人づてならで

そう言えば、グループの中で私が一番最後に部屋に着いたのだけれどね。今思うと、何故彼の隣の席が空いて居たのかしら、と。
同じグループには彼と仲の良い人が居たのに、何故その人が隣じゃなかったのかしら。メンバーがどう云う順で部屋に着いたのか分からないから何とも言えないけれど、もしかして、私と彼が隣になるよう気遣わせたのかしら、と思ってしまって。

あー…。好きなのかしら。ますます分からなくなる。彼の気持ちも、私自身の気持ちも。

昨日は友人達とお祭りに寄ったわ。かき氷とポテトを食べて、色々物色したりして、楽しかったー！

今日は、髪を括った方が良いだろうなーと云うスケジュールの日で。仕方なしに括って行ったら、ポニテ好きの某殿方がちょっと気持ち悪かった(笑)頻りに髪を触って来るものだから、「触んな」と言って制止したり。それでも触って来たけれど。一度許すと、その後繰り返すから駄目ね。

あとあれ、香水をつけ直したのかしら、匂いが新鮮な彼が横を通った拍子に、好きな匂いが香って来て。まずい、と思って、思わず机に伏せたりもしたわ。あの匂い、私本当に好きなのよねぇ…悔しいくらい。

期待はしない。貴方はよく、そう云うことを違えるから。

香水ぶちまけた…ショック…(´;ω;｀)

今日は結構彼とお話したわ。廊下でバッタリしたときに一度、昼休みに私から一度、終わりに流れで一度。全て他愛もないお話だけれど、それで良いわ。それが落ち着くし楽しい。

あとあれ、宮さんが服を触って来たり、羽織を触って来たりするものだから、「触んな」と言って幾度か避けたりもしたわ。多分、少しの嫌悪を含んだ声音。ごめんなさいと思うけれど、…笑って受け入れられなかった。彼の目の前で、だったし、衆目の前でもあったから。勘違いを、されてはならないと、思った。

最近本当に、そう云うスキンシップが多いなぁと思う。服にしろ、髪にしろ、手にしろ、何かと触ろうとして来る。何処と無く好意が透けて見えて居るから困る。軽々しく触らないで。
只でさえ噂のある仲なの。これ以上誤解を深める訳にはいかないの。友達で居てよ。以上は望まないで。