あの日から、ずっと…
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#185 [七氏]
「も、もっと詳しく話してくれ!」
珍しく親父が焦っている。
いつもはクールで声は小さめなので漏れは少し驚いた。
言われた通り親父に全てを話した。
話している間、漏れの目をジッと見つめていた。
話し終わった途端、親父は母の仏壇をチラッと一瞬見て出かける準備を始めた。
:10/01/19 04:47
:SH906i
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#186 [七氏]
「どこに?」
「…」
親父は黙って家から出ていった。
漏れはア然としながらも母さんの仏壇の方を見つめた。
「…なにかあるのか?」
誰もいない薄暗い部屋で一人つぶやいた。
母さんの仏壇には引き出しのようなものが三つほどある。
:10/01/19 04:52
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#187 [七氏]
1番上の引き出しを開けてみる。
しかしこれといって気になる物は無い。
次に上から2番目の引き出しを開けてみた。
中には(多分母さんが持っていた?)キーホルダーやアクセサリーなどが大事そうに入っていた。
そして3番目の引き出しを開けてみた。
:10/01/19 04:57
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#188 [七氏]
するとそこには母さんを始め、おばあちゃんや死んだおじいちゃん、姉貴、もちろん漏れの写真がたくさん入っていた。
漏れは少し興奮して仏壇から引き出しごと外し、床に座って写真を見あさっていた。
遊園地やら海水浴。動物園に水族館などなど。
:10/01/19 05:01
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#189 [七氏]
ふむふむ
:10/01/19 05:04
:830P
:mLlB0weY
#190 [七氏]
まだ漏れが小さい時に撮った写真ばかりで、漏れの記憶には無い写真が多かった。
いままで何回か母さんの写真は目にしていたが、これほどの量を見たのは初めてで少し興奮しすぎてしまったかもしれない。
あれほど嫌いと言っていたおばあちゃんの写真もしっかりと残ってる。
:10/01/19 05:05
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#191 [七氏]
そしてさらに写真をあさっていると、大量の写真にうずもれた一枚の白い封筒のような物が現れた。
ノリで封をしてあったソレをなんだか物凄く気になり、つい封筒を開けてしまった。
そこには信じられない物が入っていた。
多分、人生で1番驚いた瞬間だったと思う。
:10/01/19 05:10
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#192 [七氏]
その時だった。
古時計のボーン…ボーン…ボーンという大きな音が鳴り響いた。
心臓が飛び出そうなほどビックリした漏れは時計を見る。
気が付くとすでに22時を回っていた。
まだ親父は帰ってこない。
:10/01/19 05:15
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#193 [七氏]
少し心配になったが、親父に限ってそんな心配する事は無かろう。
だがさすがに、あの夢の話しをした後では少し寂しくなり居間でテレビをつけっぱなしで眠りについた。
事件は翌朝に起きた。
:10/01/19 05:20
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#194 [七氏]
昨夜、ズボンの右ポケットに入れておいた白い封筒が無い。
居間の隅から隅まで探したが無い。
"無くした"と言うよりは"取られた"に近かった。
あれの中身は決して他人に見せてはならない物が入っている。
…少し冷静に考えてみた。
:10/01/19 05:24
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