【トイレの上から】怖いコピペ総合【誰か覗いてる】
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#378 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
高校を卒業し、俺は町工場に就職、彼女は大学へ進学した。

彼女は大学の授業が終わると工場の前で俺の事を待ってくれていた。
19才の時、彼女が妊娠。俺達は周囲の反対(彼女が大学生だった為)を無視して結婚した。彼女は当然大学を中退、元気な女の子を産んでくれた。
俺に甲斐性がないので、彼女は半年後にはパートをして家計を助けてくれた。金は無かったが毎日幸せだった。

娘が二歳になって間もなく、彼女は交通事故で他界した。パートの行きに車に跳ねられて。
俺は葬式でも涙が出なかった。彼女の死を信じられなかった。
それから三年経った。

⏰:09/04/29 03:25 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


#379 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
俺は今でも彼女の事を引きずっている。
オレなんかと出会わなければ彼女は…
俺は彼女のお陰で幸せだったが彼女には俺のせいで幸せを掴みそこなったんじゃないのか…とか、生活する為に工場と夜のウエイターのバイトで彼女の忘れ形見の娘との会話もあまり無かった。
そのせいか、娘はいつも一人で絵を描いている。
昨日、仕事から帰ると、また娘が何か描いていた。

⏰:09/04/29 03:26 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


#380 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
「それなに?」
愛想なく聞くと娘は
「おかあさん」
と答え、絵を書き続けた。
一瞬、ドキッとした。
「え?おかあさん?…お母さん何してるの?」
と聞き直すと
「今日はオカーサンとお砂場で遊んだの。」
娘が言った。
俺は、娘に聞いた
「どこのお母さん?お友達の?」
娘ははっきりと
「違うよ、美優(娘)のお母さんだよ。昨日も遊んだの」
と。

⏰:09/04/29 03:26 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


#381 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
娘は続けてこう言った
「美優おかーさん大好き、おかーさんもねぇ、美優とパパが大好きなんだよ。」
俺は娘を抱き上げ、すぐにその砂場に走った。
砂場に着くと、もちろん、そこに彼女はいなかった。
娘は
「おかーさんはこの公園が大好きなんだって。いつも美優より先に着てるよ。」
その言葉を聞き俺は思い出した。

⏰:09/04/29 03:26 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


#382 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
この公園は高校時代、よく彼女と立ち寄り初めてキスしたのもこの公園。
俺は、娘の前で号泣した。むせる様に泣いた。娘はポカーンとしていた。
俺は娘を抱きしめ、謝った。
「ごめんね。」
と。
彼女が死んだ事を受け入れられず、多感な年頃の娘の相手もせず、毎日クヨクヨ生きていた自分自身が恥ずかしかった。彼女は死んでも、娘の遊び相手になって。

⏰:09/04/29 03:27 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


#383 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
俺は死んだ彼女にも苦労をかけていた。


以上

⏰:09/04/29 03:28 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


#384 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
〜絶対後ろ振り返るなよ〜

本当に洒落にならないから、書くのもためらわれるんだが書いてみる。

これは本当に会った話。
登場人物はとある学校の友人ABCDの4人。BCDは3人して霊感があるので有名だった。
Aはあまり霊感がない。そんなAから聞いた話。

その中でも特にBは霊感が強くて、学校1との噂もあった。

⏰:09/04/29 03:31 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


#385 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
Aがある日Bの霊感の強さが本物なのかどうか確かめようと質問したらしい。
「俺の肩に何か乗ってる?もし何かいるなら当ててみてよ!」
するとBはこう言った。
「Aはさぁ…いっつも肩に青い鳥がのっかってんだよねー」
Bは愕然としたらしい。
なぜなら今は死んでしまっていないが、インコを本当に飼っていたから。
さらに家族の中でもAが一番可愛がっていたから。

⏰:09/04/29 03:31 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


#386 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
そんな霊感の強いBを筆頭に、いつもBCDそろって肝試しに様々な心霊スポットに足を運んでいた。
そしてある日事件は起こった。
いつもの様に3人で、夜中心霊スポットに行こうという話になった。
場所はとある神社。
そこは山の中にあり長い階段を上る必要がある。
その長い階段を上る途中、Bはすでに危険を感じていたらしい。

⏰:09/04/29 03:32 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


#387 [エリンギ◆EriNgiy2dQ]
「やばいよ!まじでやばい!」
だが他の二人はBほど霊感が強くないせいかわからずに言う。
「そんなのついてみないとわかんないじゃん、とりあえず上までいこうぜ」
そしてどんどん神社へと近づいて行く。
あと少しで神社だという時になり、Bはますます強まる危機感に耐え切れず、ついに引き返すことを提案しだした。
「ここは本当にやばい!早く引き返すぞ!」

⏰:09/04/29 03:32 📱:W56T 🆔:AFj9Y2kI


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