 [ドナルド]
らんらんるーw
:10/03/21 23:10 :PC :tYctfMKE
#597 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
自分も気になるけど続きがわからない。ごめん。
:10/03/22 22:34 :SH001 :GR28331o
#598 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
【自傷行為】
俺のこの書き込みをみた人、よく覚えていてほしい。
リスカやらODやらの自分を傷つける行為は絶対するな。
天罰ってものは本当に下るんだと思う。
中学〜高校まで(似非)メンヘラ全盛期だった俺。
部屋血まみれにしながらリスカは当たり前、自殺未遂を何回も繰り返し、心療内科から出た薬は1日で一気のみetc…とにかくやりたい放題だった。
高校を出てから何ヵ月かたったくらいか、バイト先で嫌な事があって帰宅後早速リスカでもしようかーとカッターを取り出した時だった。
:10/03/22 22:42 :SH001 :GR28331o
#599 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
文章にするとすごくわかりにくいんだが、テレビか何か見てるみたいに鮮明に俺が唯一の親友の腕を切り刻む映像が脳内で再生された。
人の肉を切る感触から血の臭いまでリアルに伝わってくる。
それ以来俺が何らかのメンヘラ行動を起こそうとする度この映像は頭の中に流れた。
窓から飛び降りようとした時はビルの屋上から落ちて肉片化したトーチャンが、首を吊ろうとした時は首を吊り息耐えてる妹。
必ず親い人間がその時俺が取ろうとした行動で死んだり苦しむものだった。
:10/03/22 22:43 :SH001 :GR28331o
#600 [(・´ω`・)◆hF/FePK.YI]
その度何故だかすごい不快感に教われて嘔吐。
そして徐々に漏れはメンヘラ行動を取ることはなくなった。
まぁ自業自得なんだが、毎回見るあの映像は本当に恐ろしかった。
親からもらった体。
粗末にするもんじゃないな…。
End
:10/03/22 22:43 :SH001 :GR28331o
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