人づてならで

漸く帰って来てくれた。たかが数日だったのだけれど、その間の私を取り巻く状況が状況なだけに、本当につらかった。心細かった。帰って来てくれて良かった。少しほっとしたわ。

喉の異物感すごい。吐きそう。キャパオーバーだってば、もう無理よ。

毎日行き帰りに嘔吐いて、帰路では泣いて居る。もう駄目だわ。もうしんどい。

胃が痛い。気持ち悪い。気を抜くと涙が出て来る。
今回の場所は、私には合わない。駄目だ。折れてしまいそう。前回はこれほど酷くなかったはず。これほど酷い心身状態にならなかった筈。水が合わない。息が出来ない。
行き道の電車の中で、今、勝手に涙が出て来て、泣いてる。駄目。

今日はいつもより楽だった筈なのに。胃が気持ち悪くて気持ち悪くて仕方が無い。いっそ全て吐いてしまいたい。声をあげて泣きたくて仕方が無い。もう、もう。いっぱいいっぱいで。

もう何だかいっぱいいっぱいで堪えられなくて、昨日ワン切りして電話したわ。声を聞いて、話して、少し落ち着いた。拒否したりするけれど、何だかんだ、頼ってしまう。
ああ。耐えなければ。私が倒れれば共に倒れてしまうと言うんだもの。耐えなければ。

宮さんも彼も、皆も頑張って居るのだから、私も頑張らなければ。堪えて、耐えて、耐え抜いて。どうにかしなければ。

早く皆に会いたい。

早く終わって。早く、早く。一秒でも早く。耐えられないのよ、もう、苦しくて堪らない。早く解放されたい。

今回もきっと、比較的恵まれて居る方なのだろうと、分かって来た。気付いて来た。けれど、それでもしんどくて、辛くて、嫌で、苦しくて堪らない。毎朝吐きそうになる程に。