都市伝説「くねくね」スレ
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#145 [寝子]
忌み子とは主に精神に異常のある子のことを指します。このことから、忌み子説ではなく狂人説と呼ばれることもあります。
忌み子は家族からだけではなく、村人からも疎ましがられていました。
僅かな食糧を分け合いながら村人達はみな、死と隣り合わせの状態で細々と暮らしていました。
そんなある日村の貯蔵庫の鍵が壊され、中にあった米が無くなっていました。
村人達は激怒し、犯人を見つけ出してやろうと躍起になりましたが、いくら調べても犯人は見つからず、諦めかけていた時ある噂が流れました。
『…おい、こりゃもう◯◯の仕業じゃないのか?』
『アイツはまともじゃないからな…。そうだ! ○○の仕業に違いない!』
噂とは白を黒にし、黒を白に塗り替える恐ろしい力を持っています。
瞬く間に倉を荒らした犯人は忌み子にされました。村人達は忌み子の住む家に押し寄せ、あっという間に忌み子を捕えました。
狭い村の話なので、いくら家族が忌み子の存在を隠そうが完全に隠し通すことはできなかったのです。
そして忌み子の両手両足を縛り、尋問が始まりました。
:10/02/02 20:22 :F09A3 :☆☆☆
#146 [寝子]
『おい! お前…村の倉から米を盗んで食ったな!』
―違う、僕、違う…
『嘘をつくなっ! わかっているんだぞ!』
村人達の間に殺気のような極度の緊張がぶわっと広がりました。
実は忌み子は倉から米を盗んだ犯人を見ていました。忌み子にとって、部屋にある小さな小さな窓は外の世界を知る唯一の手段であり、毎日覗いていたのです。
その夜もいつものように覗いていたところ、村の米倉に忍び込む少年の姿が目に飛び込んできました。しかし、外界を知らない忌み子にとってそれが何を意味するのかはわかりませんでした。
しかし今、あの時あの倉に忍び込んだ少年に代わって自分が罰せられようとしています。忌み子は必死になって周囲を見渡し、あの時の犯人を探しました。
―違う、違う…あ
忌み子は遂に真犯人を見つけました。忌み子は真犯人を指差しながら、必死に叫びました。
―違う! 僕、違う、あいつ…あいつ…!
村人達は怪訝そうな顔で忌み子の指差す方向を向きました。
―ふぅ、これで助かっ…
指差された少年は大声で叫びました。
『お、俺…思い出した! こいつあの夜、倉の近くにいたぞ! 倉から米を盗んだのはやっぱりこいつだ!』
忌み子は愕然としました。やってないのに…あいつがやったのに…
:10/02/02 20:22 :F09A3 :☆☆☆
#147 [寝子]
村人達は少年の言葉を信じ、食糧泥棒の罰を与えるため忌み子を田んぼへ引きずって連れていきました。
『お前、村の大切な食料に手を出しただけではあきたらず、他の子に罪を押し付けるなんて!』
―僕、じゃない…
『嘘をつくな!』
―僕、じゃな…
村人達は激怒し、忌み子を一本の丸太にくくりつけました。
『認めて反省するまでここにいてもらう』
そう言って村人達は帰っていきましたが、忌み子はわかってました。
:10/02/02 20:23 :F09A3 :☆☆☆
#148 [寝子]
もう誰も助けには来てくれないことを。
失意と絶望に精神が蝕まれていき、いつしか忌み子はひたすら大声で笑っていました。
一月後、村人が忌み子の亡骸を片付けに行った時にその子の姿はなかったといいます。
あなたは本当の絶望を知っていますか? その想いを目の当たりにした時、もしかしたらあなたも…。
:10/02/02 20:23 :F09A3 :☆☆☆
#149 [寝子]
:10/02/02 20:25 :F09A3 :☆☆☆
#150 [ari◆LLLLLLLLL.]
忌み子がかわいそう。
:10/02/02 21:52 :P08A3 :☆☆☆
#151 [彗星カャボ◆/p.KAZU...]
寝子おつかれさん
:10/02/16 02:29 :D705i :☆☆☆
#152 [名前のない生活]
てかまじでいないよね?
:10/02/16 09:13 :SH001 :☆☆☆
#153 [寝子]
カャボさんきゅ
くねくねどーなんだろ!!
あたしは見たことないし、都会住みだから見れるかわかんないからホントかどーかわからん(´・ω・`)
そもそも霊感0だしw
:10/02/16 12:45 :F09A3 :☆☆☆
#154 [名前のない生活]
こっち田舎で田んぼいっぱいあるからいつか見掛けたら写真とっとく
生きてればの話
:10/02/16 14:20 :SH001 :☆☆☆
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