福山雅治 福のラジオ【TOKYO FM】
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#292 [*]
【福山雅治 自身が書いた“女性歌”に連なるひとつの系譜と、そこには収まらない多くの女性主人公たちを考察する】(12/6)
シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「福のラジオ」。12月3日(土)の放送では、福山さん楽曲の中でも人気の高い、女性が主人公となっている楽曲“女性歌”について検証をする機会がありました。
きっかけは、北海道古平郡にお住まいの、あやさん(51歳・会社員)からいただいたこんなメールでした。
「私は勝手に『milk tea』と『jazzとHepburnと君と』は、姉妹曲っていうかなんて言うか、2つの曲の世界が繋がっていると思っていました。(中略)2つの曲の男の子と女の子は同じかなぁって。女の子の前の恋を気にしている所とか……。違うとはわかっているけどそう感じるんです。福山さん、別々の曲で、実はつながっている曲とかってあるのでしょうか?」
それに対して福山さんは、「基本的には一人のシンガーソングライターから生み出された楽曲なので、全ての世界観がつながっている」としながら、「特に“女性歌”の一部の主人公たちには一貫したつながりがあります」と言います。
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>>292【続き】
「僕が初めて書いた“女性歌”は『Squall』(1999年)で、そこから時を経て書いた『milk tea』(2006年)に登場する女性は同じ人物だと思います。さらにそれからアルバム『残響』(2009)に収録されている『ながれ星』の主人公、そしてアルバム『HUMAN』(2014)に収録されている『ミスキャスト』の主人公の女性は、年齢を重ねた同じ人物のはずです。『Squall』『milk tea』の女性が10代後半から20代前半、『ながれ星』『ミスキャスト』で20代後半から30代前半というイメージです。でも『Squall』『milk tea』から『ながれ星』『ミスキャスト』の方向ではなく、『家族になろうよ』(2011年)の方向に行った女性もいるんですよね」
さらに、他のアーティストへの提供曲の場合は、また違ったキャラクターの女性が登場することになったり、福山さん楽曲の中でも『Squall』『milk tea』起点ではない別の女性が主人公になることもあるということです。
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>>293【続き】
「例えばCharさんに書き下ろさせていただいた『7月7日』(2015年)に登場する女性は、Charさんの楽曲『気絶するほど悩ましい』(1977年/作詞:阿久悠)に出てきた女性が歳を重ねたという設定になっています。また、KOH⁺の楽曲、『KISSして』(2007年)、『最愛』(2008年)、『恋の魔力』(2013年)などは柴咲コウさんを通して書いていますから、また別の女性ということになりますし、今年リリースした『ヒトツボシ』はさらに、映画『沈黙のパレード』の登場人物である並木佐織さん目線の歌ですからね。“女性歌”と一口に言っても、やはり何人かいますね。これは一度ちゃんと考察してみるのも面白いかもしれません」
“女性歌“だけを集めたベストアルバムへの期待も大いに高まるところですが、12月5日(月)0:00より各配信サイトにてダウンロード、ストリーミング配信がスタートしている福山さんの最新楽曲『妖』(あやかし)も、女性が主人公の歌です。これまでとはまた違う女性像を掘り下げた楽曲のフルバージョンを、ぜひお楽しみください!
それでは、次週12月10日(土)の「福のラジオ」をお楽しみに!
ソース:TOKYO FM+
news.audee.jp/.. :22/12/06 20:04 :iPhone :☆☆☆
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