【トイレの上から】怖いコピペ総合【誰か覗いてる】
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#626 [Pechi◆hF/FePK.YI]
本気で兄貴の友達の色白美人なお姉ちゃんが、体験した話。
話は上手く書けないけど、気にしないで聞いてください。
結構近所で起きた事件で、新聞にも出た話。
隣町で三年前かな?
それくらいに起きた話なんだけど。
その町のある中学校で、受験生の男女五人が全員自殺で死んだんだ。
夏休み前に学校の友達六人で合宿をして、其処で起きた悲劇だった。
その中の六人目に、そのお姉ちゃんがいた。
お姉ちゃんはその日、クラスの男の子三人と親友の女の子二人と一緒に、学校にお泊りで受験勉強に励んでいた。
深夜一時。
「そろそろ寝るかー。」
ってなった時、その中の一人が
「学校の裏で肝試ししない?」
とか言い始めた。
「えー…危ないよ。」
と言うお姉ちゃんを無視して、親友二人は大はしゃぎ。
「あなたはどうする?ここに居るの?」
そう言われて、部屋に一人で残ってるのも怖かったお姉ちゃんは、渋々その後をついて行ったらしい。
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#627 [Pechi◆hF/FePK.YI]
肝試しのルールは簡単だった。
『学校の裏庭にあらかじめ埋めておいた割り箸を取って、一周して戻ってくる。』
『それを次のチームに渡して、リレーのように1チーム二周する。』
そんな感じだったらしい。
なんせその学校は結構山の近くにあって、私も行った事があるけど。
昼間に行っても裏庭は軽い森のようになっていて、かなり薄暗くて気味悪い所だった。
だからお姉ちゃんはかなり嫌がっていた。
チームは三人ずつ。
Aチームは女、女、男で、お姉ちゃんの親友二人とお姉ちゃんの好きな人だった。
Bチームは男、お姉ちゃん、男と、そんな感じで別れた。
お姉ちゃんは
「どうせなら、好きな人と一緒に行きたかった。」
と思っていたが、男二人の方が心強いと黙っていたらしい。
いよいよ、肝試しがスタートした。
最初に、Aチームが出発。
両脇の女の子は真ん中の男の子にピッタリとくっついていて、お姉ちゃんは少し恨めしく思った。
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そして十分ほど経過した。
痺れを切らした男友達は
「遅えな、あいつら。」
「もう出ちまうか。」
と言って、まだ割り箸も受け取っていないのに、お姉ちゃんを真ん中に挟んで、出発してしまった。
でも、お姉ちゃんはその不可解な出来事を不安に思っていた。
「本来なら、一周五分ほどで帰ってこれる距離なのに、何故あの子達は帰ってこないのだろう?」
そう考えたら、一刻も早く帰りたくて仕方がなかった。
そう思ってるうちに裏庭に着いて、男友達は地面に刺さっていた割り箸を引き抜いた。
その夜は動物の死体のような、沼のすえたような臭いがしたらしい。
「くっせえーっ!」
「ヤベえ、超怖え―んだけど!」
テンションが上がってる男の子達。
泣きたい思いを必死に堪えて、お姉ちゃんは男友達を引っ張って、さっさと一周を終わらせてしまった。
そして見事ゴール。
「マジ、ヤベーっ!怖かったあー!」
「お前、結構足速えーなぁ、ついてくの大変だったし!」
「うるさい、怖かったの!」
お姉ちゃん達はそんな会話をしながら、Aチームを待っていた。
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でも、待っても待っても、Aチームは帰ってこなかった。
携帯の時計は三時を指していた。
何かがおかしい。
「まさか、何かあったのでは…。」
すると、男友達二人がお姉ちゃんに言った。
「俺達、様子見てくる。」
「あいつら探してくる。」
「もし俺達が二十分しても帰ってこなかったら、下町に降りて警察呼んで来い。」
「お前は今はここに居ろ、分かったな?」
お姉ちゃんは自分も連れて行って欲しかったが、さっきまでとは違う二人の真剣な顔に、泣きながら頷いた。
そして、男友達は裏庭へ。
お姉ちゃんは一人、その場で座って待っていた。
やはり、二人は帰ってこなかった。
携帯は圏外、夏なのに、寒い。
お姉ちゃんは、男友達に言われた通り町の交番に行こうとしたが
「ここで下手に動くのも危ない。」
と思って、ただひたすら夜が明けるのを待った。
そして、やっと朝日が上がって先生の一人が車で校門から入ってきた。
お姉ちゃんは先生を見つけるなり必死になって走り寄り、先生に泣きついた。
理由を聞いた先生はお姉ちゃんをなだめ、警察を呼んだ。
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警察が来るまでは、先生の車の中で待っていた。
そして数分後。
二〜三台のパトカーが到着し、お姉ちゃんに事情を聞いた。
「とりあえず、裏庭までついて来て下さい。」
「お願いします。」
お姉ちゃんは警察に頼んで、裏庭について来てもらった。
其処で、お姉ちゃんは、見てしまった。
戻って来なかった五人は、それぞれ首を吊って死んでいた。
皆どこから持ってきたのか、ボロボロの細い縄で首を括っていた。
そして、全員。
校舎を背にして何かを睨みつけるように、じっと森の方を見ていたらしい。
その事件は、校庭に集まったパトカーや救急車を見た生徒達の間でも、大変な騒ぎになった。
臨時PTA集会までもが行われた。
お姉ちゃんはその事件以来、登校拒否になった。
受験も落ちて、定時制の学校にも通わなかった。
今も週二ぐらいで精神科に通って、カウンセリングを受けている。
兄貴の友達が言うには
「俺もパトカー見たから、この話は絶対嘘じゃねーよ。」
「姉貴もあの事件以来、すっかり引きこもりになっちゃってさ。」
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「それで一人でいるのが嫌みたいで、ずっと俺とか母ちゃんと一緒に居ようとすんの。」
「お前もさ、姉貴ん所に行って話を聞いてみ。」
「俺から聞くより、めっちゃ怖えーからさっ!」
と言う事らしい。
この話は、兄貴の友達が恐怖投降か稲川さんかなんかに出したらしい。
他県でも知ってる人がいるそうだ。
これで私の話は終わりです。
怖くなかったら、ごめんなさい。
変に長い乱文、失礼しました。
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