とばかりを

昨日電話で旅行に誘われたけれど。普通に考えて、行けるわけないわよね。あんな宣言をされたあとに、その人と二人で旅行とか無理に決まってるじゃない。どんな顔して行けと。ただただどちらにとっても残酷でしょうよ。最早誤魔化して躱すことも不可能になってしまったのだから。
私なんかのどこが、そんなに良いのよ。

居心地が良いのは、多分お互い様で。
居心地が良いからもっと近付いてもっと一緒に居たいと言う貴方と、居心地が良いからこそ今のままで居たい私と。どうにも、噛み合わない、わねぇ。

ストレスフル。何この状況。あの人に会いたい。今は、何をしていらっしゃるのかしら。会いたい。

今日もろくろく話さず。
けじめを、つけましょう。悪いのは全て私なのだから。周りは悪くない。

はー、何これ。本当に何この状況。雁字搦めね。皆が、ね。

あれ、何だか…。色々ごちゃごちゃになってしまいはしたけれど、本来目的として居たことは達成されて居る、のかしら？

「知りたい」って、大事、でしょう？

よし、普通に話せて居るわ。この調子でいきましょうか。近付き過ぎないようにして、でも離れ過ぎないようにもして。

私的には普通に話せて居ると思ったのに、相手的にはそうではなかったみたい。ううん、難しいわねぇ…。どんな風に接して居た？こんな感じだったと、思って居るのだけれど、何処が違うのかしら？私では分からない。分からないわよ。どうすれば良いの。
ああもう、面倒臭い。元に戻りたいのは、私だって同じなのに。
まぁ貴方は、元に戻った上でのその先を求めて居ると、言って居たけれど。

それを知ってしまった上で、元に戻りたいと願うこの行為は、とても非道いことをして居るのだと云う、自覚はあるの。
それが、態度に出てしまって居るのかしら。本当に自分勝手だと、分かって居るから。元に戻るには、貴方の優しさに付け込むしかないのよ。本当に、非道い。