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#2 [神楽◆8NBuQ4l6uQ]
【鹿児島・宮崎】

鹿児島の片田舎に「天子馬場」という通りがある。

もとは天子宮があった通りで、天子宮の祠官であった渡辺伯嗜(ほうき)は、庄内の乱(1599年)の折りに島津方(鹿児島の総本家)に通じたとして、伊集院方(宮崎県都城領主)に捕らえられ、前川と後川という名の川の合流付近で火あぶりの刑に処せられた。

ここに「首なし馬」の伝説がある。

小雨が降る寂しい夜の丑の刻。
鬼火が出没し、殺された渡辺伯嗜が、白い羽二重の水干に鳥帽子を冠った神主姿で、首なし馬に跨がって蹄を鳴らしながら、麓の天子宮に参るという…。

これを見た者には祟りがあるとの噂があって、人々は恐れ、深夜に外へは出ないとのことである。

⏰:09/02/05 22:41 📱:W51S 🆔:DWqlGanY


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