【トイレの上から】怖いコピペ総合【誰か覗いてる】
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#191 [〇〜]
長いかもしれないが需要があったので。
【猿夢】
私は夢を見ていました。
昔から私は夢を見ている時に、たまに自分は今、夢を見ているんだと自覚する事がありました。
この時もそうです。何故か私は薄暗い無人駅に一人いました。
ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。
すると、急に駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。それは、
「まもなく、電車が来ます。その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよ〜」
と意味不明なものでした。
まもなく駅に電車が入ってきました。
それは電車というより、よく遊園地などにあるお猿さん電車のようなもので、数人の顔色の悪い男女が一列に座っていました。
:08/12/11 02:02 :814SH :teHPGuS.
#192 [〇〜]
私はどうも変な夢だなと思いつつも、自分の夢がどれだけ自分自身に恐怖心を与えられるか試してみたくなり、その電車に乗る事に決めました。
本当に恐くて堪られなければ目を覚ませばいいと思ったからです。
私は、自分が夢を見ていると自覚している時に限って自由に夢から覚める事が出来ました。
私は電車の後ろから3番目の席に座りました。
辺りには生温かい空気が流れていて、本当に夢なのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。
「出発します〜」
とアナウンスが流れ、電車は動き始めました。これから何が起こるのだろうと私は不安と期待でどきどきしていました。
電車はホームを出るとすぐにトンネルに入りました。
:08/12/11 02:03 :814SH :teHPGuS.
#193 [〇〜]
紫色ぽっい明かりがトンネルの中を怪しく照らしていました。
私は思いました。
(このトンネルの景色は子供の頃に遊園地で乗ったスリラーカーの景色だ。この電車だってお猿さん電車だし、結局過去の私の記憶にある映像を持ってきているだけでちっとも恐くなんかないな)
とその時、またアナウンスが流れました。
「次は活けづくり〜活けづくりです」
活けづくり? 魚の? などと考えていると、急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。
振り向くと、電車の一番後ろに座っていた男の人の周りに、四人のぼろきれのような物をまとった小人がむらがっていました。
よく見ると男は刃物で体を裂かれ、本当に魚の活けづくりの様になっていました。
:08/12/11 02:03 :814SH :teHPGuS.
#194 [〇〜]
強烈な臭気が辺りをつつみ、耳が痛くなるほどの大声で男は悲鳴をあげつづけました。
男の体からは次々と内臓がとり出され血まみれの臓器が散らばっています。
私のすぐ後ろには髪の長い顔色の悪い女性が座っていましたが、彼女はすぐ後で大騒ぎしているのに黙って前を向いたまま気にもとめていない様子でした。
私はさすがに想像を超える展開に驚き、本当にこれは夢なのかと思い恐くなり、もう少し様子をみてから目を覚まそうと思いました。
気が付くと一番後ろの席の男はいなくなっていました。しかし赤黒い、血と肉の固まりのようなものは残っていました。
後ろの女性は相変わらず無表情に一点をみつめていました。
「次はえぐり出し〜えぐり出しです」
とアナウンスが流れました。
すると今度は二人の小人が現れ、ぎざぎざスプーンの様な物で後ろの女性の目をえぐり出し始めました。
さっきまで無表情だった彼女の顔は痛みの為ものすごい形相に変わり、私のすぐ後ろで鼓膜が破れるぐらい大きな声で悲鳴をあげました。
眼かから眼球が飛び出しています。血と汗の匂いがたまりません。
:08/12/11 02:04 :814SH :teHPGuS.
#195 [〇〜]
私は恐くなり震えながら前を向き、体をかがめていました。
ここらが潮時だと思いました。これ以上付き合いきれません。しかも順番からいくと次は3番目に座っている私の番です。
私は夢から覚めようとしましたが、自分には一体どんなアナウンスが流れるのだろうと思い、それを確認してからその場から逃げる事にしました。
「次は挽肉〜挽肉です〜」
とアナウンスが流れました。
最悪です。どうなるか容易に想像が出来たので、神経を集中させ夢から覚めようとしました。
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)
いつもはこう強く念じる事で成功します。
急に「ウイーン」という機械の音が聞こえてきました。今度は小人が私の膝に乗り変な機械みたいな物を近づけてきました。
たぶん私をミンチにする道具だと思うと恐くなり、
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)
と目を固くつぶり一生懸命に念じました。
「ウイーン」という音がだんだんと大きくなってきて顔に風圧を感じ、もうだめだと思った瞬間に静かになりました。
:08/12/11 02:05 :814SH :teHPGuS.
#196 [〇〜]
なんとか悪夢から抜け出す事ができました。全身汗でびしょびしょになっていて目からは涙が流れていました。
私は寝床から台所に向かい、水を大量に飲んだところでやっと落ち着いてきました。
恐ろしくリアルだったけど所詮は夢だったのだからと自分に言い聞かせました。
次の日、学校で会う友達全員にこの夢の話をしました。
でも皆は面白がるだけでした。所詮は夢だからです。
それから4年が過ぎました。大学生になった私はすっかりこの出来事を忘れバイトなんぞに勤しんでいました。
そしてある晩、急に始まったのです。
「次はえぐり出し〜えぐり出しです」
あの場面からでした。私はあっ、あの夢だとすぐに思い出しました。
すると前回と全く同じで二人の小人があの女性の眼球をえぐり出しています。
やばいと思い、
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)
とすぐに念じ始めました。
今回はなかなか目が覚めません。
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ)
……今回はなかなか目が覚めません。
「次は挽肉〜挽肉です〜」
:08/12/11 02:06 :814SH :teHPGuS.
#197 [〇〜]
いよいよやばくなってきました。「ウイーン」と近づいてきます。
(夢よ覚めろ、覚めろ、覚めろ、覚めてくれ)
ふっと静かになりました。
どうやら何とか逃げられたと思い、目をあけようとしたその時
「また逃げるんですか〜次に来た時は最後ですよ〜」
とあのアナウンスの声がはっきりと聞こえました。
目を開けるとやはり、もう夢からは完全に覚めており自分の部屋にいました。
最後に聞いたアナウンスは絶対に夢ではありません。現実の世界で確かに聞きました。
私がいったい何をしたと言うのでしょうか?
それから現在までまだあの夢は見ていませんが、次に見た時にはきっと心臓麻痺か何かで死ぬと覚悟しています。
こっちの世界では心臓麻痺でも、あっちの世界は挽肉です……。
:08/12/11 02:07 :814SH :teHPGuS.
#198 [七氏]
ひゃー
:08/12/11 10:40 :SH904i :7OZKgEuU
#199 [〇〜]
ハンマービデオ
とあるビデオ屋でワゴンセールで100円のビデオを見つけた。
タイトルは「ハンマー」
ケースも無い為内容などは一切分からないいが、興味を持ち買ってみることにした。
その夜、早速ビデオを再生すると、いきなり本編が始まった。
どうやらどこかの道を走っているらしい。
カメラは走っている者の視点で、ただひたすらどこかの街を走りながら写し出だしている。
「なんだ、100円でも高そうだ」と思いながら、流しっぱなしにしてパソコンを始めてしまった。
画面は、上下に小刻みに動き「はあはあ」と走っている者の息遣いが聞こえ進んでゆく。
その時画面を見ながら俺は妙な違和感を感じ始めていた。
「俺、ココの道見たことあるかも」
ロケ地が知ってる街なら、楽しめそうだとパソコンを止め見ていると、どうやら場面は住宅街に入ってきたようだ。
「え?…ここって」
そう思ったところで画面が止まった。どこかのアパートの前のようだ。
そして画面はまた動き出し、一番奥の部屋の前で止まった。
表札には見慣れた名前が書いてあり、ドアの横には、さっき乗ってた自転車が置いてある。
:08/12/11 13:11 :814SH :teHPGuS.
#200 [〇〜]
「俺のアパートじゃないか!」
『ドカ!!!』
そう叫ぶと同時に部屋のドアが激しく音を立てた。
画面を見ると何者かがハンマーでドアを激しく叩いている。
音と画面は完全にシンクロして、画面のドアが叩かれれば俺の部屋のドアも激しく音を立てる。
パニックで動けないで居ると、玄関のドアに穴があいて向こうが少し見えた。
血走った目で、こちらを覗いている男が居るではないか。
また画面を見るとテレビを見てる俺が写ってる。
「ひっ!」
その時、思わず飛びのいた俺はリモコンに触れてしまったようで、ビデオのスイッチが切れてしまった。
しん、と静まり返る俺の部屋。ドアからは、もう音はしない。
恐る恐るドアをあけるが、誰も居ない。
俺は隣の人に事の状況を説明し無理やり俺の部屋の前に連れて来たが、確かに穴のあいたはずのドアが、今は何も無かったかのように元に戻っている。
隣人は「夢でも見たんだろ」と言い、さっさと部屋に戻ってしまった。
俺も自分の部屋に入り、ビデオを取り出してみる。
タイトルは「ハンマー」
ちゃんとある。しかも中ほどまでテープは進んでいる。
:08/12/11 13:12 :814SH :teHPGuS.
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