九州総合■怪談・怪奇スポット
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#82 [神楽◆8NBuQ4l6uQ]
【福岡県 T中学校】
○区にあるT中学校は、開校当時から奇妙なことが起きていた。
校庭の同じ場所で怪我人が続出したり、授業中に廊下を黒い人影が横切る、体育館で首のない人物を見た、近くのマンションの駐車場では首が飛んでいるのを見た…など奇怪な現象が頻繁に目撃された。
理由として噂されるのが…
この学校が、神社を移転した跡地に建てられたから。
明治初期に、政府の役人三人が竹槍で惨殺され、近くの多々良川の中洲に遺棄されたから。
黒田藩の処刑場があったせいだ。
…と様々だが、とりあえず、いわくつきな土地であることは否めないようである。
:09/02/15 09:12
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:chggpy1Q
#83 [神楽◆8NBuQ4l6uQ]
@【福岡県 米一丸@〜B】
―供養塔と踏切―
>>83-85その昔。駿河の国に、木島長者と言われた貴福な人がいた。
夫婦は子宝に恵まれず、米山の薬師寺に祈願を掛けたところ、婦人は懐妊し、無事、待望の男の子が誕生し、米一丸と名付けられた。
米一丸は才知抜群で、十五歳の時に加冠・従四位・正直の名乗りを授かった。
米一丸、二十歳の時。絶世の美人と言われた八千代姫を嫁に迎え、結婚披露宴の為に、父は八千代姫を連れ、主節にあたる京都の一条殿の館へ出掛けた。
姫を一目見た一条殿。
あまりの美しさに心を奪われ、忽ち横恋慕し、米一丸を亡き者にして、姫を側室にしようと企んだ。
一条殿は若き日に、筑後・柳川へ流浪した時、路銀を使い果たし、伝家の家刀を博多の質物商に質入れしていた。
それを取り戻したいとの事で、米一丸は一条殿の命により四十二人の郎党を従え博多へと出発した。
しかし、これは一条殿の米一丸を謀殺せんが為の陰謀だった。
:09/02/18 11:11
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:WGCtJ1hY
#84 [神楽◆8NBuQ4l6uQ]
A【福岡 米一丸@〜B】
―供養塔と踏切―
>>83-85翌年、博多に着いた夜すぐに、米一丸は質物商に掛け合った。
その質物商というのが悪徳商人で、一条殿のとの密約「金子を受け取り討ち果たせ」との内命により、取引を引き延ばし、米一丸を討ち取らんと計っていた。
辛抱に辛抱を重ね、やっとの思いで銘刀の取引も終わり、宿に引き上げる途中、四百余名の奉行配下に囲まれ、攻めたてられた。
必死の思いで、逃亡した米一丸であったが、追い詰められた末に、箱崎松原付近にて、自刃して果てた。
一方、新妻八千代は、米一丸の安否を心配して、旅を続け博多までやってきたのだが、その時すでに遅し…米一丸は死んだ後であった。
悲観にくれた八千代は、米一丸を供養した後、墓前で従女十二人と供に自害した。
その時、八千代は十六歳であった。
また、米一丸の母も我が子を案じ、八千代の後を追うように、待女を連れ旅に出たが、博多を目前に米一丸の悲報を聞き、力も尽き果て、旅の疲れも重なって、本木郷・さがり藤の民家で、五十余歳で生涯を閉じた。
:09/02/18 11:12
:W51S
:WGCtJ1hY
#85 [神楽◆8NBuQ4l6uQ]
B【福岡 米一丸@〜B】
―供養塔と踏切―
>>83-85その後、里人は彼らを哀れんで、鎌倉時代末期、高さ四メートルの石造りの供養塔を建て、さらに供養塔を囲むように地蔵堂を建立し、奥方と米一丸の親子地蔵二尊を刻み、崇めるようになった。
現在、この供養塔は県指定文化財となっており、毎年八月には、地元の方々が中心となり、手厚く供養されているという。
さて、この米一丸供養塔の近くに踏切があるのだが…
見通しが良いのにも関わらず、事故が多発しているという。
また自殺が多いというので、今や心霊スポットとして有名になっている。
米一丸の祟り…とも噂されるが、無関係だと思いたい。
死して尚、怨みや悲しみの中にいるのでは、救われないではないか…。
米一丸と八千代、米一丸の母が、安らかに眠れることを願わずにはいられない。
:09/02/18 11:13
:W51S
:WGCtJ1hY
#86 [大分県民]
【大分県 林檎の木】
道路の真ん中に一本だけ立っている林檎の木がある。その先は行き止まりになっている。
何故ならその木だけ切ることが出来ないからだ。
そこは昔、林檎農園だった。道路が作られることになったので、林檎の木を斬り倒すことになった。
だが一本だけ切れない木があり、結局別の場所に道路ができ、今ではほとんどそこを通る人はいない。
:09/02/19 05:37
:P906i
:5TnFVWAk
#87 [大分県民]
>>86続き
木を切ろうとすると事故が起こり人が死ぬ。よくある怪談で、心霊スポットになっている。
そこに免許をとったばかりの友人の男四人がドライブがてら肝試しに行った。
いよいよ林檎の木が近くなってきたところで、怖くなってきた四人は、明るい話題ばかり話しはじめた。
:09/02/19 05:42
:P906i
:5TnFVWAk
#88 [大分県民]
>>87続き
ちょうど話しのオチの部分、みんなが笑うタイミングで、車内に女の笑い声が響いた。
車にいるのは男四人。友人らはあまりの恐怖に、林檎の木を見ることなく引き返した。
観光スポットになっている湖の近くにある場所なので、新道と間違えて迷い込んでしまう人達が多いと聞く。
:09/02/19 05:46
:P906i
:5TnFVWAk
#89 [匿名]
熊本県 田原坂
田原坂から下る時みんなでカーブミラーの数をそれぞれ口に出さず数えたら数が合わないらしい
自分も何回かして合わなかったけどただのミスと思いたい^^
:09/02/19 06:19
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:4CsACN8w
#90 [神楽◆8NBuQ4l6uQ]
>>86-88 大分県民さんへ
林檎の木…怖いですね!
一体何故その林檎の木だけが切れなかったのか…非常に気になります。
>>89 匿名さんへ
田原坂の話は色々読みましたが、その話は初めて聞きました!
一度ならともかく、何回かして…というのが、かなり怖いですね(泣)
:09/02/19 10:38
:W51S
:tc1J2uhY
#91 [神楽◆8NBuQ4l6uQ]
【佐賀県 イノチャン】
佐賀の山中に、廃墟となった、通称・イノチャン山荘と呼ばれる場所がある。
佐賀で一番有名な心霊スポットと言っても過言ではない。
ここにまつわる霊体験談は後を絶たないというほど。
元々は旅館だったのだが、数十年前、近辺の病院施設から脱走した患者が、旅館にいた人間を殺害し、風呂場で切断したという噂が、まことしやかに囁かれている。
何故、イノチャンと呼ばれるかは、その脱走患者のあだ名がイノチャンだった…とか、殺害された旅館の従業員の名前が井上だった…など諸説ある。
そして、殺された怨霊が、浮かばれぬままさまよい続けているとか…。
これらの話は、全くのデマで、都市伝説に過ぎないという意見もあるが、では、この話が何故ここまで大きくなり、一体誰が作った話なのか?
それもまた不明である。
…余談で、稲川淳二の『解明・恐怖の現場 Vol.2』の第2話で語られている「佐賀の神崎にあるI山荘…」というのは、このイノチャン山荘のようだ。
:09/02/19 10:58
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:tc1J2uhY
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