>>111続き
無言の車内。
うつむいたまま誰もしゃべろうとはしない。
だが、その時…バン!とものすごい音。
俺たちは恐怖しながら顔を上げと、そこにはフロントガラスにへばりつくCの姿。
ニヤニヤと笑っている。
そして窓をバンバン叩きながら、くるくると車の周りをまわりだす。
C「なぁ…開けてくれよ…おい…寂しいよ…」
言葉と音に耳を塞ぎたくなる。
開けて中へ入れてやりたいが、CであってもCではない。
C「お前らのせい…お前らが悪い…お前ら…お前らのせい…」
俺はその言葉にAの携帯を取り、フォルダを確認する。
俺「うそだろ…?」
そこには赤い光が写っている画像。
ひとつだけではない。
消しても消してもなくならない。
AとBは恐怖のあまり失神してしまう。
C「お前らのせい…お前らのせい…お前らの…お前らが…お前らのせいだ!!」
俺たちはきっと…
いや、この夏に起きたことを絶対に忘れない。
夏が来るたびにこの時の恐怖を思い出すだろう。
遊び半分で行っただけなのに、テレビやサイト、話でしか聞いたことない心霊体験を実際に体験するなんて思わなかった。