【トイレの上から】怖いコピペ総合【誰か覗いてる】
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#667 [キリ∽ルシファーゼ@植民地◆Rip...6jGI]
「いや、寝てたら・・・・・気がついたら・・・・・彼女が寝てたんですよ・・・・・いやぁ」
自分でもなにがなんだか全然わからない。まわりも驚いた。一体こりゃ、どういうことなんだよって。。。。昼間確かに、埋葬したはずの娘さんが、彼の隣で寝てるわけだ。
「えっっ」 「なんだおい・・・」 「気味悪いなぁ・・・」 「いや?もしかすると、彼女があんたに会いたくて、やってきたのかもしれないねえ・・・」 って言う人もいて・・・・
翌日、昼になって、皆、彼女をまた埋葬しに行った。線香あげて手を合わせた。そのとき、叔父さんは無性に悲しかったし、辛かった。で、帰ってくると、牧場のご主人が、「あんたもこんなんで、気持ちも落ち着かないだろうから、もう一晩、泊まっていきなさいよ」
「はぁ・・・・・・ありがとうございます」
「うん、そうしたほうがいいや」
で、またみんなでいろいろ話をするんですが、なんだか今一つ、盛り上がらないんですねえ。やがて・・・・・時刻がどんどん過ぎて・・・・・。「さぁ、じゃあみんな、寝ようか」って話になって とまた、その友達が、叔父さんの気持ちを察して、「おまえ、どうだ? 今日も一人で寝るか? 俺は向こうで寝るから」と言って、行っちゃった。

⏰:10/06/29 02:31 📱:PC 🆔:rOqsqn2w


#668 [キリ∽ルシファーゼ@植民地◆Rip...6jGI]
叔父さん、また一人になっちゃった。

神経がやたらピリピリとして、起きていたんですが、やがて疲れが出てきたんでしょうねぇ、いつの間にか眠ってしまった。夜中も過ぎて、かれこれすればもう夜明け。 ・・・・ゾクッと寒気がして。  “う゛っー”目が開いた。
“うん? ・・・・腕が重い!”  「えぇ?!なんだ、う゛っ、  うっ・・・・」
その時、 “待てよ??” なんだかみょーな気がしたんですが、ゆっくりと横を見ると、、、、、
“うっ!  ・・・・自分の腕の上に黒い髪がのっている!”
”そんなぁ?!”と思って見る気はないんですが、わかっちゃいるんですが、もう一度確かめてみようと思って、    見た瞬間に、
「う゛っ!うわぁぁぁぁぁーーーー!」
悲鳴が上がった。またみんな飛んできて見れば、叔父さんがガタガタガタガタ震えている。皆も驚いた!一度ならず、二度なんですよねえ・・・・・・・。     腕で寝てる・・・・・。

⏰:10/06/29 02:32 📱:PC 🆔:rOqsqn2w


#669 [キリ∽ルシファーゼ@植民地◆Rip...6jGI]
「おい、こりゃさぁ、ほっとくわけにいかないぞ!」 「一体どういうことなんだろ・・・・」
「いや・・・・あぁぁ・・・・あぁ・・・・。気がついたら、彼女が・・・・隣で寝てたんです・・・・」
見ると、黒ーいきれいな髪。 白い死装束。 顔には、うすーく死化粧。 きれいな白ーい顔してるんですがねぇ。これ、見ようによっては、白無垢を着た花嫁に見えた。なぜか顔が、安らかに眠っている、そんな感じがしたんですよね。
「これ、いちおう警察に言おうやっ」って話になった。で警察が来たんですがね、相手が死体ですからね。しかも病気で亡くなっている人間だ。事件と言っちゃ事件なんですが、警察もどうやっていいのかわからない。で、「様子を見ましょう」ってことになった。
と友達が、「おう、ちょっと待ってくれよ、俺に考えがあるから!」と言うと、牧場の人に頼んで、町へ出て行った。一方では、彼女をまた埋葬しに行った。でまた、牧場に戻ってきた。昼を過ぎたころに、その友達が帰ってきた。
友達は、結構カメラをいじれる人で、町へ行って、どうにかいろんなもの集めてきた。「これ、カメラなんだけどね。時間ごとにシャッター切れるようにしてあるから。だから、今晩また泊めてもらって、一応これ置いといて、どういう状況が起きているのか、俺、写してみようと思うんだ」
と、牧場のご主人も、「まあ、よかったら今日も、泊まっていってくれ」言うんで、「そうですか、じゃあ、そうさせてもらいます・・・・」ってことになった。で、叔父さんがいつものように、自分は一人で寝たわけだ。

⏰:10/06/29 02:34 📱:PC 🆔:rOqsqn2w


#670 [キリ∽ルシファーゼ@植民地◆Rip...6jGI]
ところが、ほかの部屋に行った連中はというと、みんな布団に入ったり起きたりしてるんですが、実は誰も寝てないんですよねぇ。なかには、火にあたったまま、ずっと寝ずに様子を見ようという人もいるわけだ。みんな『その時間』、待ち構えるようにして、待機してるわけですよ。
叔父さんもなかなか眠れない。寝れるわけがない。時間ばかりがだんだんだんだん過ぎていく。  ところが、そうこうしてるうちに、やはりみんな昼間の疲れがあるもんですから、なんとなく、 うつら、うつら・・・・・・・し始めた。そのうち、みんな、寝てしまった。
夜中を過ぎて、まもなく夜明け。 “・・・・う゛っ?!”「来てくださーーーい! ううっーーー!  んっっ!  お願いします! ・・・・うっ!」 叔父さんの叫び声。
みんなハッ! と起き上がって、「あ! いけね!」走って行ってみた。部屋をパッ! と開けると、叔父さんが寝てるその横に、白い死装束の彼女が、横になってる。「どういうことだよ、こりゃいったい」皆目見当もつかない。いったい『誰』が何をしてる?!イタズラとも思えない。
と、その友達が、「・・・わかった。写真、撮れてると思うんで、現像してくるよ!」と言って、牧場の人間に頼んで、一緒に町に行った。で、あとの人たちでもって、また埋葬しに行ったわけだ。  そして帰ってきた。
昼を過ぎたころ、友達が帰ってきた。   ところがなんだか、すごーく緊張してる。

⏰:10/06/29 02:36 📱:PC 🆔:rOqsqn2w


#671 [キリ∽ルシファーゼ@植民地◆Rip...6jGI]
「写真できましたんで、見てもらえますか・・・」かなりの枚数があるんですが、そこから、ひょいっと、つかんで、適当な枚数を、「こんな具合なんですよ・・・」牧場のご主人に渡した。牧場のご主人が真剣な顔つきで一枚ずつ見ていく。 やがて“・・・・・・・う゛っ!” うめき声ともつかない、驚きの声を上げた。  牧場の牧童頭が受け取って、眺めた“・・・ええぇ・・・!・・・!”やはり、同じような声を上げて、黙って、その写真を、叔父さんに手渡した。      叔父さんが写真を見た。
その写真、ふすまが閉まってる、部屋の様子なんですねえ。    一枚目、二枚目、ぜーんぶふすまが閉まってる。
ところが何枚目かで、ふすまが少し開いてる・・・!“・・・ん!” その次のも、ふすまが開いたまんま。  同じ状態。  その次のも、そんな感じ。
そしてその次の写真見て、叔父さん、 「う゛う゛っうううううっーーーー!」  声を上げた!
ふすまがかなり開いてるんです。      で、その下あたりに、足の先が少し見えてる・・・・。

⏰:10/06/29 02:37 📱:PC 🆔:rOqsqn2w


#672 [キリ∽ルシファーゼ@植民地◆Rip...6jGI]
中段あたり、ちょうど横になる形でもって、白い死装束と、黒い髪が見える。 抱えられたような形になっているんだ。   で、その上!
“ ・・・・・・う゛っ!”   ふすまからすこーし顔がのぞいてる。      「ええっーー!」 叔父さんは驚いた。
その、ふすまからすこーしのぞいているその顔。     “う゛うっ! あぁぁああああああーーーーーー!”
それ、その顔、    叔父さんだったんです・・・・・!
死体を運んできていたのは、   叔父さん自身だったんです・・・・・。
でも、はじめて牧場に着いたその日。叔父さんはお墓がどこにあるのか、知らなかったんですよねぇ?・・・・不思議ですよねえ。この話。私のまわりの人たちは、「北海道の花嫁」って言ってるんです。
怖いけど、何故か、優しいお話ですよね?
「つぶやき怪談」いかがでしたか?

⏰:10/06/29 02:38 📱:PC 🆔:rOqsqn2w


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