とばかりを

あの人を想いながら歌を口ずさんでばかり。
もう本当に、あれほど素敵な方に出会ってしまっては、他の人になかなか目が向かないわ。一生の、揺るがない一番はあの人なのだろうなと、日々思う。

ふたりわらいあったさいごのひ、なにもしらせずいてくれてありがとう。
あなたのめにうつるさいごのわたしが、しあわせにわらうわたしでよかった。

私の性格を、彼で受け止めきれるのかを考えると、きっと無理だろうなとしか思えない。そして未来は望めない。彼の理想の未来を、私では築けない。では、手を退くのが最善。けれどそれが出来ない。

あああああもう、もう、どうしましょう。大丈夫よね。きっと大丈夫よね。
上手に断る術を、知らないのよ。情けないことに。

貴方では、駄目。駄目なのよ。安心感と、タイプが足りない。だから、駄目。お願いだから、以上にはならないで。しないで。このままで居て。

「朝まで72時間」を観ていた。やはり私は、この番組が好きだわ。人生を見詰めていて、どのように生きどのように散るのかを考えさせられる。一人一人の生き様が、そこにはあって。生と死の狭間を揺れ動く命の尊さよ。全うせねばと、思い知らされる。

明けましたわね。
どうか良き一年と成りますように。

今年こそあの人に御逢い出来ますように…だなんて。もう、本当に。

私からは連絡してやらない。その話に触れてやらない。だってまるで、私が必死みたいになるんですもの。そんなのって、些か癪じゃなくって？
別に焦がれて居る訳ではないし、どうしてもと云う訳でもないもの。
私が焦がれて居るのは、一途に想って居るのは、あの人だけだから。

そんな事をして居る間に、手元をするりと抜けて行っても、知らないわよ。
素直じゃないとか、照れ屋とか、関係無いわ。今、此の時に於いて其れは、浅慮の要因としか成り得ない。