メールが来なくなってから恋は始まった2

2012年ー春
高校のときに携帯を水没させちゃった私はもうきょんの連絡先も知らなかった。
もうきょんの存在さえ忘れていた。

そんなときに、たまたま友だちに強引に進められて始めたmixi。
そのmixiできょんから友だち申請が来た。懐かしくて嬉しくてすぐ承認した。
アルバムにはきょんが友だちと撮ってる写真があって相変わらず変わってないきょんだった。
プロフィールには高卒の私にでもわかる有名な大学に行っていることが書いてあって「遠い人だな」って思った。

20歳の誕生日。
きょんからmixiの掲示板でお誕生日おめでとうってきた！
そこからmixiのメッセージで連絡をとってたらきょんから「久しぶりにいろいろ話したいから電話しよう。番号載せるからワンギリして」ってきた。
嬉しかったけど当時彼氏がいた私はどうしようか迷った。けど、せっかくの再開だし、友達だからってことで電話をすることにした。

きょんとの電話はほんとに楽しくてあたしが無言になるときょんが話を降ってくれる感じだった。
すごく楽しくて時間もあっという間できょんに「もう１時間も話してるけど大丈夫？」って聞いたら「あー。うん。じゃあ切るね！また電話しよう。いつでも連絡して！待ってる」って言われてその日は電話は終わった。

メールが苦手な私はLINE で連絡を取ろうと言っていた。電話が終わった後もLINEをずっと送りあっていた。
LINEで彼氏はいるか聞かれたからいるよ。って伝えた。きょんは冗談で「俺にも清楚系の女の子どっかにいないかな」って言ってたw
そこからお互いの恋愛の話になった。きょんは20歳のさおりはどんな感じ？ってずっと言ってて写メも欲しいって言ってたけどずっと断ってた。

きょんは彼女がいないって言っていたからきょんの好きなタイプの話をしていた。
外見の話をしていたときに芸能人だとどんな人？と聞いたら「芸能人と好きになる人はまた別だよ。」ってはぐらかされた。冗談半分で「中学でいうと誰がタイプだったの？」って聞いた。そしたらいつまで経ってもきょんがはぐらかす。学内で一番モテた女の子の名前を言っても違うって言うし…。

もう半分眠たかったのもあって「わかった！！私かww 」って言ったらきょんから「そうだよ。」ってきた。
あまりにも冗談すぎてたから「ごめん！調子のった。お世辞すぎだよw」って言ったら「本当だよ」ってきて…うそだ！ってずっと言い続けてたw

あまりにも本当っていうきょんにお世辞を言われてる寂しさから「もう森くんから聞いてて知ってると思うけどきょんが初恋だったんだよ！だからそういうお世辞何気にショックw」って送るときょんに「いやいや！本当だから信じて」って来て「じゃあ、信じる！」って送った。

それからきょんに「いつ好きだったの？」とか聞かれて今までかいたようなことを送った。
きょんには「俺、好きな子じゃなければからかわないよ。好きだったからいつもからかってた。あの時はごめんね。」って言われた。
あのとき告ってたら何か違ってたのかな・・・。

でもその当時は、きょんが私より身長小さかったから絶対そんな恋愛対象に見てくれてないと思ってたんだもん。

その後、いろいろ会話してるなかでこの人なら写メ送ってもいっかなーって思って専門の球技大会の集合写真を写メ撮って送った。きょんは「かわいー！」って言ってくれた。ちょっと嬉しかったw