>>183続き
次の日。
私はゲームを売りにお店に向かいました。
あのゲームを渡し、査定を待っていると
店員さんが声をかけてきました。
「すみません、お客さま」
「どうかしましたか?」
「お客さまのお持ち頂いた商品なんですが、パッケージと中身が違うので、買取が出来ないんです」
そんなはずはない。
前日に散々チェックしたはずだと、私は渋々ゲームを受け取りました。
受け取ったゲームを見て、冷や汗が背中を伝った気がしました。
パッケージは以前大好きだったゲームに間違いはなかったのですが、中身は最近好きになったゲームのディスクだったのです。
昨日用意をしてから、誰にも触らせていないから従姉妹じゃない。
不思議な気持ちと、すこしの恐怖心を抱えて、私は家に帰りました。
部屋に戻って、私は真っ先に売るはずだったゲームのディスクを探す事にしました。