私立織愛学園☆53

（運動場→保健室）
瀬戸先輩

………痛てぇ
なんであんな所に自分の足があるかな!!
痛てぇ…あ、鼻血←

（先生に一言保健室行ってきますと鼻を押さえて声を掛け校舎に入って図書館を通り過ぎようとすれば見知った背中が見え）

……瀬戸先輩…すか?

<→図書室前廊下>

神谷くん

…………？
(声をかけられ振り返ると血が出てるのに驚いて近づき)

だ、大丈夫…？
血が出てる…;
(苦笑すると持っていたﾊﾝｶﾁを相手の鼻にあて)

<廊下>
瀬戸先輩

……あはは;;
（相手に自分の顔を見られ内心ダサいな自分と毒吐きながら苦笑いし）

…!!
いいですよ!先輩
ハンカチ汚れて…!//
（近づいてハンカチを差し出してくれる相手に咄嗟に申し訳なくて止めようと手首を掴むがﾊｯとして直ぐに離し）

ご、ごごゴメンなさい!!;;

<図書室前廊下→>

神谷くん

ちょっと…、動かないでよ。
(慌てている相手を見るととりあえず落ちついてと眉を下げ苦笑し血のついたﾊﾝｶﾁを見)

…もう遅いし別にいいよ。
…あげる。
(ﾊﾝｶﾁを相手の手に持たせると廊下を歩き出し)

<廊下>
瀬戸先輩

は、はい!//

（拭かれている間気をつけの状態で目を固くつむり相手が歩きだせば後ろを付いて行き）

いえ
落ちないかもしれませんけど必ず洗って返します!!
それか買って返すんで!!

…って先輩?何処に?

<学園二階廊下>

神谷くん

いいって…、私が勝手にやったんだし。
(立ち止まると後ろに振り返り眉を下げ微笑み)

ん？保健室。

<廊下→>
瀬戸先輩

そーはいきません!
何だったら今度見に行きませんか?息抜きとの口実で

（此処は断固として引かずパァと閃き手をポンと叩いて相手に聞き）

え?
怪我でもしたんですか?先輩←

<学園二階廊下>

神谷くん

本当にいいから気にしないで。
(立ち止まったまま相手を見るとありがとね？と微笑み)

…怪我してるの自分でしょ。

<廊下→>
瀬戸先輩

…まあ俺が行きたいだけだったりして…って何でもないです!!;;
（断られついつい思った事が口から滑り慌てて手で閉じ）

あー!!俺か
先輩が怪我したのかと…あははは
……俺やっぱダセぇ

<→保健室前廊下>

神谷くん

ん？なんか言った？
(歩いていたため聞こえなかったのか相手を見て首傾げ)

いいんじゃない…？
それほど真剣にやってたってことでしょ？
(ため息をつくと保健室を見て立ち止まり扉を開け)