人づてならで

多分私は、同時に複数の人を愛せて、その全ての人と関係を持ってしまえる。いま私の方を向いて居る矢印全てに応えたいと思ってしまって居る程ですから。ある意味びっちで、けれど別の見方をすれば、愛して包み込む聖母のような。
だから、独占欲の強い殿方は、私と居るのは止めておいた方が良いのではないかしら。

馬さんのことを愛してあげたいけれど、未だに私を吹っ切って居ない宮さんや彼のことも放ってはおけなくて。東さんも、近付かれても嫌な気はしなくて。

友達以上恋人未満の関係が、私の性に合って居るのでしょうね。

多分曖昧な関係で居た方が、私は正しく愛してあげられる。なんて厄介な性格なのかしら。

本当に私は、人を愛するのにも、人から愛されるのにも、向いて居ないわね。何に於いても可愛くなくて、素直に全てを享受出来ないし、素直に全てを表現出来ない。馬鹿みたいだけれど、ね。

これを切っ掛けに、あの人が少しでも私を思い出してくれて居れば良いのに、

貴方の記憶の片隅に、どうか私が存在しますように。
どうか時折、ほんの少しで良いから、私のことを思い出してくれて居ますように

誰かと呑む日本酒は美味しいのに、一人で呑む日本酒はどうしてあまり美味しいと思わないのでしょうね。

何だか滅茶苦茶になりたくて、お酒を呑んだけれどあまり酔えなくて、どうしましょうと云う感じ。明日…もう今日ね、に響いても嫌だからこれ以上は呑まないけれど。

頭がくらくらとする程に、意識がふわふわとする程に、酔って滅茶苦茶になりたくなる。何なのでしょうね、この衝動は。しばしばあることだけれど。