ぞっ‥とする怖い話
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#592 [七氏]
いやいや、俺だ

⏰:10/08/21 22:29 📱:W65T 🆔:0u3keq7E


#593 [七氏]
そろそろ無駄レス感が出てきてるぞ

⏰:10/08/21 23:00 📱:N04B 🆔:tlbYQYj6


#594 [七氏]
去年の夏におきた出来事です。まだ日もおちてない時刻に私は干してあった洗濯物をとりこみました。
そして服をたたんでる時に"カサカサ?"って音がしました。その時テレビもつけておらず、家には私以外誰も居なかったんです。ん?って思いながらも気のせいかと思ったらまた音がしました。耳をすますとどうやら手に持った服から聞こえてきた気がしたので洋服を裏返したり見てみたけど何もなかったんです。おかしいなと思いつつ気にしないようにしてたんですがまた音が聞こえてきたんです。えっ…と思い服に触れた瞬間
"ビキャキャビビビ"みたいな声がしたんです。
そしてふと服のポケットに気付き恐る恐る手を伸ばしたんです。まさか最悪な状態になるともしらずに…。

ポケットを覗いた瞬間中から勢いよく"男"が出てきて私の顔の真横をブワーッと通り過ぎ、部屋中を飛び回り始めたんです!
思わぬ出来事にどうしていいかわからず私は腰を抜かして『嫌!嫌〜!』と叫んでました。すると丁度家族が帰宅して私の声を聞き駆けつけてくれました。
私が『あそこ…あそこに居るの!』と指をさした時、男は家族の顔に向かって飛びかかりました。

⏰:10/08/23 18:02 📱:SO903i 🆔:A0CK3w6.


#595 [七氏]
でも実は家族はこういう事に対しては何度も経験しててかなり強い人だったんです。男が顔に近づいた瞬間右手で払いのけ、男の体を掴み急いで外に出て行きました。私は泣く事しか出来ずに部屋で待っていると家族が戻ってきて、もう大丈夫、でもこれから先また来るかもしれない…男か女かわからないけどまた今回の様な事がおきるかもしれん。だから少し強くなるよう言われました。これ以来今の所同じ事はおきてませんが、毎年この季節になると思い出してしまいます。
何故こんな事がおきたのかは今でもわからないままです。『またあるかもしれない』と言われたけど二度と経験したくないです。今でも本当に恐いです…。ビキャキャビビが耳から離れません…。でも今回のが男でよかったと言われました。女だったら声を出さないらしいので気付かずタンスに入れてたらと思うとそれはそれで恐いですから…。
本当嫌ですよね蝉って。

長文失礼しました。

⏰:10/08/23 18:23 📱:SO903i 🆔:A0CK3w6.


#596 [七氏]
これはオカルトなのか偶然なのか分からないけど…

中一の一学期、まだ同じ小学校上がり同士や新しい友達探しで、クラス全員がそわそわとぎこちない毎日を過ごしていたんだ。
みんなも何となく分かるよね?
そんな時にクラスの男の子の一人が、漫画雑誌のある記事をみんなに教えまわっていたんだ。

それはみんなも知っている「トイレの花子さん」と言う、簡単に出来る降霊術。
イジメられて死んだ花子って昔の女の子を、トイレに呼び出す方法が記事になっていた。

詳しいやり方は忘れたけど、女子トイレの奥から二番目の扉の入口に立ち、花子さんが死んだ年の数だけノックする。
次に中に入り、花子さんが死んだ月の数だけノックする。
その次はトイレから出て、外から花子さんが死んだ日の数だけノックする。
最後にトイレに向かって「花子さーん!」と呼びかける。

すると「は…い…」と聞こえる。と書いていた。

⏰:10/08/24 19:48 📱:SH001 🆔:qTl8/8Lc


#597 [七氏]
その「トイレの花子さん」遊びは瞬く間にクラスで流行した。
休み時間の度に、「全然聞こえねぇw」「キャー!聞こえたー!」とトイレから帰ってくるクラスメイト達。
俺も何人かとやったが、全く聞こえなかった。

恐さも手伝い、中学生活最初の流行は、俺のクラスメイト達の交流を盛んにし、みんながみんなと会話をし、新年度特有のそわついた空気は消えていた。

⏰:10/08/24 19:53 📱:SH001 🆔:qTl8/8Lc


#598 [七氏]
その遊びの流行は収まらず、聞こえる訳がない派・絶対に聞こえる派・怖いから二度としたくない派・聞こえないが何とか聞きたい派。みたいに、派閥に分かれ、色々な意見交換がかわされた。
軽い口喧嘩も絶えなかった。

そんな時、絶対に聞こえる派の一人が「クラスみんなでしようよ!」と言い出した。
その意見にクラスのほぼ全員が賛成した。

どんな小さな声も聞き逃さない様に、場所は本校舎とは離れた、静かな別校舎が選ばれた。
別校舎は音楽室や美術室などの教室ばかりで、利用クラス自体が少なく、昼間でも休憩中のトイレは殆ど利用者がいなかった。

⏰:10/08/24 20:03 📱:SH001 🆔:qTl8/8Lc


#599 [七氏]
そして数少ない「興味ない派」を残し、30名以上での大規模な「トイレの花子さん」遊びが始まる。

トイレの中に入れる人数は限られているので、花子さんを呼び出す一連の作業は「絶対に聞こえる派」の女の子三人が引き受けた。
その一連の作業を終え呼びかける。

「花子さーん」
「……………」

「花子さーん!」
「………………」

絶対に聞こえない派の含み笑いが聞こえる。

「花子さーんっ!」
「…………………」

やはり聞こえない。

⏰:10/08/24 20:11 📱:SH001 🆔:qTl8/8Lc


#600 [七氏]
「だから聞こえるワケねぇだろw」
「嘘ついてんなよww」

冷やかさて何も言い返せなかった「絶対に聞こえる派」が
「もう一度だけやらせて!」
と言いだし、「絶対に聞こえない派」も冷やかしながら
「やってみろよw」
と答えた。

再び一連の作業が始まる。
「絶対に聞こえない派」も何だかんだ言って怖いのか、再びトイレは出来る限り静かとなる。

一連の作業を終え呼びかける…

「花子さーん…」










「は ぁ゙〜ぃ゙…」

⏰:10/08/24 20:19 📱:SH001 🆔:qTl8/8Lc


#601 [七氏]
「ぐわぁーー!」
「ぎゃーっ!」
「いやーーーっ!」

クラス全員がパニックに陥った。
みんながその場所から逃げるのに必死だった。

美術室か音楽室か忘れたが、全員が息を切らしながら教室に辿りついた。
少し冷静になりながらも、まだパニック気味。

トイレで端っこにいた人は何も聞こえなかったらしいが、「絶対に聞こえない派」の人が叫びながら逃げるので、聞こえていない人も息を切らしながら逃げたみたいだ。

この時から俺達クラスの意見は、「トイレの花子さん」は実在する。と決着がついた。

⏰:10/08/24 20:26 📱:SH001 🆔:qTl8/8Lc


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