とばかりを

あとあれ、「バレンタインは誰にあげたの？」ってぶっ込まれて、あの三人にあげたわよ、って答えたら、「馬と宮にあげてる瞬間は目撃したけど、熊にはいつあげたの？」って言われて。丁度その辺りの時期に、私と熊さんが一緒に出掛けて居る姿を何度も目撃されて居たらしいから、「出掛けた時にでもあげたの？」とまで突っ込まれて(笑)本当はそうなんだけれど、咄嗟に「貴方達が見て居なかっただけじゃないかしら」って答えてしまった…(笑)まぁ、間違っては居ないのだけれどね。

皆、よく見て居るわよねぇ。そんなに目立って居るのかしら？一度客観的に見てみたいわ。

「友達として好き」すら無くなってしまいそうだと、最近思うことがある。何と云うか、鬱陶しいと云うか、いらっとすると云うか、そう感じることがある。
駄目ねぇ。それは余りにも酷いわよねぇ。自分から吹っ掛けておいて、って。

目に入ったカフェに入ったら、私なんぞの若造は場違いなレベルの、物凄く良い雰囲気のカフェだった…！なんだこれ…！素敵…！理想のカフェのマスターだ…！何ここ本当に素敵…！感動してる…！絶対あの子こう云う所好きだから連れて来たい…！

本当に凄かった…！濃い茶色の木目調のカウンター、テーブル、椅子、棚に、暗めのオレンジライトで、本当に良い雰囲気だった…！英語ではない何語かのジャズっぽい音楽がかかって居て、壁にはレコードとドライフラワーが飾られて居て、本当に素敵な空間だった。
スタンドマイクに楽譜スタンドもあって、棚の中にはウイスキーなどのお酒がずらり。夜はバーになるのね。素敵。

私の他に、おじさまが三名いらっしゃったのだけれど、その内の一人の61歳だと云うおじさまに、「可愛いなぁー！え、モデルさん？違うの？何歳？娘より若いな！いやほんま可愛いわー」と言われて、もう一人のおじさまが「何ナンパしてるんですか(笑)独身の僕が言うなら兎も角(笑)」と仰って。マスターは「ごめんね、突然話し掛けられて吃驚したでしょう」と。ちょっと楽しかったわ(笑)

面倒臭い！ただただそれだけ！

あの数少ない人数を、引っ掻き回して居るのかしらね、私は。浮き名が二名と立つのは、あの空間では不味い気がする。まぁでも私が吹っ掛けたところもあるのだけれどね、きっと。
でも、何度も伝えて居るように、貴方と結ばれることはないと思うわ。貴方の性格に、私が堪えられないと思う。今でも只管に面倒臭いと思って居ますしね。基本的に多分、女々しくて重いのは駄目なのよ。放浪癖を持ちながらのらりくらりと生きて居る人間だから。旅に出るのに、荷物は少ない方が良いでしょう？

いい加減諦めなさいな、こんなクズな女の事なんて。他の人を探した方が幸せになれるし、賢明よ。貴方に私じゃ合わないし、私に貴方は釣り合わない。きっと、ね。