私立織愛学園＊59

　
<談話室>

風夏

そりゃ談話室にきて
人が倒れてたら誰だって
声かけるでしょ？
(無表情で言い終わると
"あ、素通りすればよかった？"
とたし少し口を吊り上げ)
　

<談話室>
伊達ちゃん

コケただけだけどね?

(立ち上がり皺くちゃの制服をﾊﾟﾝﾊﾟﾝと叩いて座り心地の良いソファーに移動し)

素通りしなかったくせに
やっさしー伊達ちゃん。

　
<談話室>

(ﾁｯと小さく舌打ちし
椅子に腰掛け足を組み
雑誌をﾍﾟﾗﾍﾟﾗめくり)

<談話室>
伊達ちゃん

照れ隠しー…。

(雑誌をめくる相手の頬をお得意の指示棒で突きながら至って冷静に)

何の雑誌ですかー?伊達ちゃんよ

　
<談話室>

風夏

‥照れてないから
(少し間をあけて言えば
"面倒くせぇ奴"と毒づき
突かれてる指示棒を払いのけ)

ﾌｧｯｼｮﾝ雑誌です
(雑誌に目をやりを敬語で言い)
　

<談話室>
伊達ちゃん

なんかさー
最近、つか今日だけどさ…よく人に無言になられるのなんで?

(相手が思っていることなど知らず浮かんだ疑問を相手に聞き払いのけられた指示棒を胸ポケットに入れ)

…伊達ちゃんセンスよさそうだもんね。
あ、俺こーゆうの好き

(雑誌に載っている服を示し)

　
<談話室>

風夏

無言‥ねぇ－‥
(机に肘を立て頬に手をやり
目線は雑誌にやり)

喋るのが面倒とか。
(自分だけの考えを言い←)

風夏はこんなのがいいんだ‥
僕はこっちのがいいかな。
(同じﾍﾟｰｼﾞの違う服を差し)
　

<談話室>
伊達ちゃん

面倒か…へぇ
あんま喋らないとこうか。

(一瞬窓の外を見て本気で言葉を受け取ったのか話して)

そんな服俺には無理だろ
伊達ちゃんなら似合うけどさ。

(と、ペラペラ勝手にめくればキャラクターのページを出してキ●ィの服を指差しﾌﾞﾌｯと吹き出しつ)

コレ似合うんじゃない?

　
<談話室>

風夏

僕の場合は、だけどね。
(声のﾄｰﾝでわかったのか
再び話しはじめ)

風夏のことはまだあまり
知らないけどさ、今のままで
いいんじゃね－の？
僕はそう思うけどね。
("喋らないあんたなんて気持ち悪い"と毒づき入れていた珈琲を啜り)

‥ｯ(珈琲を吹き出しそうになり)
あんたの方が似合うんじゃない
？
(冷静さを戻せば目を合わせ言い)
　

<談話室>
伊達ちゃん

………へぇ
伊達ちゃんそんな風に言っちゃってくれるんだ?
俺嬉しいよ

(相手の思いもよらぬ言葉に思わずニヤける頬を何とかして止め)
俺キ●ィよりマイ●ロ派だもん

(そう残しソファーに一人寝れば来ていた服をかぶり寝初めて)

【ゴメン
ちょい落ちますね?絡みありがとﾉｼ】