【トイレの上から】怖いコピペ総合【誰か覗いてる】
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#555 [(・´ω`・)]
高校の時に「死神」って話が流行った。
それはある話を聞くと、その話を聞いた三日以内の夜中の三時に急に目が覚め、死神が自分の所に来るって話だった。
周りの友達やら先輩やら
「俺もきた!」
とか
「マジで三時に起きちゃった!」
とかいろいろ盛り上がった。
その噂を聞いてたんだけど、俺は霊感もないくせにそういうリアルな話や肝試しが嫌いで。
「この話を聞いたら死神がくる。」
という、その話自体は聞かない様にしていた。
でもある日の美術の時間。
俺の前の席のやつ二人がその話をしていて、俺はその話を聞く気もなかったのに、聞こえて内容を知ってしまった。
聞いた瞬間は若干へこむ程度でまだ
「やべ〜、聞いちゃったよ〜。」
くらいで余裕があったけどその日の夜。
普段は寝たら朝まで爆睡な俺なのに、夜中に突然目が覚めた。
で、目が覚めた瞬間、死神の話を思い出した。
「あっ、やべぇ。」
「これマジだ。」
と思って怖がってたら、居間にあるぼん時計?が
ボーン ボーン ボーン
って三回鳴った。
:10/03/13 18:54 :SH001 :☆☆☆
#556 [(・´ω`・)]
で、しばらくすると風の音もまったくしないのに、ずっと窓が
ギシッ……ギシッ……ギシッ………
って軋んでた。
金縛りとかはなかったけど、窓の方なんてとても見れなかった。
一時間くらい?するとその音は止んで、それ以外の事は何も起きなかったけど、死ぬ程怖かった。
で、俺は早速次の日の夕方、遊びに行った後輩ん家で後輩に死神の話を話す事にした。
死神の話は俺の通ってた高校で流行ってた話で、その後輩は俺と学校が違うため、その後輩は死神の話を何も知らない。
俺は
「『ある話』を聞くと死神がくる。」
とかそんな前置きは何も説明しないで、家から帰る間際、いきなりその話をその後輩に話した。
で、その話を聞かせたあとに
「いまの話聞いたら、死神くるから。」
と言って帰った。
後輩は
「はぁ!?まじかよ?」
くらいな感じで、その時は半信半疑みたいな感じだった。
:10/03/13 18:56 :SH001 :☆☆☆
#557 [(・´ω`・)]
後輩に会うやいなや、後輩は少しへこみぎみ。
若干切れぎみで後輩から
「マジで死神きたじゃん!」
と言われたので俺は満面の笑みで
「だろ?マジだろ?」と返した。
後輩の話では夜中にいきなり起きて、そいつの部屋は二階なんだけど、誰かが階段を上がってきて、ずっとそいつの部屋の前に何かが立っていたらしい。
俺は満面の笑みで
「だろ?マジだろ?」
と返した。
俺の話はこれで終わりなんだけど、これに出てくる「ある話」ってのは元々は沖縄の話らしくて。
その内容は俺は今はちゃんと覚えてないけど少女、森、本とかでてきて何か不気味な話だった。
沖縄の人知らないかな?
つ「多分これだ。」
:10/03/13 18:58 :SH001 :☆☆☆
#558 [(・´ω`・)]
ある昼下がり。
小鳥のさえずる森の中を、一人の少女が走っていた。
「お母さん!どこにいるの?」
叫ぶ少女。
だが返事は無い。
そのうち少女は、とある家の前に辿り着いた。
「ここね!ここにいるのね!」
そう言って少女は扉を開けた。
だがそこにあったのは、
たった一冊の日記帳。
何もない家の中心にポツリと置かれている。
少女はそっと手に取り、読み始めた。
「五月十六日。」
「明日は楽しい楽しいクリスマス。」
「プレゼントがいっぱい。」
「とっても楽しみ。」
「五月十七日。」
「サンタさんがこない。」
「サンタさんがこない。」
「サンタさんがこない。」
「五月十八日。」
「昨日はとっても楽しかった。」
「サンタさんにいっぱいプレゼントもらっちゃった。」
:10/03/13 19:00 :SH001 :☆☆☆
#559 [(・´ω`・)]
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「でもおかしいなあ。」
「そのプレゼントどこに置いたんだろう?」
「九月三十三日。」
「時計の針がね、ゆっくりゆっくり私に近づいてくるの。」
「十二月六十五日。」
「今日ね、お外に出てみたの。」
「そしたら人がいっぱい、いたんだよ。」
「いっぱい、いっぱい、いたんだよ。」
「でもみんな変な色だった。」
「なんでかな?」
少女は突然、日記帳を閉じた。
少女は気付いてしまったのだ。
そう。
少女は、気付いてしまったのだ…。
End
:10/03/13 19:02 :SH001 :☆☆☆
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