あたしも怖い絵本読んだ
クローンの問題提起をこどもに分かってもらうための絵本だったと思う


ある日女の人が男の子を産みました。
女の人は男の子の分身を４人つくりましたが、分身はずっと寝たきりでした。

男の子が３歳になり、腕を怪我して使い物にならなくなってしまいました。

すると一人目のクローンが目を覚まし、自分の腕を男の子にあげました。

男の子｢ありがとう｣

クローン｢いいんだよ。この時のために僕はつくられたんだから。｣

男の子が５歳になると、今度は両足を怪我してしまい、使い物にならなくなってしまいました。

すると二人目と三人目のクローンが目を覚まし、自分の足を一本ずつ男の子にあげました。

男の子｢ありがとう｣

クローン｢いいんだよ。この時のために僕はつくられたんだから。｣

男の子が７歳になると、やがて死んでしまうこと重い病気になりました。
男の子｢お母さんごめんね。僕が死んだら悲しむだろうなぁ…｣

お母さんはにこりと笑い言いました。
｢いいのよ。このときのためにこの子がいるんだから。｣

お母さんは四人目のクローンと手をつないで家に帰っていきました。