ＢＬアパート◆125

〔自室〕

…っと、ここをこうして……よし、次っ
(つまらないので、自分で作った１人ジェンガをやりながらぶつぶつと言い

【ひまあげさげー
一応、待機もしますー】

[玄関→自室]
　
　
あーもう、やってらんねぇ…あの糞社長…
…………へっくしょんっ …!! あー…
(帰ってくるなり愚痴をこぼして花粉のせいか大きなくしゃみをしながら部屋に入っていき)
　
【あげさげ】

[リビング]

………♪♪♪♪♪(携帯からクラシック音の着信音が鳴り慌てて待ち受けに写しだされる名前を見れば深いため息をついてピッと押し)

はい？もしもし、何？

紫月『あ！総ちゃん？今ねぇ鵺と総ちゃんの話してたら声聞きたくなったから掛けてみた☆』

その気持ち悪い声やめてくれる？
せっかくのオフにしーちゃんの声なんか聞きたくないまず、出直してこい(早口でまくし立てればピッと通話を切りはぁーっとまたため息をついて)

【電話あげさげ待機】

　
［玄関］

あ………金卸すの忘れた
（帰ってくれば靴を綺麗に揃えて脱ぎネクタイを緩めながら廊下を歩いて）

【(･∀･)】

高木

[リビング]

誰か帰ってきた？(携帯をソファーに放り投げてリビングのドアに近づきカチャっと開けて確認し)

　
［廊下］
若菜様

あぁ、若菜様
ただいま戻りました
（人が出て来れば咄嗟に姿勢を正し恭しくお辞儀をしながら丁寧に挨拶をしてしまい←）

　

高木

[リビング]

高木さん……様付けはやめてくださいね？
あと、お帰りなさい(ニコッとして相手を出迎えればまたリビングの中に入っていき)

【すまぬ返信遅れた】

　
［リビング］
若菜さん

あー…そうだった
申し訳あ……ごめん、若菜さん
（カシカシと軽く後頭部を掻いたあと柔らかく微笑みながら言い直して）

【大丈夫(･∀･)】

高木

[リビング]

いいえ？
俺も敬語じゃないのは苦手だからわかります(偉そうに言ってすみませんと言えばソファーに座って携帯をテーブルに置き苦笑いして)

　
［リビング］
若菜さん

かれこれこの仕事が10年以上ですから…癖で、どうしても
（照れくさそうに笑いながら言えばスーツの上衣を脱いで椅子の背もたれにかけ）

でも、このくらい出来なければ万能な執事とは言えませんからね←