〔玄関→リビング〕

たっだいま〜。

………………なんかおる。
（誰もいないだろうと思い鼻歌混じりで廊下を歩き勢いよく扉を開けると人が居たので、一瞬固まり、ゆっくりと扉を閉め、聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟き）


【失礼しまーす←】

旭山

[リビング]


あっ……？(扉が開いたと思ったらまたしまったので首を傾げながら見て)

　
［リビング→］
ＡＬＬ

ちょっと失礼
もしもし、高木で御座います

『高木高木高木ー!!!!!!
なんであんたって奴は今日に限っていないのよ!!車!今すぐリムジンを出して頂戴!!5分以内よ!!わかった!?』

……香苗様、とりあえず落ち着いてください
かしこまりました、早急に向かいます

すみません、急用が入りましたので失礼させて頂きます
じゃなくて、…えーと……また今度！

（携帯に電話が入ると葛城家一人娘の香苗からで周囲に聞こえるくらい大きな声を出されても動じず冷静な対応をしたあと一礼をしてから素早く荷物を自室に持って行って出掛けていき）

【申し訳ない、電話落ち(´･ω･`)ﾉｼ】

〔リビング〕

若菜

………ちわ〜。
（しばらく悩んだ後そろーと扉を開き、小さく頭を下げて）



高木

【またぬ〜ﾉｼ】

[リビング]


高木


早苗さん……(電話口の声が聞こえて苦笑いしながら一人娘がいたなーと思いだしながら頑張ってくださいと手をふって相手を見送り)



旭山


こんにちは(頭を下げ)
またここでお世話になります
旭山さん覚えてます？(声が小さい相手を見れば苦笑いしながらソファーに座って)

〔リビング〕

若菜

おぅ、知っとる
覚えとる。
じゃが、上しか思い出せん。
若菜……、じゃろ？
（こくこくと頷くが、名前を思い出そうと口元に手を当てんー？と首を傾げ）

旭山

[リビング]


それって俺の事ですか？
それともウザイ兄貴の事ですか？(悩む相手にジトーっとした見てソファーの横にある荷物に手を伸ばして中を漁り)

〔リビング〕

若菜

いやいや、お前の方じゃ！
つか、ぶっちゃけると兄貴の方………覚えとらん……
（ぶんぶんと頭を振り否定した後、罰が悪いのかぼそぼそと小さい声で呟き

旭山

[リビング]


ならいいです
あんのクソ兄貴の事は覚えなくてオッケーです
ちなみに俺は若菜、総一です(相手の言葉を聞けばホッとした表情を浮かべて荷物の一部からアメリカ産のマカダミアナッツチョコレートを何箱も出しはじめ)

〔リビング〕

若菜

……なんか、酷い言いわれようじゃな〜……。
（相手の言葉に、ははっ、と乾いた笑いをこぼし、お邪魔します、と小さく呟きソファーの端に座り）