>>178【続き】
「音楽に生かされているんだ、音楽で生きているんだっていうことを、もう照れずに言ったほうがいいなって。今までちょっと照れがあったんですよね。13歳の頃に遊びで始めたギターの延長線上っていう、ある種イノセンスな感覚がずっと抜けていなくて。だから『俺はアーティストだからさ』なんて言うのはずっと照れくさかったんですよ。
でも、久しぶりにアリーナの皆さんの前でライブを行い、そして『紅白歌合戦』のステージにも立たせていただき、『ああ僕は音楽をやるために生きているんだな、音楽に生かされているんだな、そのことに対してこの命の役割を与えてくれた両親、祖父母、すべてのご先祖さまに感謝したい』――そういう想いを込めてのMCでした」
福山さんが選曲したのは、昨年末に名古屋ガイシホールで行われたライブのダブルアンコール曲の「道標」。紅白のものとは違う、ギター1本の弾き語りです。リアルタイムでTwitterのタイムラインには、「同じ曲でもこんなにも違うんだ!」という驚きの声が溢れました。