私立織愛学園＊59

<寮屋上>

風夏くん

黙ってるから当たり前じゃない？
(身体を擦りながら淡々と呟くと前にきた相手を見)

寒いけど………。

<談話室>
篠崎

別に何か背負ってる訳じゃない
人より少しマイナス思考なだけ。
だから周りと変わらないはずだけど
[珍しい事を言う相手に何も難しいことはないとくすりと呆れた笑みを浮かべ]

そういうこと。
多分私は彼に依存してるから、離れてると辛いとかそんな感情が沸いてるんだと思う

[で、会えないから落ち込んでる典型的な"悩める乙女"だと口を開くとまたいつもの調子に戻り]

<屋上>
玲奈先輩

玲奈先輩てば
わりと強烈な一言話す人だったんですねぇ…

(相手の言葉にグサッと来ればポツリポツリと遠い向こう目掛けて喋り素直な発言した先輩に２択賞品?を出し)

よく出来ました
なら、俺の体かカイロどちらが良いですか?

<寮屋上>

風夏くん

普通じゃない？
(自覚はないのか首を傾げると２択に少しの間考え)

……どっちもいらない。

<談話室>

灰原先輩

疲れそう…
(相手の言葉を聞くと眉を下げながら目線を落とし言い)

………それって、きっとみんなそんなもんだと思いますよ？
"恋する乙女"って
(きょとんとしながら話を聞くと少し目を泳がせたあと相手を見て微笑みくすくす笑いながら言い)

<屋上>
玲奈先輩

自分の周りにはもっと優しい人が居…たらいいのにな←

(考えてみるもほとんど友好関係が無いため曖昧な返しをして)

あらら
俺の体希望ですか?
いやー照れる照れる。

(選ばなかった相手に…と間を置くも直ぐに我に返り若干キモi…確実にキモい事を言ってのけ)

<寮屋上>

風夏くん

………いないんだ？
(相手の様子に身体を擦りながらくすりと笑い再びしゃがみ)

………言ってない。

<屋上>
玲奈先輩

…生憎とクラスでは自分浮いてるみたいなんで

(やれやれと首を振り大袈裟に溜息付けばポケットから先程貰ったまだ温々のカイロを相手に投げ)
はいはい。じゃあコレ
冷たいんで持ってて下さい←

<寮屋上>

風夏くん

なんで？
(不思議そうに相手を見上げて首を傾げると、飛んできたカイロを受け取り困ったように眉を下げ)

これ、貰ったら風夏くん寒くなっちゃうじゃん…。

<屋上>
玲奈先輩

変な奴だって
個性的の間違いなのにねー

(無表情で首を傾げ同意を求め渡したカイロを受け取るのを見ればポケットに手を突っ込み)

俺にはﾏｲポケットあるんで
それにそのカイロ俺に合わないみたいだし←