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#1 [行数入るかの確認テスト] 19/04/14 04:52
●本当は歌ってたよ
音楽の授業で、クラスみんなで歌を歌っていたとき。伴奏の音楽が突然止まった。

「おい、しん。歌ってないだろ?」
ドキッとして一気に緊張したのは、歌ってなかったからではなく、クラスみんなの前で突然名指しで呼ばれたからだ。
「…歌ってます」
絞り出すように、なんとか答えた。

「嘘をつくな。先生は、お前の口が動いてないのを見てたんだよ。」
そんなことを言われても、歌っていたものは歌っていたんだが、当時のぼくは気が弱くて、おとなしく、この状況で自分の意見なんてとても主張できなかった。確か、そのまま押し黙ってしまった。

困惑しているぼくにH先生は続けた。
「じゃあもう一度伴奏を流すから、お前一人で歌ってみろ。さっき歌っていたのなら歌えるはずだ。」
その後、ただただ伴奏が教室に響いた。

小学校1年生の頃は、授業中に手を挙げて発言することもなかなかできなかったし、かけっこでは、競うことにびびってわざと負けたりもしていた。今思うとなかなか謎だけど、それくらい気が弱くておとなしい子どもだった。
突然クラス全員30人以上の前で一人で歌うなんて、とてもできなかった。
担任であるH先生には、そんなことわかりきっていたはずである。

伴奏の音楽を一曲まるまる流した後、H先生が言った。
「しん、連絡帳(※保護者と担任との間の連絡用のノート)を先生の机の上に置いておきなさい。」
ランドセルから連絡帳を取り出して教卓に向かった。H先生がまた口を開いた。
「しん、もう一度聞くぞ。お前はさっき歌ってたか?」
「………歌ってませんでした」

本当は、歌ってた。

#2 [行数入るかの確認テスト]
●ボール遊びができない校庭
同じクラスの数人で、校庭でサッカーをして遊んでいたとき。大きく蹴り上げられたボールが、校庭の横にあったプールに入ってしまった。
もちろん故意に蹴り込んだわけではないのだが、いっしょに遊んでいた友達みんな一気に落胆した。みんなH先生からゲンコツをもらうことになると容易に想像できたからだ。

プールには鍵がかかっていて入ることができず、ボールを取りにいくためには、担任のH先生に黙っていることはできなかった。

当時の詳しい状況については記憶がおぼろだが、「プールに何かが入る=悪いこと=H先生に怒られる」と教え込まれていたことは覚えている。
もしかしたら、「中にボールが入るといけないから、プールのそばではボール遊び禁止」といったようなルールがあったのかもしれない。
だとしたら、それを破ったぼくらは怒られて然るべきだったのだろう。

だけど、ボール遊びができない小学校の校庭って何なんだろう。
詰まる所、施錠されているプールにボールを取りにいくのが面倒だから、子どもたちの校庭遊びに制限をかけていたのだ。そしてこの制限の実効性を担保するために、ゲンコツという実力行使を行なっていたのだ。教師である大の男が、小学校1年生に対して、である。

大人になった今思い返すと、理不尽ではないかと文句の一つも言ってやりたくなる。だけど、小学校1年生にとっては、担任の先生ーましてや校内で最も恐れられている先生ーは絶対だったのである。

⏰:19/04/14 04:55 📱:iPhone 🆔:2tvISinI


#3 [行数入るかの確認テスト]
夜中にふと昔のことを思い出したので、自伝的小説風に吐き出してみるものである。


小学校1年生の頃。
担任のH先生は、学校内で一番恐いと言われている先生だった。
いわゆる“熱血教師”といったようなイメージで、他の先生や保護者からはそれなりに信頼されていたと記憶しているが、
大人になった今、教え子の立場で思い返すと、ただ理不尽なだけの体罰教師だったなという印象しかない。

⏰:19/04/14 04:58 📱:iPhone 🆔:2tvISinI


#4 [行数入るかの確認テスト]
夜中にふと昔のことを思い出したので、自伝的小説風に吐き出してみるものである。
>>1-3

小学校1年生の頃。
担任のH先生は、学校内で一番恐いと言われている先生だった。
いわゆる“熱血教師”といったようなイメージで、他の先生や保護者からはそれなりに信頼されていたと記憶しているが、
大人になった今、教え子の立場で思い返すと、ただ理不尽なだけの体罰教師だったなという印象しかない。

⏰:19/04/14 05:00 📱:iPhone 🆔:2tvISinI


#5 [匿名希望]
てすつ

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