ぞっ‥とする怖い話
最新 最初 全 
#401 [匿名さん.]
:10/06/06 23:31
:F01A
:.WqGS99o
#402 [タラスパ@鈴蘭(^-^)]
>>394じゃあお辞儀するときは
背中そるのかな
想像したら吹いた
:10/06/07 00:51
:P08A3
:0OEMq2dY
#403 [七氏]
:10/06/07 20:18
:F01A
:.glKH5zY
#404 [七氏]
私が幼い頃に体験した話
ある日私は一人で近所の公園で遊んでいた。
いつも通り砂場でお団子を作ったりお山を作ったりして砂遊びを満喫していた。
夕方になり、もうそろそろ帰らなければ母に怒られてしまう時間になった。しかし、そこは子供。そんなことは気にもせず砂遊びに夢中。
すると、公園の入り口付近から声が。
『ちえちゃーん(仮名)、夕飯できたわよー』
お母さんだ、お母さんの声がする。私の帰りが遅いから迎えに来てくれたんだ。
:10/06/08 06:13
:P905i
:u8HtIPp.
#405 [七氏]
しかし私はもう少し遊んでいたくて、怒られるとは思いつつも母の方には目もくれず
『もうちょっとだけ遊んで帰るー』と言った。
すると
『すぐ帰ってくるのよ』と母の言う声が聞こえた。
私はあれ?と思った。何で怒らないんだろう。母は門限等といった時間のことにはうるさくて(就寝時間やゲームは1日何時間とか)少しでも時間が過ぎるとものすごい怒る人だった。
そんな母がまったく怒らなかったのだ。
不思議に思いつつも、私は遊び続けた。遊びながらも母の声がした公園の入り口付近に目をやると母の後ろ姿が見えた。
『あれ…お母さんあんなエプロンしてたっけ』
その日母はいつもしているエプロンとは違う、別の種類のエプロン(今思えばエプロンじゃなくて普通の洋服だったかも)をしていた。
:10/06/08 06:22
:P905i
:u8HtIPp.
#406 [七氏]
それから15分か20分くらい経った。
周りで遊んでいた子ども達もいなくなり、辺りも本格的に暗くなりだした。
お腹も空きはじめた私は家に帰ることにした。
『遊びすぎちゃった…お母さん絶対怒るだろうな』とビクビクしながら私は家路を急いだ。
家に着き、恐る恐る玄関を開け『ただいまー…』と言うと予想通り、
『何時だと思ってるの!こんな時間まで遊んでちゃダメでしょ!!』とカンカンな母がいた。
お説教を受けつつ、私はふと母のエプロンに目をやった。『あれ、さっきのエプロンじゃない…』
説教が終わり、私は母に聞いた。『お母さん、さっきのエプロンは?新しいエプロンは脱いじゃったの?』
:10/06/08 06:30
:P905i
:u8HtIPp.
#407 [七氏]
母『新しいエプロン?何のこと?』
私『さっき迎えに来てくれた時にしてた真っ白の…お母さんしてたじゃん』
母『何言ってるの!お母さんは白いエプロンなんて持ってないし、そもそも迎えになんて行ってません!』私『うそ!だって…』
母『変な事言ってないでサッサと手洗ってうがいしてきなさい!(怒)』
私は信じられなかった。だってその“母らしき人”はちゃんと私の名前(ちえ←仮名)と私を呼んだのだ。それに、その人物の呼び声に返事をし会話をしたのは私だけだったし、誰か他の子どもの母親とは考えにくい。
私はなんだか胸がモヤモヤしてすっきりしないままだった。
しかし当時幼かったので、一晩寝ればそんなことはすぐ忘れてしまった。
:10/06/08 06:39
:P905i
:u8HtIPp.
#408 [七氏]
それから数日後。
私は再び一人で公園遊んでいた。その日も夕方になっても一人で遊んでいた。
すると
『ちえちゃーん、ご飯できたわよー』
その声は、またしても私に向けての言葉だった。
その瞬間、私は忘れていたあの出来事を思い出した。そして同時に言いようのない恐怖にかられた。
『も…もうちょっと遊んでから帰る…』
『そう…早く帰ってくるのよー…』
私は冷や汗を尋常じゃない程ダラダラ流し、心臓はバコバコ鳴り、今にも泣き出しそうだった。
お母さんじゃない!
子どもながらに直感でそう感じると同時に、ものすごい嫌な感じでいっぱいになった。勇気を振りしぼり、ちらっとそちらに目を向けた。
公園を去るその後ろ姿…白いエプロンの女。
私は金縛りにあったかのように、その女から目を離せずにいた。すると、その女の足が止まった…自分の血の気が一気に引いていくのが分かった。
:10/06/08 06:50
:P905i
:u8HtIPp.
#409 [七氏]
その瞬間、人間の本能なのだろうか。『やばい』と思ったその一瞬で、金縛りが解けた。私は幼いながら危機を察知して、公園から急いで走って逃げた。
柵(柵といっても悠々飛びこえられるくらいの)を飛び越え、一目散に家へ向かって逃げた。振り返る余裕もなく、ただただ走った。
家の前まで着くと、玄関前に母がいた。ちょうど夕飯の買い物の帰りだった。
その時には私はもう泣きじゃくっていて、母に飛びついてわんわん泣いた。
母親は最初、夕飯の支度が遅れてダダをこねてると思ったらしいが、私の異様な泣き方を見ておかしいと思ったらしい。
とりあえず家に入り、落ち着きを取り戻してから私は母にすべてを話した。母はしばらく一人で公園で遊ぶのはやめなさいと言った、私もそう思った。
:10/06/08 07:00
:P905i
:u8HtIPp.
#410 [七氏]
:10/06/08 07:06
:SH905i
:lh12Zfb2
#411 [七氏]
それからしばらくは、母に登下校の時も付き添ってもらった。
家バレしてるんじゃないかと、家の中にいる時や寝る時までもビクビクしながら泣いていたが、母や父が優しくなだめてくれたので、だんだん私の怖さも薄れていった。
母や父も、私の異常な怖がり方や泣きっぷりをみて、私の勘違いやイタズラとは思えなかったらしく、真剣に対処してくれた。
警察にも一応連絡をして、家の周りや近所を巡回してくれるようになった。
でも、今だにその女がなぜ私の名前を知っていたのかはいくら考えても分からない。
それから何ヵ月か時が流れたある日、隣街で幼児を狙った変質者が捕まった。
犯人は女。女児だけを狙い自分の家に連れ込んだりしたという。
白いエプロンをつけていたかは…謎。
:10/06/08 07:12
:P905i
:u8HtIPp.
#412 [七氏]
>>404-411以上、私の実体験でした。長々とすいません、あまり怖くないかもしれません。でも当時の私は本気で怖かったです。
文章も読みづらいかもしれませんが、すみません。
:10/06/08 07:14
:P905i
:u8HtIPp.
#413 [か]
誰か「新耳袋 庭」って検索してみ(*_*)
話しってゆうか動画なんだけど今まで見た中でダントツに一番怖かった
今でも思い出すと怖い
:10/06/08 15:12
:PC
:AxSCVk9Y
#414 [新米◆SUHWfIzc52]
あとで検索してみる
:10/06/08 15:26
:SH004
:5VVDp8Nc
#415 [七氏]
:10/06/08 17:28
:P02B
:OjXSvOaM
#416 [新米◆SUHWfIzc52]
見てきた
ありそうで怖いwwww
なかなかでした
:10/06/08 18:18
:SH004
:5VVDp8Nc
#417 [か]
>>415幽霊系、殺人事件があった家の話し
リングの監督さんが作ったらしいよ、さすが!
あと関連動画にあるトリハダ系も怖くて面白いですよ
:10/06/08 18:22
:PC
:AxSCVk9Y
#418 [七氏]
:10/06/09 00:25
:SH05A3
:UlChihUw
#419 [チョココロネ]
あるカップルがセックスしてたら前からダンプが突っ込んできたんだって。彼氏は即死で彼女だけ生き残ったんだけど彼女の口になにか入ってたんやて。衝撃でセックス中に彼氏のチンコをかみ切っちゃって死んだ彼氏のチンコだけが口に残ってたんだって
:10/06/09 10:46
:SH06A3
:4kJ4zsa6
#420 [(・´ω`・)]
:10/06/09 17:36
:SH001
:LqxdfDEM
#421 [七氏]
カーセックスだろ
:10/06/09 18:32
:SH01B
:.WGfqpXU
#422 [名無し]
:10/06/14 05:03
:F706i
:xLLEjnp2
#423 [名無し]
:10/06/14 05:05
:F706i
:xLLEjnp2
#424 [七氏]
友達がトイレに行き1時間ぐらいして戻ってきた
そして帰って来て最初にはなった言葉・・・・・・
あっちゃんの動画見ながらシコッてた・・・結構ひきました
:10/06/14 18:08
:SH903i
:sMIBqh8M
#425 [七氏]
/\___/ヽ
.//~ ~\:\
| (●) (●) :|
| _ノ(、_,)ヽ_ :|
| `-=ニ=-′ ::|は?
`\ `ニニニ′.::/
/`ー----―´\
:10/06/14 19:00
:SH001
:1P1ZQP7w
#426 [七氏]
コピペ(長編)
親父の実家は自宅から車で二時間弱くらいのところにある。
農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、高校になってバイクに乗るようになると、夏休みとか冬休みなんかにはよく一人で遊びに行ってた。
じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。
でも、最後に行ったのが高校三年にあがる直前だから、もう十年以上も行っていないことになる。
決して「行かなかった」んじゃなくて「行けなかった」んだけど、その訳はこんなことだ。
:10/06/14 22:13
:840SH
:AgdrB94g
#427 [七氏]
春休みに入ったばかりのこと、いい天気に誘われてじいちゃんの家にバイクで行った。
まだ寒かったけど、広縁はぽかぽかと気持ちよく、そこでしばらく寛いでいた。そうしたら、
「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」
と変な音が聞こえてきた。機械的な音じゃなくて、人が発してるような感じがした。
それも濁音とも半濁音とも、どちらにも取れるような感じだった。
何だろうと思っていると、庭の生垣の上に帽子があるのを見つけた。
:10/06/14 22:14
:840SH
:AgdrB94g
#428 [七氏]
生垣の上に置いてあったわけじゃない。
帽子はそのまま横に移動し、垣根の切れ目まで来ると、一人女性が見えた。
まあ、帽子はその女性が被っていたわけだ。
女性は白っぽいワンピースを着ていた。
でも生垣の高さは二メートルくらいある。その生垣から頭を出せるってどれだけ背の高い女なんだ…
驚いていると、女はまた移動して視界から消えた。帽子も消えていた。
また、いつのまにか「ぽぽぽ」という音も無くなっていた。
:10/06/14 22:16
:840SH
:AgdrB94g
#429 [七氏]
そのときは、もともと背が高い女が超厚底のブーツを履いていたか、踵の高い靴を履いた背の高い男が女装したかくらいにしか思わなかった。
その後、居間でお茶を飲みながら、じいちゃんとばあちゃんにさっきのことを話した。
「さっき、大きな女を見たよ。男が女装してたのかなあ」
と言っても「へぇ」くらいしか言わなかったけど、
「垣根より背が高かった。帽子を被っていて『ぽぽぽ』とか変な声出してたし」
と言ったとたん、二人の動きが止ったんだよね。
いや、本当にぴたりと止った。
:10/06/14 22:17
:840SH
:AgdrB94g
#430 [七氏]
その後、「いつ見た」「どこで見た」「垣根よりどのくらい高かった」と、じいちゃんが怒ったような顔で質問を浴びせてきた。
じいちゃんの気迫に押されながらもそれに答えると、急に黙り込んで廊下にある電話まで行き、どこかに電話をかけだした。
引き戸が閉じられていたため、何を話しているのかは良く分からなかった。
ばあちゃんは心なしか震えているように見えた。
じいちゃんは電話を終えたのか、戻ってくると、
「今日は泊まっていけ。いや、今日は帰すわけには行かなくなった」と言った。
:10/06/14 22:18
:840SH
:AgdrB94g
#431 [七氏]
――何かとんでもなく悪いことをしてしまったんだろうか。
と必死に考えたが、何も思い当たらない。
あの女だって、自分から見に行ったわけじゃなく、あちらから現れたわけだし。
そして、「ばあさん、後頼む。俺はKさんを迎えに行って来る」
と言い残し、軽トラックでどこかに出かけて行った。
:10/06/14 22:18
:840SH
:AgdrB94g
#432 [七氏]
ばあちゃんに恐る恐る尋ねてみると、
「八尺様に魅入られてしまったようだよ。じいちゃんが何とかしてくれる。何にも心配しなくていいから」
と震えた声で言った。
それからばあちゃんは、じいちゃんが戻って来るまでぽつりぽつりと話してくれた。
この辺りには「八尺様」という厄介なものがいる。
八尺様は大きな女の姿をしている。
名前の通り八尺ほどの背丈があり、「ぼぼぼぼ」と男のような声で変な笑い方をする。
:10/06/14 22:19
:840SH
:AgdrB94g
#433 [七氏]
人によって、喪服を着た若い女だったり、留袖の老婆だったり、野良着姿の年増だったりと見え方が違うが、女性で異常に背が高いことと頭に何か載せていること、それに気味悪い笑い声は共通している。
昔、旅人に憑いて来たという噂もあるが、定かではない。
この地区(今は○市の一部であるが、昔は×村、今で言う「大字」にあたる区分)に地蔵によって封印されていて、よそへは行くことが無い。
八尺様に魅入られると、数日のうちに取り殺されてしまう。
最後に八尺様の被害が出たのは十五年ほど前。
:10/06/14 22:20
:840SH
:AgdrB94g
#434 [七氏]
これは後から聞いたことではあるが、地蔵によって封印されているというのは、八尺様がよそへ移動できる道というのは理由は分からないが限られていて、その道の村境に地蔵を祀ったそうだ。
八尺様の移動を防ぐためだが、それは東西南北の境界に全部で四ヶ所あるらしい。
もっとも、何でそんなものを留めておくことになったかというと、周辺の村と何らかの協定があったらしい。
例えば水利権を優先するとか。
八尺様の被害は数年から十数年に一度くらいなので、昔の人はそこそこ有利な協定を結べれば良しと思ったのだろうか。
:10/06/14 22:21
:840SH
:AgdrB94g
#435 [七氏]
そんなことを聞いても、全然リアルに思えなかった。
当然だよね。
そのうち、じいちゃんが一人の老婆を連れて戻ってきた。
「えらいことになったのう。今はこれを持ってなさい」
Kさんという老婆はそう言って、お札をくれた。
それから、じいちゃんと一緒に二階へ上がり、何やらやっていた。
ばあちゃんはそのまま一緒にいて、トイレに行くときも付いてきて、トイレのドアを完全に閉めさせてくれなかった。
ここにきてはじめて、「なんだかヤバイんじゃ…」と思うようになってきた。
:10/06/14 22:21
:840SH
:AgdrB94g
#436 [七氏]
しばらくして二階に上がらされ、一室に入れられた。
そこは窓が全部新聞紙で目張りされ、その上にお札が貼られており、四隅には盛塩が置かれていた。
また、木でできた箱状のものがあり(祭壇などと呼べるものではない)、その上に小さな仏像が乗っていた。
あと、どこから持ってきたのか「おまる」が二つも用意されていた。
これで用を済ませろってことか・・・
:10/06/14 22:22
:840SH
:AgdrB94g
#437 [七氏]
「もうすぐ日が暮れる。いいか、明日の朝までここから出てはいかん。俺もばあさんもな、お前を呼ぶこともなければ、お前に話しかけることもない。そうだな、明日朝の七時になるまでは絶対ここから出るな。七時になったらお前から出ろ。家には連絡しておく」
と、じいちゃんが真顔で言うものだから、黙って頷く以外なかった。
「今言われたことは良く守りなさい。お札も肌身離さずな。何かおきたら仏様の前でお願いしなさい」
とKさんにも言われた。
:10/06/14 22:23
:840SH
:AgdrB94g
#438 [七氏]
テレビは見てもいいと言われていたので点けたが、見ていても上の空で気も紛れない。
部屋に閉じ込められるときにばあちゃんがくれたおにぎりやお菓子も食べる気が全くおこらず、放置したまま布団に包まってひたすらガクブルしていた。
そんな状態でもいつのまにか眠っていたようで、目が覚めたときには、何だか忘れたが深夜番組が映っていて、自分の時計を見たら、午前一時すぎだった。
(この頃は携帯を持ってなかった)
なんか嫌な時間に起きたなあなんて思っていると、窓ガラスをコツコツと叩く音が聞こえた。
:10/06/14 22:23
:840SH
:AgdrB94g
#439 [七氏]
小石なんかをぶつけているんじゃなくて、手で軽く叩くような音だったと思う。
風のせいでそんな音がでているのか、誰かが本当に叩いているのかは判断がつかなかったが、必死に風のせいだ、と思い込もうとした。
落ち着こうとお茶を一口飲んだが、やっぱり怖くて、テレビの音を大きくして無理やりテレビを見ていた。
そんなとき、じいちゃんの声が聞こえた。
「おーい、大丈夫か。怖けりゃ無理せんでいいぞ」
思わずドアに近づいたが、じいちゃんの言葉をすぐに思い出した。
また声がする。
:10/06/14 22:24
:840SH
:AgdrB94g
#440 [七氏]
「どうした、こっちに来てもええぞ」
じいちゃんの声に限りなく似ているけど、あれはじいちゃんの声じゃない。
どうしてか分からんけど、そんな気がして、そしてそう思ったと同時に全身に鳥肌が立った。
ふと、隅の盛り塩を見ると、それは上のほうが黒く変色していた。
:10/06/14 22:25
:840SH
:AgdrB94g
#441 [七氏]
一目散に仏像の前に座ると、お札を握り締め「助けてください」と必死にお祈りをはじめた。
そのとき、
「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」
あの声が聞こえ、窓ガラスがトントン、トントンと鳴り出した。
そこまで背が高くないことは分かっていたが、アレが下から手を伸ばして窓ガラスを叩いている光景が浮かんで仕方が無かった。
もうできることは、仏像に祈ることだけだった。
:10/06/14 22:26
:840SH
:AgdrB94g
#442 [七氏]
とてつもなく長い一夜に感じたが、それでも朝は来るもので、つけっぱなしのテレビがいつの間にか朝のニュースをやっていた。画面隅に表示される時間は
確か七時十三分となっていた。
ガラスを叩く音も、あの声も気づかないうちに止んでいた。
どうやら眠ってしまったか気を失ってしまったかしたらしい。
盛り塩はさらに黒く変色していた。
念のため、自分の時計を見たところはぼ同じ時刻だったので、恐る恐るドアを開けると、そこには心配そうな顔をしたばあちゃんとKさんがいた。
ばあちゃんが、よかった、よかったと涙を流してくれた。
:10/06/14 22:27
:840SH
:AgdrB94g
#443 [七氏]
下に降りると、親父も来ていた。
じいちゃんが外から顔を出して「早く車に乗れ」と促し、庭に出てみると、どこから持ってきたのか、ワンボックスのバンが一台あった。
そして、庭に何人かの男たちがいた。
:10/06/14 22:27
:840SH
:AgdrB94g
#444 [七氏]
ワンボックスは九人乗りで、中列の真ん中に座らされ、助手席にKさんが座り、庭にいた男たちもすべて乗り込んだ。
全部で九人が乗り込んでおり、八方すべてを囲まれた形になった。
「大変なことになったな。気になるかもしれないが、これからは目を閉じて下を向いていろ。俺たちには何も見えんが、お前には見えてしまうだろうからな。
いいと言うまで我慢して目を開けるなよ」
右隣に座った五十歳くらいのオジさんがそう言った。
そして、じいちゃんの運転する軽トラが先頭、次が自分が乗っているバン、後に親父が運転する乗用車という車列で走り出した。
:10/06/14 22:28
:840SH
:AgdrB94g
#445 [七氏]
車列はかなりゆっくりとしたスピードで進んだ。おそらく二十キロも出ていなかったんじゃあるまいか。
間もなくKさんが、「ここがふんばりどころだ」と呟くと、何やら念仏のようなものを唱え始めた。
「ぽっぽぽ、ぽ、ぽっ、ぽぽぽ…」
またあの声が聞こえてきた。
Kさんからもらったお札を握り締め、言われたとおりに目を閉じ、下を向いていたが、なぜか薄目をあけて外を少しだけ見てしまった。
:10/06/14 22:28
:840SH
:AgdrB94g
#446 [七氏]
目に入ったのは白っぽいワンピース。
それが車に合わせ移動していた。
あの大股で付いてきているのか。
頭はウインドウの外にあって見えない。
しかし、車内を覗き込もうとしたのか、頭を下げる仕草を始めた。
無意識に「ヒッ」と声を出す。
「見るな」と隣が声を荒げる。
慌てて目をぎゅっとつぶり、さらに強くお札を握り締めた。
:10/06/14 22:29
:840SH
:AgdrB94g
#447 [七氏]
コツ、コツ、コツ
ガラスを叩く音が始まる。
周りに乗っている人も短く「エッ」とか「ンン」とか声を出す。
アレは見えなくても、声は聞こえなくても、音は聞こえてしまうようだ。
Kさんの念仏に力が入る。
やがて、声と音が途切れたと思ったとき、Kさんが「うまく抜けた」と声をあげた。
それまで黙っていた周りを囲む男たちも「よかったなあ」と安堵の声を出した。
:10/06/14 22:30
:840SH
:AgdrB94g
#448 [七氏]
やがて車は道の広い所で止り、親父の車に移された。
親父とじいちゃんが他の男たちに頭を下げているとき、Kさんが「お札を見せてみろ」と近寄ってきた。
無意識にまだ握り締めていたお札を見ると、全体が黒っぽくなっていた。
Kさんは「もう大丈夫だと思うがな、念のためしばらくの間はこれを持っていなさい」と新しいお札をくれた。
その後は親父と二人で自宅へ戻った。
バイクは後日じいちゃんと近所の人が届けてくれた。
:10/06/14 22:30
:840SH
:AgdrB94g
#449 [七氏]
親父も八尺様のことは知っていたようで、子供の頃、友達のひとりが魅入られて命を落としたということを話してくれた。
魅入られたため、他の土地に移った人も知っているという。
バンに乗った男たちは、すべてじいちゃんの一族に関係がある人で、つまりは極々薄いながらも自分と血縁関係にある人たちだそうだ。
前を走ったじいちゃん、後ろを走った親父も当然血のつながりはあるわけで、少しでも八尺様の目をごまかそうと、あのようなことをしたという。
親父の兄弟(伯父)は一晩でこちらに来られなかったため、血縁は薄くてもすぐに集まる人に来てもらったようだ。
:10/06/14 22:31
:840SH
:AgdrB94g
#450 [七氏]
それでも流石に七人もの男が今の今、というわけにはいかなく、また夜より昼のほうが安全と思われたため、一晩部屋に閉じ込められたのである。
道中、最悪ならじいちゃんか親父が身代わりになる覚悟だったとか。
そして、先に書いたようなことを説明され、もうあそこには行かないようにと念を押された。
家に戻ってから、じいちゃんと電話で話したとき、あの夜に声をかけたかと聞いたが、そんなことはしていないと断言された。
――やっぱりあれは…
と思ったら、改めて背筋が寒くなった。
:10/06/14 22:31
:840SH
:AgdrB94g
#451 [七氏]
八尺様の被害には成人前の若い人間、それも子供が遭うことが多いということだ。
まだ子供や若年の人間が極度の不安な状態にあるとき、身内の声であのようなことを言われれば、つい心を許してしまうのだろう。
それから十年経って、あのことも忘れがちになったとき、洒落にならない後日談ができてしまった。
「八尺様を封じている地蔵様が誰かに壊されてしまった。それもお前の家に通じる道のものがな」
:10/06/14 22:32
:840SH
:AgdrB94g
#452 [七氏]
と、ばあちゃんから電話があった。
(じいちゃんは二年前に亡くなっていて、当然ながら葬式にも行かせてもらえ
なかった。じいちゃんも起き上がれなくなってからは絶対来させるなと言って
いたという)
今となっては迷信だろうと自分に言い聞かせつつも、かなり心配な自分がいる。
「ぽぽぽ…」という、あの声が聞こえてきたらと思うと…
・・・・・・。
:10/06/14 22:33
:840SH
:AgdrB94g
#453 [七氏]
:10/06/14 22:35
:840SH
:AgdrB94g
#454 [七氏]
:10/06/14 22:43
:W65K
:gtDJ8UDI
#455 [七氏]
:10/06/15 09:17
:F01A
:0kSiawvA
#456 [七氏]
早朝あげ
:10/06/16 06:12
:840SH
:kvro4Tno
#457 [最強に怖ッ]
からあげ
:10/06/16 14:08
:N905i
:.18XGLR6
#458 [七氏]
:10/06/16 14:47
:SH905i
:X5f/LLoM
#459 [らあめん]
:10/06/16 20:45
:auSH3F
:hpI8nV2o
#460 [七氏]
高校の時の実話。
真夏のすごく暑かった日。
暑すぎてみんなが授業に集中出来なくて、怖い話をすることになった。
ちょうどその時の授業の先生が霊感ある人で、みんな期待して聞いてた。
でも、話が進んでいくにつれて段々寒くなってきた。
私だけじゃなくて、他の人も寒いって言い始めた。
クーラーが入ってたから少しだけ涼しかったけど、寒いと感じることはなかった。
集中管理だから設定温度が変わることは絶対ない。
怖い話は好きなはずなのに、その時だけは聞きたくない気持ちが勝ってた。
早く終われって思ってたら背中を突かれた。
私の席は一番後ろだったから、後ろに人がいることはない。びっくりして、怖くて振り向けなくて、声も出なかった。
話が終わって先生が"お帰り下さい"って言った途端、寒い感じはなくなった。
しばらくしてまた暑くなったけど、その時はその暑さがすごく心地好かった。
長文すみません。
:10/06/16 22:27
:SH08B
:SiLyjFh2
#461 [七氏]
:10/06/17 16:11
:935SH
:QI6gsXCg
#462 [七氏]
:10/06/17 20:45
:F01A
:9PjXuGYI
#463 [七氏]
:10/06/21 15:57
:W53CA
:uOG8Q3.Q
#464 [観客さん]
:10/06/21 17:50
:N03B
:/Gwrzfo2
#465 [七氏]
:10/06/21 18:01
:F905i
:IXURNXW2
#466 [七氏]
田舎のじいちゃん家で風呂に入ろうとしたら排水口の所に黒い物体が。
「うわぁゴキや」と思ったらやけにデカイ。
それをよく見てみたら…………
:10/06/21 19:08
:S001
:0DqctEc2
#467 [七氏]
:10/06/22 02:34
:SH903i
:XMJJ.hHQ
#468 [七氏]
大ゴキと中ゴキがお尻合わせて繋がってた……
気持ち悪すぎて洗剤かけたら互いが互いの行きたい方に行こうと暴れたから、より気持ち悪かった。
:10/06/22 12:51
:S001
:mjgQJG.M
#469 [七氏]
:10/06/22 14:01
:N704imyu
:VD6ImKwY
#470 [七氏]
彼女も幽霊なんじゃない?
:10/06/22 18:24
:SH05B
:w09dKQOA
#471 [七氏]
:10/06/24 12:29
:K002
:AX5CZTzM
#472 [七氏]
:10/06/24 12:39
:K002
:AX5CZTzM
#473 [名無し]
信じる人と信じない人
それぞれいるから
なかなか.実体験とか
言えなぃんですょね…
この気持ちわかって
いただけますか…..??
:10/06/26 21:31
:N905i
:IOcMZlJE
#474 [七氏]
そんなのわかりません
:10/06/26 21:40
:W64SH
:2HB.5IVg
#475 [七氏]
>>470そんな事ってあるの?5年も幽霊と居たって事(´`)
:10/06/26 22:27
:N704imyu
:y.RVkKbY
#476 [七氏]
>>105観たことある!
でもそれ南明奈のこと
じゃなくて再現で
演じてただけだった
気がする。
:10/06/28 17:04
:W65T
:Kg64Mkm6
#477 [七氏]
遠距離恋愛だったんだけど、俺が1人暮らししてて彼女が遊びにきた。3日くらい泊まる予定で。その夜狭いけど一緒のベッドでねた。なんか視線を感じ、隣を見てみたら知らない男(幼い)がこっちをみていた…「うわっ!」ビックリして立ち上がったら彼女だった。あんなに可愛かったのに化粧落としたらわかんなくなる女こわい…
:10/06/28 21:40
:N706i
:fWtgwiOU
#478 [七氏]
:10/06/28 21:45
:SH906i
:qjWlwfpA
#479 [七氏]
5才になる息子とお父さんお母さんの3人家族がいました。
ごくごく普通の平凡で幸せな家庭でした。
それは4月初日のある日、事件は起こりました。
お父さんが会社で仕事をしていると、電話がかかってきました。
「○○さんですか?あなたの奥さんと息子さんが交通事故で救急車に運ばれました。早く△△病院に来て下さい。」との電話でした。
お父さんは慌てて会社を出て、タクシーに乗り△△病院へと向かいました。
看護婦さんに手術室の前まで案内され、無事を祈りながらずっと手術が終わるのを待っていました。
数時間後、手術室のランプが消え医師が出てきました。
お父さんは医師に駆け寄り、「妻と息子は無事なんですかッ?!」と聞くと医師は「手術は無事成功です。良かったですね」と言いました。お父さんは医師の言葉を聞いて胸を撫で下ろし安心しながら手術の中に入りました。
するとそこには、血まみれでグチャグチャになったお母さんと息子の姿がありました。
「うわぁぁぁぁぁ」
お父さんは絶叫して医師の方を振り返ると、医師は満面の笑みで
「エイプリールフールッ!!!」
:10/06/29 11:37
:816SH
:slwJNxrY
#480 [七氏]
これは元カレの友達A君の実話
A君は2階のアパートに住んでいます。
仕事から家に帰ると、ポストに
「あなたの部屋うるさいです。」と苦情の紙が入ってました。
A君は、うるさくした覚えはなかったけどこれから気をつけようと思いました。
またある日、仕事から帰ってくるとポストに
「うるさいです!いい加減にしてください」との苦情の紙が。
すると、「A君の部屋がうるさいッて両隣の部屋と下の階の人から苦情がきてるんだけど…」とアパートの大家さんから電話がありました。
A君は不思議に思い「それは、何時頃に騒音がするッて苦情がきてますか?」と聞くと、「深夜1時〜2時の間にドタバタと走り回る音がするッて皆言ってたよー。深夜は静かにしてよね!」
A君はその言葉を聞いて固まりました。
「俺の仕事、深夜勤務なんで家には誰もいないんですけど…」
:10/06/29 11:56
:816SH
:slwJNxrY
#481 [七氏]
:10/06/30 09:52
:W64SH
:nRdmu2UA
#482 [七氏]
:10/07/02 11:10
:SH05A3
:McS01CWs
#483 [七氏]
>>453一気に読んだ…自分がそんなことになったら怖すぎる…そんな現象がある地域?自分のところだったらと思うとゾッとしまくる
:10/07/02 15:56
:W61SH
:3GvmcpfY
#484 [七氏]
聞いたことあるようなやつ。長文すみません。
夜中にタクシーの運転手が何かにぶつかったが、気にせず走り半年くらいがたったある日。
いつものように夜中にタクシーを走らせていると、公園に小さな女の子が一人いるのが見えた。
こんな時間に…と心配になった運転手は車を止め話しかけた。しかし、何を聞いても女の子はまりをついて遊んでいるだけで何も答えない。運転手は霊感があったので、その女の子が生きてないと直感でわかった。
運転手は困り、しかし興味本位で『じゃあ質問にはいならまりを1回、いいえならまりを2回ついて』と言うとまりを1回ついた。
『あなたは幽霊?』まりを1回。『病気で死んだの?』2回。『じゃあ事故?』1回。『交通事故かな?』1回。『あなたをひいた犯人は捕まったの?』2回……。『あなたを殺した犯人を知ってるの?』……その質問を聞き、ずっと下を向いてまりをついていた女の子が目を見開き顔を上げて『おまえだよ?』
長文失礼。
:10/07/02 16:33
:W61SH
:3GvmcpfY
#485 [七氏]
あげる
:10/07/03 02:29
:831SH
:7Lt0mS5w
#486 [七氏]
484
最後の『お前だよ?』が『お前だよぉぉぉ!!!!!!』とかなら怖かった
別バージョン結構あるよな
:10/07/03 04:15
:SH01B
:LYDK11.I
#487 [七氏]
>>426-452ネタとかじゃないけど体験した人ギロッポン?だっけ
なんか「ポポポ」言う歌
あれ流行った時辛くなかったのかなって真剣に思った
:10/07/03 18:16
:F01A
:UnYOw6KU
#488 [七氏]
ぬるぽ
あっw
これはガッかww
:10/07/03 19:48
:K002
:SvSlJBv.
#489 [実話1]
※実話
小3のある日休み時間に急に放送が流れた
なにかと思ったら「職員の方は大至急集まって下さい。」
授業始まっても先生来ないしみんなはこの話題で持ちきり。
やっと先生が来て話始めた。
「近所で強盗があったため一斉下校になりました。体育館に移動して下さい。」
おれ達は対したことじゃないと思ってたから笑いながら体育館に移動した。
:10/07/06 14:26
:P906i
:.7dyFgVY
#490 [実話2]
>>489H「どこであったんですか??」
担任「学校の近くだよ。」
K「H、お前の家じゃね?笑」
H君「そりゃあないだろ!笑」
担任「…」
こんなくだらない話しながら担任の顔を見たら明らかに同様してるのが目に見えた。
:10/07/06 14:52
:P906i
:.7dyFgVY
#491 [七氏]
で、続きは?
:10/07/06 16:33
:930SH
:cyaFb4y.
#492 [七氏]
まさかの先生が犯人?
:10/07/06 16:35
:re
:IV8Vcp4E
#493 [実話3]
帰り途中おれ達3人は家の方角が一緒だから帰ってた。
たくさんパトカーが走ってたからよっぽどの事態なんだと思った。
おれとHは家が近い(150メートルくらい)から途中まで一緒にきて解散した。
家についてテレビを着けたら驚いた。
:10/07/06 16:56
:P906i
:.7dyFgVY
#494 [実話4]
テレビ見て目を疑った。
Hの家じゃん!!
え?まじで?
本当にびびった。
Hママはおれも仲良くて毎日のように家に行ってたから心配になって家まで走った!
普通に犯人はまだそこらへんに隠れてるかもしれないのにすぐにHの家に向かった!
警察たくさんいてテープで囲われてる家を見てやっと重大なことに気づいた。
家に戻って親に話して次の日、普通におれは登校した。
:10/07/06 17:03
:P906i
:.7dyFgVY
#495 [実話5]
Hは登校してこなかった。担任もあの状況でHの家とは言えなかったらしい。
ニュースを見たら犯人は外人らしい。
お昼の休み時間Hママが家に帰ってきたときのことだ。
ママが昼食を作るためにひと休みしてるときに事件は起きた
:10/07/06 18:31
:P906i
:.7dyFgVY
#496 [七氏]
426ー452
むっちゃ怖かった!
最初なんだソレ?だったけど
後、大きな女霊って複数の霊が合体?した姿らしいよ
:10/07/06 19:00
:Premier3
:ThX9pdPY
#497 [七氏]
↑↑426-452
:10/07/06 19:02
:Premier3
:ThX9pdPY
#498 [七氏]
↑↑↑>>426-452
:10/07/06 19:03
:Premier3
:ThX9pdPY
#499 [七氏]
あるクリスマスの日
男の子はサンタさんに
プレゼント2つをもらった
箱をあけてみると
ズボン
サッカーボール
がはいっていた
男の子は大泣きした
それを窓の外から見て
サンタさんは
笑い転げている
男の子には
足がなかったから
:10/07/06 19:07
:SH706i
:GIxPy1wA
#500 [七氏]

500

:10/07/06 19:18
:SH705i
:H9IXQvs6
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194