明日も仕事なのにこんな時間までお酒を飲んで居るとは。本当に馬鹿ね。
しかしHennessy美味しい。

生きて居たいとは思わないけれど、自ら死を求める気ももう無い。終わりが来たならば、そう云う運命なのだと考えてしまう。自分に関して言えば、ね。

今日は、先生が他の人と作業をされていて長く掛かりそうで、私は仕事が終わってやることが無くなって。待つ理由も約束も無いのだし、寧ろ待たれても迷惑でしょうし、帰る事にしたのよ。で、荷物を持って、先生に「お疲れ様です」と挨拶をしたら、「えっ、もう帰るん！？」と引き留めるような言い方で言われて吃驚した。吃驚したけれど、じゃあ残りますと言うのも変だしやることが無いと思って、結局帰ったわ。
今まで一緒に残る事が普通になって居たから、何だか先に帰るのも変な感じがしたけれど。残る理由があるなら残るけれど、長く掛かりそうだったしねぇ…。

そうそう、「えっ、もう帰るん！？……さよなら！」と先生が仰ったのを聞いて、先生と作業をされて居た人が、「何ですかその挨拶」と笑って居たわ。本当にねぇ。その挨拶を可愛いと思ってしまうのだから、私も大概だわ。

愛してみたい。己にもそう云う感情があるのだと知りたい。

今日は殆ど定時に仕事が終わったのに、結局先生を待ちつつこんな時間になってしまったわ。

本当、どれだけ好きなのよ、ねぇ。直ぐに片付けられるような仕事をゆっくりやって、何かやる事は無いかと探して、時間を掛けて。約束もして居なければ、きっと望まれても居ないのに、どうして態々残ってしまうのかしら。
居心地が良い？一緒に居たい？話したい？楽しい？…ううん、何かしら。

今日の昼休憩、40分くらいの間に書類作業をして、残り時間でご飯を食べようとして居たのだけれど。書類作業に目処が付いた辺りで急に、今から午後の会議に向けた話し合いをするから参加してくれ、と言われて昼を食べ損ねたわ。
今日突然会議をする事になったらしいと云うのは今朝先生に聞いて知って居たけれど、話し合いをするのは予想外で、他の参加者二人の間で決まったらしいのよね。会議の時間も、話し合いを呼びに来た時に初めて聞いたし。で、お昼食べ損ねたなぁと思いながら話し合いに参加して居たのだけれど、昼休憩が終わる時間が近付いた辺りで先生が「ちょっと良い？そろそろ抜けさせたってくれ、みつさん昼ご飯まだやから」と声を掛けに来て下さって。気に掛けて下さったのかとか、態々声を掛けて下さるのかとか、自分で、馬鹿だなぁとは思うのだけれど、なんかもう嬉しくなって。まぁ結局食べ損ねたけれど、それよりも何よりも嬉しいと思ってしまった。
で、話し合いに急に呼ばれた旨を先生にお話ししたら、「またちょっと俺からあの二人叱っとくわ」と仰って。私は大丈夫ですからと制止しようとしたのだけれど、「今後俺らに同じ事されても困るから」と。本当に釘を刺されたようで、二人から凄く謝られてしまって逆に申し訳なくなって謝ったら、「先生に叱られてしまったからね。優しく言っては下さったけど」と。残業中に先生にどのように言ったのか尋ねてみたら、「おいー、みつさんがお昼食べ損ねたやんけー、連絡はちゃんとしろよ」と云う風に仰ったとの事。何か、私如きの些細な一件で苦言を呈されるのかと思うと何故かそれすらも嬉しく思えて、本当に自分で自分に呆れてしまったわ。

先生の一番の部下に成りたいなぁとか、そんな事は思うのだから馬鹿よねぇ。そう成りたいなら、勉強して精進しなさいな。有能な先輩も、初々しい後輩も居るのだから、一の者に成るなんて狭き門なのよ、わたし。せめて、先生に頼って頂ける者に成らなければ。

こんな時間まで、お酒を飲みながら以前差し入れで頂いたお菓子を食べて居たわ。今から寝ようとして居る所。いくら休みだからと言って、滅茶苦茶ねぇ。
ウイスキーって、矢張り日本の物の方が口に合うのね。輸入の物も色々飲んでみたけれど、ブラックニッカとか、国内の物が一番飲み易いのだなぁと面白く思ったわ。