５才の時

｢いつか大きくなったら
僕のお嫁さんになってね｣

１３年後

｢〇〇あと半年で卒業だね〜 〇〇は、進路決まった？｣

｢馬鹿なお前と違ってな｣

｢なによっ!!どうせ馬鹿だもん 〇〇は〇〇〇大学推薦だもんね｣
｢行かねぇ‐よ｣

｢えッ？？｣

｢だから、行かないって｣

｢なっ･･なんで？じゃぁ、何処に行くの？｣


｢〇〇大｣

｢〇〇大って･･私が受けようとしてる大学じゃん!!!えっ？ちょ･･なんで？推薦は？だって｣


｢黙れ、うるさい、きもい｡ただ家から近いから｣

｢マジで言ってる？｣

｢あぁ｣

そして 卒業式


教室


｢〇〇と離れるの嫌〜っ!!｣


｢私もだよ〜、〇〇ちゃん、いつまでも友達だよっ!!｣


｢当たり前じゃない!!･･･あら？｣

｢どおしたの？｣

｢〇〇早くしろっ、帰るぞ｣


｢もぉ、卒業なのに〇〇は悲しくないの？｣


｢別に｣


｢そりゃ‐そうよね｡だって〇〇は１３年この日を待っていたんだもんね｣


｢っ･･･うるさい･･黙れ｣


｢え？待ってたって今日を？１３年間？〇〇が？｣


｢そうよ〜ﾎﾝﾄ馬鹿と言うか、一途と言うか、私からしたらただの馬鹿ね★｣

帰り道


｢ねぇ、さっき〇〇ちゃんが言ってたのって、なんの事？｣


｢うるさい、黙ってついて来い｣


｢ちょ、何処行くの？そんな腕を引っ張らないでよ〜｣

******************************

｢うわぁ‐!!!!すごい満開｡家からちょっと離れた場所に、こんな所があったんだぁ｣


あれ･･私この場所しってる･･･


確か誰かと･･･
あれは･･確か小さい時に･･!!!


｢〇〇私達さぁ、確か小さい時に ここに一度だけ来た事あるよね？｣


｢思い出した？｣

｢ごめん･･〇〇と来た事は思い出したけど、とても大事な約束をしたような･･･｣


｢ねぇ〇〇｣

｢なぁに？｣

｢１３年前の今日も満開の桜が咲いてた･･･あの日からずっと変わらない｡｣



･･･ぼ･･の･･･さん･･な･･って････

｢･･あっ････｣


｢やっと思い出した？｣


｢ずっと言いたかった、でも結婚できる歳になるまで言わないって、小さい時はそぉ思ってた｡実際１８になっても学生じゃ無理だし〇〇を困らせるかもって悩んだ｡お前馬鹿だしな｡だから決めた｡卒業式の日にしようって｡偶然か運命か、やっと５才の時の約束が果たせる｡一度しか言わないからな｣

｢あの日からずっと

ずっと好きだった

俺の嫁になれ ｣


｢･･はい･･･｣

主人公 号泣