〔学園/校舎裏〕

(校舎裏のコンクリートの段差に腰掛け、スマホから伸びるイヤフォンを耳に付け目を閉じ壁に寄りかかっていて)

八尋「やっぱりここに居た
……1限目からサボってたんだろ？そろそろ出なよ。」

……。

八尋「……。」


….……。

八尋「だあああああっ！」
(八尋の声は耳に届いていない様で眉を寄せブチッとイヤフォンを真尋の耳から引き抜き、耳元に顔を近づけ大声で叫びイヤフォンを投げつけ)

ーーーっ！？
っ、な！八尋なんだよっ！

八尋「……昼だぞ。ご飯行くよ」

あ…、そんな時間？気づかなかった


(キーンと耳の奥に響く大声にパッと目を見開き、八尋に気づくと怪訝そうにするも不貞腐れたような相手の言葉に苦笑いを浮かべ立ち上がり八尋についていくように食堂へと向かって)



【お昼のあげ】

[学園/中庭]


(スタスタと仕事を早く切り上げれば寮へ歩きその顔は寝不足で少し白く目の下にはうっすらクマが出来ておりそんな中三人の女の子が近寄ってきて)

女生徒A「あの、葉牙先生…好きです。付き合ってください！」

(生徒の一人がそう言えば堰を切ったように私も、私もと頬を赤らめながらいたいけな少女達が告白してきてそれを大人しく聞いてれば妖しく微笑んで)

お前らじゃ俺を満足させてくれないだろ？
俺絶倫らしいからさ(そう言えば女生徒達が色気に当てられ顔を真っ赤にして呆然と立ち尽くすのを見届けてそのまま寮に帰っていき)

【あげあげは】

〔中庭〕
葉牙先生


絶○ですって、やらしー
(3人の女の子達を残し寮に向かう相手の背後からぷぷっと口に手を当て茶化すように声をかけ、ちらっと立ち尽くす女の子達を見た後、ぱたぱたと相手を追い越すように少しかけて)


【あげ、絡ませw】

大路

[学園/中庭→寮]

っ！！！！(相手が背後から話しかけてくれば思わず後退りそうなぐらい驚き困惑してだが自分より前にかけていった相手に一瞬表情を曇らせれば笑って)

大路か

〔→寮/敷地内〕

葉牙先生


初めて人の告白見ちゃった。
かわいい子達だったけどよかったの？
(勿体無い。と、首を傾げ相手に向き直り後ろ向きで歩いて行き。ずったかばんを肩にかけ直しながらちらちらと葉牙の後ろを見て)

〔寮/敷地内→〕
葉牙先生


っと！
やばっ！今日から実装変わるんだ！ログインしなきゃ！

先生、お先っ！まったね〜
(ハッと何か思い出したようで慌てだし、ひらひら手を振ると足早に寮内へと入って行き)



【また絡もう！御飯落ち】

〔学園/四階廊下〕



(トイレからの帰り自分の教室に向かい歩いており、ふと窓の外へ目を向けるとそよそよとそよ風に揺れる新緑の色と澄み渡った青空が目に入り小さくため息をつき)

これから暑くなるのか……やだなぁ。



【あげ待機】

［学園/四階廊下］

大路

夏は海ですなぁ
（突如相手の隣に現れれば気持ち良さそうに目を閉じて風を受けつつ暑いという言葉を聞いてか早々と次の季節の話をして）

〔学園/四階廊下〕
深町

Σ……っ？！
(突如として現れた相手の声が耳に入るとびくっと肩を揺らし目線の低い相手へ視線を向け、びっくりしたな…と内心思いながらじっと相手を見て)

……海…は嫌いじゃないかな。
深町、夏が似合うよね。

［学園/四階廊下］

大路

アイラブサマー！
ヘイヘイ！
夏いいよね！みんなで海行きたい！
（夏が似合うと言われれば嬉しそうにニヤニヤとし両手の拳を握って上下に動かしトントンと右足だけ軽く足踏みをして謎のダンスを踊り）