私立織愛学園＊81

深町

[別棟/室内プール]

やっぱお前良い女だわ(そう言えばありがとなと呟き水に飛び込んだからか自分の前髪が前に流れていて髪から水が滴りそれがうざいのか髪をかきあげて目を抑えて)

いてっ！やっべ忘れてた(片方の目を抑えればカラーコンタクトがずれて痛み)

［別棟/室内プール］

葉牙先生

へへ、ありがと！
好きな子と付き合えるといいね！
（ほめられると素直に喜んでへらへらと笑い相手が目を痛がると驚いて焦りながら顔を覗き込み）

大丈夫？
ゴミ？？

深町

[別棟/室内プール]

それはどうかな？
脈無い気がするが…(左目を抑えながらそう言っては右手でカラーコンタクトを外して痛みが取れれば相手が顔を覗きこんでるとは知らずそのまま顔をあげて左目を抑えてた手を外してはその左目はエメラルドグリーンの海に近い色をしていて)

［別棟/室内プール］

葉牙先生

わかんないよ？
告白されて意識する場合もあるって友達が言ってたし！
告白してみなよー！
（自分の体験談ではないくせに何故だか自信ありげな表情をして偉そうに言い、相手の瞳を見ればあんぐりと口を開けて感激し）

うわぁぁぁ
先生！目！綺麗！

深町

[別棟/室内プール]

いやぁ
どうだろうな？(友達の話を語る相手を見てれば苦笑いして自分の本当の目の色を見られればしまったという顔をするが時既に遅しで綺麗という相手の言葉に観念はして)

あーまぁ見られたもんは仕方ねーし
まっいっか

［別棟/室内プール］

葉牙先生

先生イケメンだから絶対イケる！
（拳を握れば顔の前に持ってきて小さくガッツポーズをし相手の瞳に目を奪われ顔を近づけていき）

ほんものー？
すごーいきれー！

深町

[別棟/室内プール]

いや
お前は？お前だったら俺に告白されたらどうするさ？(イケメンだからと自信満々に言い切る相手に少し困った表情をしじゃあと相手に聞いては相手が瞳に吸い込まれるように近づいてくればそのまま不思議そうに瞳を揺らしては誘うかのように見つめて)

［別棟/室内プール］

葉牙先生

わ、私？
私じゃなくて、先生の好きな人の話でしょ？
本気で好きなら本気の告白するから、相手に伝わるって話でっ
（相手の瞳の色に夢中で相手に見つめられていることに気付いていなかったがそれに気付くとドキッとしあたふたとしながらも視線はそらせず）

深町

[別棟/室内プール]

いやそうじゃなくて
お前俺に興味ないだろ？勿論恋愛的な意味で
なのに興味ない奴から告白されても良い返事するか？(クスッと相手の言葉に笑っては首を左右に振ってちゃんと相手に意味が伝わるように説明すれば相手が自分の目から目が離せないのがわかりそのまま相手の深層心理を見るかのようにジッと見つめたままで)

ある程度年を重ねていけば
傷つきたくないから慎重になる
好きだから突っ走るってのは出来なくなるんだ
わかるか？

〔中庭〕

(バイトもないし部活に顔を出そうかと学園に向かっていたが、中庭の前を通りかかると澄み渡った青空に目を向け、ベンチにゆっくりと腰掛けぼんやりとし始め)

……何作ろうかな

【朝あげ】

［中庭］

「ななちゃんさぁ、ずっと彼女作んないけど好きな子とかいんの？」

なに？
いきなりどうした？

「昨日そういう話になってさぁ…ななちゃんどうなんだろうなぁと思って」

へー…どうだろうね
いたらどうする？

「そんなん応援するよ！ななちゃん私のイチオシ男子だもん！」

…………秋恵

「ん？え？え？？はい？？」

冗談だよ
そんなわけないでしょ
秋恵と付き合ったらうるさくてたまんないよ

「えー！何それー！失礼なんですけど！！」

（部活へ行くため2人で学園に向けて歩いていれば深町が改まった様子で尋ねて来たので一瞬目が泳ぐも茶化しつつ答え、会話が続けば最大限の勇気を出して本音を零してみるも相手が全く理解出来ていない様子だった為これ以上続ける気にはなれずどこか切なげに微笑みながら相手を弄っていつも通りの会話に戻し）

「でも、相談とか聞くからね！あたしに任せてよ！」

ハイハイハイ

【あげ落ち！】

〔中庭〕

….…。
(ベンチに腰掛け簡単な朝食でもとメロンパンにぱくついていれば、目の前をこちらに気づいた様子もなく会話しながら通り過ぎて行く2人の姿を目で追い。耳に入る会話内容に少し苦いを浮かべなんとも友人が哀れになり。パンを膝に置き、静かに合掌してまた続きを食べだし)

【絡ませあげげ】

[学園/食堂]

あーどれにすっかな(食堂のメニューを見れば悩んでんーっと腕組みして内心唐揚げかカレーかと迷って数分後ようやく決まれば食堂のおばちゃんの顔を見て)

カレー大盛り一つ

【昼間あげー】

〔学園/食堂〕

葉牙先生

……意外。
先生は外で食べるのかと思ってた。
(部活のスケットを頼まれ午前中バレー部に顔を出していたらしく、赤色のジャージに身を包み腕と足を捲り上げた格好でオムライスとから揚げを乗せたトレーを持ち、葉牙の横を通りかかり)

大路

[学園/食堂]

外で食べる派だが今日はいつものとこが先客いたから…(凄い量のトレーを持ってる相手が横を通り抜けるかのようにすれば説明し大盛りカレーが出てきてそのトレーを持ってスタスタと足のリーチ差なのか自分のほうが通りすぎてしまいそのまま窓側の端っこ席に着くと椅子をひいて)

〔学園/食堂〕
葉牙先生

やっぱりステーキとか？イタリアンとか？
(当たり前のように相手について行き向かいの席へと腰を下ろし興味津々に問いながら手を合わせたあとスプーンを右手にとって)

大路

[学園/室内プール]

いや？カップサラダ一つ(椅子をひいては座れば相手が当然のように向かい合う形で座るのを気にも留めずなんか間違った解釈をしてるなーと相手の言葉に否定するかのようにいつものお昼御飯内容を言っては合掌して)

いただきます

〔学園/食堂〕
葉牙先生

ええええ！
サラダだけ？うさぎみたい！
(嘘だっ！と驚いた表情をしいただきますと小さく言ったあとオムライスを口いっぱいに頬張って)

んふー。んまい
食堂のオムライスは単品だとホワイトソースがかかってて好きなんだよねー♪

大路

[学園/食堂]

いや本当に
いつも基本食べないけど
食べないと怒られるんからサラダだけでも食ってたんだが
昨日の夜怒られてな(昨日の夜の事を思い出せば苦い顔をして合掌した手を離してスプーンを取れば本当に憂鬱そうに一口ぶんだけ掬って)

ふーん
あんま俺食堂情報知らないから
知らない

〔学園/食堂〕
葉牙先生

先生、食に関心ないの？
(怒られるって誰にだろとスプーンに口をつけながら首を傾げつつ、憂鬱そうに食事をする相手の姿にしょんぼりと眉を下げ)

……から揚げあげるから
元気出して？←

(から揚げを1つスプーンですくいカレーの上にぼとりと置き)

大路

[学園/室内プール]

食べる事にはな
作ってあげるのは好きなんだが(スプーンで掬ったカレーを口の中にいれればそのまま咀嚼して自分のカレーの中に唐揚げが入ってきて真剣に相手を見て)

こ、これ以上いれるなよ？
入れられれば食べなきゃいけないものが増える(相手がまるで恐ろしい事でもしたかのように見ればまたげんなりとしてスプーンでその唐揚げを掬ってそのまま唐揚げに視線を向けて)

〔学園/食堂〕
葉牙先生

え？
(続いてスプーンいっぱいにすくい上げたオムライスを相手の口へもって行こうとしかけていたが、相手の真剣な眼差しからの制止に誤魔化した笑いを浮かべ)

先生料理するんだー
何が得意料理ー？やっぱりおしゃれ料理？

(そのままスプーンに乗ったオムライスを自分でぱくりと頬張り、葉牙=おしゃれなイメージらしく期待の眼差しでとい)

大路

[学園/室内プール]

(相手が自分にまさかオムライスを寄越そうと思ってたなど知らずに唐揚げを口の中に入れてはしばらく噛んで飲み込み)

おしゃれ？
まぁ得意なのは煮物かな？(相手の予想を外すかのようにそう言えばまたカレーを掬い見つめてはそのままスプーンを置いて)

食う？

〔学園/食堂〕
葉牙先生

に、煮物？！
うそおお！呪文的な料理じゃないの？えっと、…カルパッチョ？みたいなさ！←

(予想外の回答に声が大きくなり、煮物とか無縁そうなのにと目をぱちくりとさせ。カレー乗せたスプーンが置かれたのをじっと見て食べるかと問われるとにっこりとし)

食う！いいの？食っちゃうよ？

大路

[学園/食堂]

…呪文ってなんだよ
一応ボスの健康か……んっんっんっーー！(相手の発言にクスッと笑ってはつい昔の事を発言しそうになり誤魔化すかのように咳払いしてはテーブルに置いてあったティッシュで口許を拭き一口食べただけのカレーの皿が載ったトレーを相手のほうにずらして)

食べかけで悪いな…(そう言いおえると携帯が電話の着信を告げる音が鳴り響き)

〔学園/食堂〕
葉牙先生

ボス？

カタカナの呪文みたいに長いんだもん。

(言いかけて誤魔化した風な相手を見てきょとんとし、笑われると言い訳をしながらカレー皿を引き寄せて自分のスプーンで一口すくいもぐもぐと食べだし、オムライス、カレーを数回交互に食べ。鳴り出した携帯に気づくとじっと相手を見て)

電話？気にせずどーぞ！

大路

[学園/食堂]

いや
それにしても呪文はないだろ(クスクスと笑えば相手のがっつき振りを見ながら)

悪いな(胸ポケから携帯を取り出しては液晶に出ている相手の名前にはぁーと溜め息をつけば通話ボタンを押してはその瞬間から盛大にギャーギャー声がして慣れているのかそのまま放置すればそれはお昼ご飯食べたの？という確認の電話で)

とりあえず落ち着いてくれないか？
今学校の食堂で食べてるとこだよ(と、電話口で告げて)

〔学園/食堂〕
葉牙先生

……ふーんだ←
(もぐもぐと気にする様子なく食べていたが電話口から漏れる内容にハッと手を止め、三分の一ほど減ってしまったカレー皿にから揚げを1つ追加しすすっと相手の前へと移動させ、から揚げを1つ頬張りどういった関係なのだろうと不思議そうに眺めて)

大路

[学園/食堂]

いや！だからさ
マジ食ってるから！(自分の目の前に先ほどのカレー皿に唐揚げが乗っかった状態で返ってきては若干青ざめながら電話口の相手を信用させるためにスプーンを取りカレーのルーの部分だけを口の中に入れてもぐもぐしてるふりをして)

〔学園/食堂〕
葉牙先生

(もぐもぐと電話する相手を眺めながら携帯を取り出し、カシャっと写真を撮り。)

電話相手「本当にちゃんと食べてるのか？メニューはなんだよ。…振りじゃないだろうな？」

……先生はルーを舐めただけでーす。
電話相手「…女……の声？っておい！舐めただけって！」

(電話口から漏れる声に気のなさそうに、茶々を入れて)

大路

[学園/食堂]

っておい！
大路！余計な事言うな！
全く…(余計な事を言う相手にあわあわと珍しく取り乱しては相手を見て眉をよせるが言ってしまったものは仕方ないと思い)

ちゃんと食うから心配するな
なっ？連れがヤキモチ焼くぞ？
ってか食事中なのだから電話きるぞ？(電話口の相手にそう言っては頻繁にかけてくる電話に軽く脅してややこしい事になる前に終了させたく)

〔学園/食堂〕
葉牙先生

…？
余計なことじゃないですー
先生の代わりに申告してあげた親切心ですー

「こら！女の子攻めんなよー。いい子じゃねぇか。」

そーだ。そーだー

「桔梗ちゃんは仕事行っちまったもーん。ええええ、切るの？切っちゃうの？寂しいんだけど、食いながら電話してろよお。咀嚼音聞いてやるからさ！」

そーだそーだー

(余計なことと言われるとほおを膨らましプイッとそっぽを向き、空になった皿にスプーンを置くとテーブルに頬杖をつき、電話から漏れる声の主に適当に合いの手を入れだし)

大路

[学園/食堂]

っ………(二人に攻められれば押し黙り額に手を添えて頭を抱えれば適当に相槌を打ってる相手を見て微妙に苦笑いしてはどうしたものかとスプーンを置いて思案しはじめ)

お前は少し黙れ
お前この間鼻血出したよな？
あれの続きすんぞ！(過去に未遂で終わったキスが思い浮かべばそう告げて脅し半分本気でやるぞオーラ半分出して)

ってか桔梗さんに俺通話告げ口すんぞ？
いいのか？
桔梗さん怖いもんな？怒らせていいのか？(相手を脅したまんまキーキー言う電話口の相手に仕事行ったと聞けば本性出すかのように悪い笑みを浮かべて)

（学園一階/家庭科室）

…口じゃなくて手を動かしてくれませんか。
（部活で今日はクッキー作りをしていて泡立て器でボウルの中のバターを練り混ぜていれば横で洗い物する部員らが「やーん、袖濡れちゃーう。八尋くんに袖クルされたーい。」等きゃっきゃっし始めるがその様子を尻目に黙々と作業進め。ちらちらとこちら視線向けながら「吉岡くんじゃ、…ねえ？」と大路の不在に不満気な彼女達のやりとりに次第にイライラ募らせて。）

【遊んでみた！あげ落ち！】

〔学園/食堂〕
葉牙先生

もっかい鼻血垂れ流して良いならいいけどねっ！
(威圧的なオーラを放ち前回の鼻血の件を脅しに使われると眉を寄せ、バンっとテーブルを叩き立ち上がってプイッと再びそっぽを向きトレーの上の空になった皿を返しに行き)

「ん？鼻血？え？
あー、慧威と電話してるの知ってるからいいぞー？桔梗ちゃん怖いけどだいたい放任主義なんだよー。冷たいよなー泣きそ。ぐすん」

(電話口の主はけろっと返し、ぐすんとあからさまな嘘泣きをして)

［学園二階/音楽室A］

んー……ここは木管より出ちゃダメだからもっと優しく
セカンドはもう少し出ないとハーモニー崩れるよ
サード、音程崩れるね
音域低いけど頑張ろうか
（トランペットのメンバーを集めパート練習をしていて普段とは違い集中した表情でピストンを弄りながら譜面を見てメンバーに訂正箇所を伝えメトロノームを動かせば楽器を構えて）

はい、じゃあもう一度、45小節目頭からください

【吹部も部活あげ落ち！】

大路

[学園/食堂]

(不機嫌そうにバンっとテーブルを叩いて立ち上がった相手を見ればそのまま相手は食器を下げるのに席を離れたのを見届けて電話口の相手に向かって不機嫌そうにこちらもして)

いや
まぁそうだが
ﾁｯ……俺さ本気で惚れて落としたい奴いるからこういう電話かけくるの深夜にしてくれ！
頼む！(電話口の相手に知ってるし放任主義と聞けばそうだったと思い出しては真剣に一つ一つ言葉を選びながらヒソヒソ声で言っては最後にテーブルに向かって頭を下げ)

〔学園/食堂〕
葉牙先生

「え？なんだよ慧威
それならそうとちゃんと言えよなぁ。ったく、じゃあまた連絡するから詳しく話せよー。……頑張れよ！」

(怪訝そうな声に一瞬変わるが小さく息を吐き相手を心配する様な声色で話した後、決まり文句を口にすることなく電話が切れ。そのタイミングで飲み物を２つ手に真尋が席に戻ってきて)

はい、先生。
食べ終わったら飲んでいいからね！

大路

[学園/食堂]

あぁ…また今度な(ようやっと電話の相手が理解して電話を切ってくれればふぅーと溜め息をついては相手が飲み物を持って帰ってきて)

サンキュー(飲み物を見れば色々大変な目にあったため喉は乾いていて椅子から立ち上がり残ったカレーのお皿が載ったトレーを下げようと片手で持っては相手の横に来て飲み物を受け取り視線は相手に向けてしばらく考えればまた一つ溜め息をついて)

俺、お前が好きだわ
じゃあな(そう告げては恥ずかしくもあり怖くもありそのままくるっと背を向けてその場を後にし)

【絡みありがとー落ち】

〔学園/食堂〕
葉牙先生

……へ？
(立ったままお茶の入ったカップに口をつけ、相手がトレーを下げようとしているのを立ったまま眺めていて。残しちゃうのか勿体無いなーなどと思っていれば突然予想もしなかった言葉を受け目を丸くして首を傾げそのまま去って行ってしまった相手を見届けながら1人困惑を露わにして)

……ええええ？
どっちだ？え、からかったのか？ん？んん？放置ですかああああ？！

【落ち】

〔寮/談話室〕

「あ！八尋くんいたいたー
これ！部活で作ったクッキー」
「八尋くんいなくて寂しかったよー。次は顔出してねー？」

あ、うん。
ごめんね？ありがとう
(究極バイトが入り部活を不参加にしてしまったためか帰宅後、談話室のソファに深く寄りかかるように座っていると突然部活で一緒の女子2人がやって来て包みに入ったクッキーを手渡しで渡してきて、苦笑いを浮かべながら吉岡くんには申し訳無いことしたなと眉尻を下げ思いながら女子2人に返答し)

【あげげ】

大路

[寮/談話室]

モテモテ男子は辛いってな…(女子二人に囲まれてる男の子を見ればニヤニヤとしながら談話室の戸口の前に立ってはポツリと呟いて)

【絡ませあげ】

〔寮/談話室〕
葉牙先生

「///」
「行こ！八尋くんおやすみなさい！先生も、こんばんはおやすみなさい。」

(葉牙に気づいた1人が恥ずかしそうにし、もう片方がその子の腕を引き逃げるように談話室を後にして行くのをきょとんと眺め”おやすみ”と、ひらひら手を振り見送って。戸口の教師を見ると耳に入らなかったのか気にした様子なくぺこりと会釈して)

あ、こんばんは

[寮/談話室]

大路先輩

･･････なんだ？
(談話室の前を通りかかる寸前きゃいきゃいとはしゃぎながら室内から出てくる女子達を見て、誰かいるのか？と首を捻りながら何気なしに中を覗き込み)

【絡ませあげ】

〔寮/談話室〕
黒瀬

(出て行く女子2人をぼんやりと見送っていれば戸口から覗き込むように談話室内を見る相手に気づくとひらひらと手を振り)

あ、黒瀬くん
クッキーは好き？

[寮/談話室]

八尋先輩

なんだ、やたらと女子がはしゃいでると思ったら八尋先輩か。
(部屋にいた人物が八尋先輩だとわかれば、先ほどの事情も納得できたのか小さく頷き、すぐにまたいつもの人当たりの良い笑みを作って「どうも」と挨拶し)

クッキーですか？
そうですね、嫌いじゃないですよ

〔寮/談話室〕
黒瀬

さっきの子達は部活が一緒なんだ。騒がしくてごめんね？
(よくわからないがとりあえず代わりに謝った後、笑みを浮かべた相手をひょいひょい手招きして近くに呼び)

良かった。
1人じゃ食べきれないし食べてくれると助かるんだけど…
良かったら一緒にお茶しない？

[寮/談話室]

八尋先輩

確かにうるさかったけど。別に、先輩が謝ることないんじゃないっすか？
(ていうか責めてないし、と付け足せば相変わらず笑顔を崩さないままスタスタと部屋の中へ入ってくればどっかりと相手の向かい側のソファーに座って)

とくに用事もないし暇なんで、お邪魔じゃなければ付き合いますよ。
･･･ていうかこれ、先輩が作ったんすか？
(明らかに先ほどの女子がプレゼントしたのであろう可愛らしい袋に包まれたクッキーと相手の顔とを見比べたあと、意外と違和感がないことに気づき笑うのを堪え必死で平然を装い)

〔寮/談話室〕
黒瀬

あ、そうだよね。
(確かに謝る必要はないかと肩をすくめ、包みを開けたクッキーをテーブルの上に置くと立ち上がって自販機に向かい)

え？
ああ、さっきの子達が部活で作ったやつだよ？俺、今日部活出れなかったからさー

あ、何飲む？
(笑いを堪えているのに気づかぬまま、柔らかく微笑みを浮かべながら答え優しいよねーと言いながら財布から小銭を取り出し自販機に入れて)

[寮/談話室]

八尋先輩

ま、知ってましたけどね。
(疑うことなくご丁寧にきとんと説明してくれる相手に見えないように苦笑すれば、今度は自動販売機の前で何を飲みたいのか訪ねてくる相手に驚き思わず立ち上がり断ろうとするが、きっと無駄なことだとすぐに悟った後大人しくソファーに座り直しお言葉に甘えて)

じゃー紅茶がいいです。あ、ストレートで。冷たいのじゃなくてホットね

〔寮/談話室〕
黒瀬

はいよー
(注文を聞き自販機のボタンを押し、自分はアイスミルクティーを選び買うと紅茶缶を受け口から取り出し先ほどの席に戻れば、注文された方をテーブルに置き差し出して)

今日のクッキーはね。プレーンとチョコみたいだよ？やっぱりクッキーには紅茶だよね

(いただきますと、さっそくクッキーに、手を伸ばし１つをパクりとかじって嬉しそうに笑みを浮かべ)

[寮/談話室]

八尋先輩

･･････ありがとうございます。
(紅茶を差し出されれば、爽やかな笑みを浮かべたままきちんと礼を言い、席につきクッキーを食べ嬉しそうに笑みを浮かべている相手をじっと見つめれば、何かに気づいたのかにんまりとさらにいい笑顔で自分の口元を指さして)

先輩先輩、口の横にクッキーついてますよ？あらら、かーわいー

（寮二階/談話室）

利太くん

…あ。
（大路が部屋を出て少し経てば静かに中に入って来て、相手を見つけるといつものごとくげっと表情を歪めるが見覚えのある包装されたクッキー目に入ると不本意だがぎこちなく尋ねて。）

えっと、…これ、利太くんの？

【どん！！】

[寮/談話室]

蒼

･･････あららー、誰かと思えば蒼じゃん。
(しばらくひとり部屋の中で暇を潰していれば、ふと人の気配を感じそちらに視線を向ければ幼馴染がこちらを不思議そうに見ておりその視線の先を辿れば先ほど八尋先輩に貰ったクッキーへと辿り付き)

ああ、これ？貰ったんだよ。八尋先輩に。
(あえて女子からもらったもののお裾分けということは伏せておき、なに？お前も食べたいわけ？と笑顔で相手を誘えばちょいちょいと手招きして)

（寮二階/談話室）

利太くん

要らない。←…やっぱり。これ部活の先輩が八尋先輩に作ってたものだから。じゃあ先輩、さっきまでここにいたんだ、
（笑顔でこっちに来るよう手招きされれば嫌そうな顔をするものの渋々向かいのソファ座って、食べると聞かれれば生意気にふんっと即断り、大路を探しているようで会いたかったなとぼそり寂しそうに呟いて。）

[寮/談話室]

蒼

やーっと捕まえた。お前俺の顔見たらすーぐ逃げやがって･･･
(相手が向かいのソファーに座ったと同時に素早く立ち上がり相手に近づけば、相手の首にぐわしっと腕回し逃げられないように固定すればいつもの笑顔とは違う腹黒そうな笑みを浮かべて、手に持っていたクッキーを相手の口元に近づけ)

なー食べたいんだろ？ん？

（寮二階/談話室）

利太くん

……？！！～や、やめてよ。いらないってば。…うう、痛い、離して、近い、気持ち悪いっ。←
（大路に会えなかったことでずーんと落ち込んでいた矢先相手が近付いてきたと思えば顔面蒼白し避ける間もなく腕首巻きつかれ苦しそうにして、表情歪めて相手の腕必死に叩きながら顔をクッキーから背け解放求めて。）

[寮/談話室]

蒼

あははー。やめてと言われて大人しくやめるわけねーだろ？バカなの？
(必死に離れようともがく相手を鼻で笑いスルーすれば、腕を解き今度はがしっと相手の頭を片手で鷲掴みにしてぐいっと自分の方へ向かせれば普段はみせないような呆れた表情を見せ)

また相変わらずひとりでいんのかよ、アホ蒼。

（寮二階/談話室）

利太くん

…痛っ、しつこいなあ、利太くんには関係じゃん。僕の勝手でしょ、
（少しして腕解かれ相当痛かったのか目尻に少量涙浮かべるが安心してる余裕もなく今度は頭鷲掴みされ無理やり相手の方向かされれば、以前も言われたことに対してきっと涙目で睨みつけ。）

[寮/談話室]

蒼

･･･へー、少しは言い返せるようにはなったんだな。成長したじゃん。
(涙目で反論してくる相手に対して馬鹿にしたような表情でさらりと言い返せば、続けて小さくため息をついた後相手の視線に合わせるようにその場にしゃがみ込み)

お前、ほんっとに馬鹿だな。バカの極みだわ。
(あんまり心配かけさせんなよ馬鹿蒼が、と小さく悪態をつけば少しきつめのデコピンを相手に食らわたあとにやりと意地の悪い笑みを浮かべて)

（寮二階/談話室）

利太くん

…心配されても別に嬉しくないから。
（馬鹿にしたような言い方が気に食わないもののため息つきながらしゃがみ込み自分と目の高さ合わせる相手に、な、なに…？と不審に思いまた何かされるのだろうと身を構えるが、思ってもいなかった言葉かけられきょとんと一瞬するが、やはりでこぴん食らい額抑えながら眉下げ遠慮がちに相手を見て言葉とは裏腹自然と頬が緩み。）

[寮/談話室]

蒼

なにニヤけてんだよ、ばーか。
(言葉のは逆に表情が緩んでいる相手にこちらも自然と楽しそうな笑みを浮かべるも、それを相手に見られないように無理やり相手の頭を片手でぐりぐりと押さえつけ下を向かせ)

お前をいじめていいのは俺だけだから。
もし誰かになんかされたらすぐ言いなよバカ葵。

（寮二階/談話室）

利太くん

…な、なんだよ。
（指摘受ければ自分では気が付かなかったが我に返り頬慌てて締め相手が同じように表情柔らかくしていること知らぬまま無理やり俯かされ、なんだかんだで昔から優しい相手の言葉にじーんと感極まって見えないところで再び泣きそうになるが、照れ隠しでぱっと手を軽く払い除けぶっきらぼうに言葉返して部屋を出て行って。）

気持ち悪い、←そもそもいじめてくるの利太くんくらいだし。そろそろ寝るから、…おやすみなさい。

【遅くまでありがとう！！楽しかった！！！終わらせます！！】

［学園/教室］

「ななちゃーん、ボタンとれたーつけてー」

あー、うん
……は？そこ？

（自席に座っていると深町が近付いて来てよくあるやりとりをするもつけて欲しいボタンはワイシャツの第三ボタンでさすがに無いだろうと眉を寄せて）

「うん！大丈夫かなと思ってたらとれちゃってさ！」

……あのさぁ
秋恵は女じゃん？俺一応男なんだよね

「うん？でも、ななちゃんとだったら今更気にする必要無くない？中見えて無いしいいよいいよ」

（全く性別を意識していない様子の相手へ反抗をするもしれっと返されてしまい座席の背もたれに寄りかかり少々考えた後若干無理があるような断り方をして）

ん……あの、昨日夜更かししたから目が見にくくて
女子に頼みなよ

【あげ落ち】

[学園/中庭]

(今日は受け持ちの授業を交代してもらって中庭のベンチに座っていれば色々あってやはり寝不足でぼけーっと青空を眩しそうに見上げてはくぁーっと欠伸をして)

いい天気だな
目に染みる

【待機あげ】

〔中庭〕
葉牙先生

(くああっと大きなあくびをし目に薄っすらと涙を浮かべのそのそとダルそうに学園へと向かっていていると葉牙の姿が目に入り一瞬動きを止めるがダダダダッとかけ寄りベンチの背もたれにがんっと手をついて顔を近づけ)

ちょいと顔貸しなっ！←

大路

[学園/中庭]

…っおっと！(ぼーっとしていたため相手から近づいてくる気配など全く気づかずにいれば自分にとってはベンチの背もたれにガンっと手をついた相手が目の前にいる事事態が予想外で驚き変な声を出してはそろりと相手を見上げては機嫌悪く見えてバツが悪いのか視線を反らして)

いやー今日は良い天気だなぁ？
天気が良すぎて眠くなりそうだ…はは(先日の事が話題になる前に話題を反らすかのように気のない笑いを浮かべて)

〔中庭〕
葉牙先生

ハハハじゃないよ！
部長っては急に部活手伝ってって言ってきたんだぞ！しかも！朝5時！ね！聞いてるっ！？←

(目を逸らし気のない笑いを浮かべる相手をよそに眉を寄せ不満をたらたらと漏らしながら口を尖らせ、隣にどかっと勢いよく腰掛け足を組むとはああっと深いため息をつき)

大路

[学園/中庭]

あっ、そっちか…ふぅ
部長も大変だからな
一応これでもスパルタで鍛えてるんだがどうにも戦力がな？(思っていた話題とは違って安心しては自分の受け持ちの部活の愚痴を溢す相手に苦笑いしては隣にドカッと座って足を組んだ相手のふくらはぎ付近を見てはさすがに視線を反らして)

まぁお前がいてくれてうちの部は助かるよ
ありがとな

〔中庭〕
葉牙先生

せめて前日に言って欲しかったよ。……ところで、先生は何してたの？
(嫌いじゃないからいいけど、寝れないのは嫌なんだよなと不満げに組んだ足に頬杖をついてチラリと相手の顔を見て、きょとんと問いかけ)

大路

[学園/中庭]

俺か？
俺は夜色々考えてたら寝れなくて寝不足のまんま朝練行こうとしたら顧問に止められてそのまま今日は任せて休み(頬杖ついて相手が見てくれば説明して確かに目の下にはクマがくっきり残っていてくぁーとまた欠伸をして)

………。(少し沈黙しながら相手をジっと見つめては考え込んで)

〔中庭〕
葉牙先生

先生疲れてんのか…

……あ、クマだ
せっかく綺麗な顔なのに気をつけなきゃ←
(じいっと顔を見つめクマを見つけると美容ケアはしてね、などと口を尖らせ言い。こちらを見つめ考え込んでしまった相手の様子に疑問符を浮かべ。喋り出すのを待とうと思ったがハッと思い出したように頬杖から顔を上げ満面の笑みでぐっと親指を立て)

あ！
先生！私も好きだよ！
理不尽じゃないし優しい先生だもん！しかも、イケメンときたらもう！パーフェクト先生だよ！←

大路

[学園/中庭]

男がなんで美容ケアしなきゃなんねーの？おかしいだろ？(相手が綺麗な顔と言えば悪い気はしないがケアまでしろと言われれば自分の性別わかってないのではと疑問に思えてきて次の瞬間には親指を立てながら軽く好きとかぬかす相手にはぁーっと盛大に溜め息をついて)

俺いつもこんなんばっか
深町の阿呆が！
まぁ予想出来てたのに焦った俺が馬鹿だった
大路？俺が好きって言ったのはそういう意味じゃない(相手の言葉に軽く悲しげに瞳を揺らせばとりあえずけしかけた奴に文句を言って一息ついてから相手に向き直り相手の肩に手を置いて真剣に見つめれば否定して)

〔中庭〕
葉牙先生

ちっちっち、男だって美容ケアをする時…深町？
(人差し指を振りながら得意げに言うが友人の名前を耳にしきょとんとし、肩に手を置かれ真剣な眼差しを受け好きの意味が違うと言われると目を丸くし思考が停止したように固まり)

え！？
……
….………

ええええええええっ？！！
(腹の底から出たような驚きの声を上げたあと、バッと両手で自分の顔を覆い隠し)

大路

[学園/中庭]

ケアなんざしたくねー
したこともないからやり方わかんねーし(かったるそうに言えば事実そんな事もした事がないので知識もなくケアってどうやってやるんだと思案すればケアしてる自分が気持ち悪くなり頭を横にふっては想像を消して)

……少しぐらいは……わかったか
全く再度言わせるなよ(自分が手を肩に置いている女の子が顔を隠せばやっと状況を理解したかと恥ずかしいのもあり肩から手を離しては自分の頭の後ろで組んで視線は空に向けて)

〔中庭〕
葉牙先生

……。
(顔を覆い隠したまま俯き黙り込み。内心では”うわー、うわああ///勘違いやっちゃったよ。恥ずかしい恥ずかしいいい///。え、好き？恋か恋かああああ！ええええ！私を？ええええ？ええええ？///”とパニック状態で、終いにはくふふっとか笑い声が漏れ出し)

でへへへへへ←

大路

[学園/中庭]

………………。(隣で顔を隠したまま時折変な笑い声が聞こえてくれば慣れているのかそのまま膝に肘をついて掌に顔を乗せては相手がいつ顔から手を退けて表情を見せてくれるのか気になりそのまま流し目で相手を見つめて)

〔中庭〕
葉牙先生

(暫くの間そのままの体勢だったが突然バッと顔を上げ、流し目でこちらを見る相手を頬を赤らめた表情で見て)

……すごく嬉しいんだけど
時間をください！まずは…お友達からとか……ね？

(ほんと嬉しいんだよ？照れちゃうし、鼻血も出そうだけどとどう言えば自分の気持ちがわかって貰えるだろうとぐるぐるとパニック状態の頭をフル回転させ必死に答えようとして)

大路

[学園/中庭]

ん、わかってるよ
ってか基本返事貰うつもり無いから
答えははいしか言わせなくするつもりだし？(相手がパッと顔をあげて言葉を選びながら説明してくれば見つめたまま聞いてはいるがそんなに悪そうな返事ではないのを確認すれば頬杖ついたまま空いてるもう片方の手を相手に伸ばして頬をプニッと触って)

〔中庭〕
葉牙先生

……。
ちくしょうイケメンめっ！
(余裕のある雰囲気を放つ相手に見つめられ頬を摘まれるとぷうっと頬を膨らまし、勢いよく立ち上がって)

覚えてろよ！←
(よくわからない捨て台詞を残し、今から美脚を披露してきてやるううっと部活へと走り去っていき)

【落ち】

大路

[学園/中庭]

……イケメン関係ないだろ(相手の言葉に苦笑いすれば頬っぺたから手を離して悔しそうにする相手が可愛くていじめたくなるが急に立ち上がって捨て台詞を吐いて部活へと走り去っていけば残念そうにして)

ﾁｯ……逃げられたか
それにしてもこの学園の女の子たちは鈍感な子が多いのかね…深町といい、大路といい
そりゃあ彼氏もできねーわな(一人でブツブツと言えばとりあえず寮で帰って寝るかと呟いて足は寮のほうに向かいはじめてふっと殺気を何気なく出せば結果オーライではあったがフツフツと怒りが沸き上がり)

深町……あいつマジ七島には悪いが
スカート引っ提げてパンツのまま校内一周させんぞ！全く

【絡みありまとんﾉｼ】

［中庭］

…………いい木だなぁ
（部活終わりで学園から寮へと向かっていれば中庭にある桜の木の下で立ち止まっておもむろに登り出し）

【ちょこっとだけ待機！】

〔中庭〕
深町

！！？
(バイトからの帰り道スマホを弄りながら寮へ向かって歩いていると通りかかった中庭の木に人影があるのに気づき目を向けると、同級生が木を登ろうとしている姿があり目を開いて)

え、深町なにしてんの？！危ないよ！

［中庭］

八尋

八尋くん！
上の方まだ桜残ってたから！
（丁度太い枝に登りきったところで相手に声を掛けられ枝の上に仁王立ちしながら笑顔で大きく手を振って）

〔中庭〕
深町

え、あ、あああ
危ないよ！手離しちゃダメ！
(枝に仁王立ちし笑顔で手を振る相手の姿にわたわたとし、怪我したら大変だしと声をかけるが風に相手のスカートが揺れると頬を赤らめて←)

［中庭］

八尋

えー？聞こえない！
今降りるねー！
（風と距離に遮られ相手の声が聞き取れなかったため耳に髪を掛けて眉を寄せ小首を傾げたあとよいしょと呟き足元の枝に一度ぶら下がってから手を離して地面に着地し）

〔中庭〕
深町

(あわあわと手を振り相手の行動にドギマギとしていたが流れる動きで木から降り、華麗に着地をした相手を前に動きを止め)

……

….………
ああああ、ドキドキした。危ないよ深町。足滑らせでもしたらどーすんだよ
(胸を押さえ力なく息を吐いた後、眼鏡の奥の瞳には薄っすら涙を浮かべて)

［中庭］

八尋くん

へへっ、すごいっしょー？
（体操選手の様に両手をピンと上に上げてポーズを取ったあと全く悪びれずに自慢気に笑うが相手の様子に気付けば驚いてあたふたと近寄り）

え？え？？
そんな泣かないで大丈夫だよっ

〔中庭〕
深町

心配数上がりすぎて涙出てきちゃったよ。……ほんと、怪我人増えるからあまり無茶しちゃダメだよ？
(ゆっくり深呼吸しながらあたふたする相手にクスリと微笑み、眼鏡をかけ直し深町に歩み寄って耳打ちするように顔を近づけ)

深町の運動神経凄いね。
……あ、スカートで登るのだけはやめたほうが…いいよ？

［中庭］

八尋

んー、うん、気をつける
え？でも、中はいてるからパンツ見えないよ
（相手が大丈夫なようでホッとすればどこか残念そうな顔をしつつも素直に頷きスカートのことを言われると不思議そうな表情をして“ほら”と言いながらピラッと少しだけスカートを捲り）

〔中庭〕
深町

(反射的にスカートを捲り上げる相手の手を掴み止めようと手を伸ばしながら頬を赤らめ、ふるふると首を横に振り)

だ、….っめ！
中に履いてようがダメ。女の子！

深町は女の子なんだから簡単にスカートの中見せちゃいけないよ！ね？

［中庭］

八尋

ごめんね、怒った？
なんか今日八尋くんに怒られてばっかだなぁ
（必死な様子の相手をじっと見つめながら眉を下げて落ち込み相手の様子を伺うように顔を覗き込んで）

〔中庭〕
深町

さっきのは怒った。
だから、少し気をつけようね？
(眉を寄せ怒った表情を作るも不安げに顔を覗き込まれると子どもをあやすように頭をよしよしと撫で、優しく微笑み)

今日は部活だったの？
七島とは別々なんだね。

［中庭］

八尋くん

ごめんなさい
ななちゃん、女の子に告白されてるから先に帰ってきたの
（しゅんと落ち込みながら謝ったあと七島のことを聞かれればしれっとして何でもないことかのように答え）

あ！ちょっと友達と約束あったんだ！
これあげる！じゃあまたね！
（ハッと時間を気にすれば相手の手に自分が握っていた桜の花びらを乗せればバタバタと寮の方へ走っていき）

【落ちます！絡みありがとー！！】

〔中庭〕
深町

告白…

え、あ、うん。またね
(桜の花びらを見ればクスリと笑みを浮かべバタバタと去っていく相手を見送りぽつりと呟いたあと自分も寮へゆっくり歩いて行き)

……頑張れ七島。

［寮/自室］

っ！
…………はぁ
（昨日同学年の女子から告白された為か深町に告白される夢を見ていて飛び起きるとやはりその出来事は夢で色々と罪悪感を感じてため息を吐き首を左右に倒してコキッと鳴らし）

【今日は一日中待機！】

〔寮/食堂〕

……。
(食堂の隅っこの席で1人文庫本小説をテーブルに置き、ぱらりぱらりと読みながら苺ジャムを塗ったトーストにかじりつき、もぐもぐと食べており)

【朝あげ】

［寮/食堂］

大路

……はよ
（朝から少し疲れた様子でトレーに白米と味噌汁を乗せて現れると相手の向かい側に座って）

〔寮/食堂〕
七島

あ、おはよう。
(七島の疲れた声に顔を上げにこりと微笑んだ後、ぱたりと本を閉じ向かい側に座った相手の顔をまじまじと眺め)

何だか疲れてるというか、悲愴感が漂ってるけど……どしたの？

［寮/食堂］

大路

まぁ…色々？
最近余裕無くて
（軽く欠伸をすれば箸を持ってもそもそと白米を食べ始めぼけっと宙を見つめてふと昨日のメールを思い出せば相手の方を見て）

あ…昨日迷惑掛けたみたいで