何処へだって行けるような自由
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#112 [mi*]


そこからまた空っぽになった。
結局あたしの価値は
そこにしかないことを思い知った。
セックスしないあたしは要らない。
単順にそう思った。
先輩たちは優しかった。
ずっと守ってくれた。
それでも、卒業していった。
また何もなくなった。

⏰:16/02/01 03:11 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


#113 [mi*]



それからはまたネットに逃げた。
同じような傷を持った人に依存して
またセックスをした。
セックスをして、依存して、付き合って
上手くいかなくなって、また逃げて
別の誰かと同じことを繰り返した。
誰かに依存していないと
何も出来なかった。

⏰:16/02/01 03:17 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


#114 [mi*]


でも、そんな中で
何度目かに付き合った人は
今までの男の人とは違くて
その時あたしは確かに
愛というものを感じた。

⏰:16/02/01 03:19 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


#115 [mi*]


その人と一緒に居る中で、もう少し
頑張ってみようと思い始めて
周りの人の優しさにちゃんと
目を向けられるようになった。
同じクラスのお兄さんと
ポケモンの話をしてる4人の男の子たち。
とってもとっても優しくて
こういうの、友達っていうのかなって
その時思った。

⏰:16/02/01 03:20 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


#116 [mi*]


だけどいつだって
平穏は続かなかった。
実習後の先生との面談。

「自分に傷をつける人が
 医療従事者になる資格ないから。」

⏰:16/02/01 03:21 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


#117 [mi*]


悔しかった。
何も言えなかった。
苦しかった。痛かった。
言葉が突き刺さった。
全ての先生が怖くなった。
しばらくして、学校にもいけなくなった。

⏰:16/02/01 03:22 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


#118 [mi*]


全てが失くなった。
何も信じられなくなった。
低温火傷みたいに
じわじわと長く心を抉った。
愛してくれた人からも逃げ出して
心配してくれた友達にも言わないで
学校を休学した。

⏰:16/02/01 03:24 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


#119 [mi*]


自己嫌悪、劣等感、罪悪感
色んなものに苛まれて
死のうと思った。
大学辞めるくらいなら
家族に失望されるくらいなら
死んだほうが良い
本気でそう思ったのに
死にきれなかった。
どん底だった。

⏰:16/02/01 03:25 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


#120 [mi*]


そんな時にふと連絡したのは
成人式の時に会った
中学の時の同級生。
近くに住んでいることを思い出した。
誰かに傍に居て欲しかった。
セックスでも何でもするから
傍に居て欲しかった。
彼は何も聞かずに来てくれた。

⏰:16/02/01 03:26 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


#121 [mi*]


紅茶を淹れてくれた。
彼は何も聞かなかった。
傷だらけの腕や首にも触れずに
ただ何も言わずに傍にいてくれた。
何もしなかった。
セックスもキスも。
何もせずに、ただ、隣に居てくれた。

⏰:16/02/01 03:27 📱:SH-01G 🆔:UJrimnhg


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