>>108【続き】
2匹の猫がやって来て、3年くらいになるという福山さん。これまで、そのことを公にしなかったのには理由がありました。保護動物に対して、まだまだ自身が勉強中だから、ということでした。
「動物愛護と人間の共生というのは、人間側が、さまざまな想像力を働かせながら考えていかなければいけないテーマではあるのですが、日本は法整備など含めてまだまだ不十分な面があります。どの立場の人にとっても正解を示すのは、なかなか難しいのが現状なのかなと。
でも、殺処分ゼロを目指していきましょう、というのは、現在の日本では当然の方向性だと思います。そのために活動をされているNPO団体も多くありますし、個人や地域でボランティアとして活動されている方もたくさんいらっしゃる。数字だけではない殺処分ゼロ、そういう取り組みをされている方々を少しでも応援できたらいいなと思っています。そんな折、『長崎の変』のクリエイティブで長崎の地域猫をキャスティングさせていただくことになり、僕自身が共に暮らしている猫のお話をさせていただきました」