私立織愛学園＊81

大路

[学園/食堂]

っておい！
大路！余計な事言うな！
全く…(余計な事を言う相手にあわあわと珍しく取り乱しては相手を見て眉をよせるが言ってしまったものは仕方ないと思い)

ちゃんと食うから心配するな
なっ？連れがヤキモチ焼くぞ？
ってか食事中なのだから電話きるぞ？(電話口の相手にそう言っては頻繁にかけてくる電話に軽く脅してややこしい事になる前に終了させたく)

〔学園/食堂〕
葉牙先生

…？
余計なことじゃないですー
先生の代わりに申告してあげた親切心ですー

「こら！女の子攻めんなよー。いい子じゃねぇか。」

そーだ。そーだー

「桔梗ちゃんは仕事行っちまったもーん。ええええ、切るの？切っちゃうの？寂しいんだけど、食いながら電話してろよお。咀嚼音聞いてやるからさ！」

そーだそーだー

(余計なことと言われるとほおを膨らましプイッとそっぽを向き、空になった皿にスプーンを置くとテーブルに頬杖をつき、電話から漏れる声の主に適当に合いの手を入れだし)

大路

[学園/食堂]

っ………(二人に攻められれば押し黙り額に手を添えて頭を抱えれば適当に相槌を打ってる相手を見て微妙に苦笑いしてはどうしたものかとスプーンを置いて思案しはじめ)

お前は少し黙れ
お前この間鼻血出したよな？
あれの続きすんぞ！(過去に未遂で終わったキスが思い浮かべばそう告げて脅し半分本気でやるぞオーラ半分出して)

ってか桔梗さんに俺通話告げ口すんぞ？
いいのか？
桔梗さん怖いもんな？怒らせていいのか？(相手を脅したまんまキーキー言う電話口の相手に仕事行ったと聞けば本性出すかのように悪い笑みを浮かべて)

（学園一階/家庭科室）

…口じゃなくて手を動かしてくれませんか。
（部活で今日はクッキー作りをしていて泡立て器でボウルの中のバターを練り混ぜていれば横で洗い物する部員らが「やーん、袖濡れちゃーう。八尋くんに袖クルされたーい。」等きゃっきゃっし始めるがその様子を尻目に黙々と作業進め。ちらちらとこちら視線向けながら「吉岡くんじゃ、…ねえ？」と大路の不在に不満気な彼女達のやりとりに次第にイライラ募らせて。）

【遊んでみた！あげ落ち！】

〔学園/食堂〕
葉牙先生

もっかい鼻血垂れ流して良いならいいけどねっ！
(威圧的なオーラを放ち前回の鼻血の件を脅しに使われると眉を寄せ、バンっとテーブルを叩き立ち上がってプイッと再びそっぽを向きトレーの上の空になった皿を返しに行き)

「ん？鼻血？え？
あー、慧威と電話してるの知ってるからいいぞー？桔梗ちゃん怖いけどだいたい放任主義なんだよー。冷たいよなー泣きそ。ぐすん」

(電話口の主はけろっと返し、ぐすんとあからさまな嘘泣きをして)

［学園二階/音楽室A］

んー……ここは木管より出ちゃダメだからもっと優しく
セカンドはもう少し出ないとハーモニー崩れるよ
サード、音程崩れるね
音域低いけど頑張ろうか
（トランペットのメンバーを集めパート練習をしていて普段とは違い集中した表情でピストンを弄りながら譜面を見てメンバーに訂正箇所を伝えメトロノームを動かせば楽器を構えて）

はい、じゃあもう一度、45小節目頭からください

【吹部も部活あげ落ち！】

大路

[学園/食堂]

(不機嫌そうにバンっとテーブルを叩いて立ち上がった相手を見ればそのまま相手は食器を下げるのに席を離れたのを見届けて電話口の相手に向かって不機嫌そうにこちらもして)

いや
まぁそうだが
ﾁｯ……俺さ本気で惚れて落としたい奴いるからこういう電話かけくるの深夜にしてくれ！
頼む！(電話口の相手に知ってるし放任主義と聞けばそうだったと思い出しては真剣に一つ一つ言葉を選びながらヒソヒソ声で言っては最後にテーブルに向かって頭を下げ)

〔学園/食堂〕
葉牙先生

「え？なんだよ慧威
それならそうとちゃんと言えよなぁ。ったく、じゃあまた連絡するから詳しく話せよー。……頑張れよ！」

(怪訝そうな声に一瞬変わるが小さく息を吐き相手を心配する様な声色で話した後、決まり文句を口にすることなく電話が切れ。そのタイミングで飲み物を２つ手に真尋が席に戻ってきて)

はい、先生。
食べ終わったら飲んでいいからね！

大路

[学園/食堂]

あぁ…また今度な(ようやっと電話の相手が理解して電話を切ってくれればふぅーと溜め息をついては相手が飲み物を持って帰ってきて)

サンキュー(飲み物を見れば色々大変な目にあったため喉は乾いていて椅子から立ち上がり残ったカレーのお皿が載ったトレーを下げようと片手で持っては相手の横に来て飲み物を受け取り視線は相手に向けてしばらく考えればまた一つ溜め息をついて)

俺、お前が好きだわ
じゃあな(そう告げては恥ずかしくもあり怖くもありそのままくるっと背を向けてその場を後にし)

【絡みありがとー落ち】

〔学園/食堂〕
葉牙先生

……へ？
(立ったままお茶の入ったカップに口をつけ、相手がトレーを下げようとしているのを立ったまま眺めていて。残しちゃうのか勿体無いなーなどと思っていれば突然予想もしなかった言葉を受け目を丸くして首を傾げそのまま去って行ってしまった相手を見届けながら1人困惑を露わにして)

……ええええ？
どっちだ？え、からかったのか？ん？んん？放置ですかああああ？！

【落ち】