私立織愛学園☆53

<談話室>

篠崎くん

…痛かったら言ってね？
(声をかけると相手が指した場所に掌をのせゆっくりおしてみて)

…どんな感じ？

<談話室>

瀬戸先輩

ん………あ、もうちょい上…
(腕を顔の下に置いて頭を下げながら言葉を洩らすと顔をあげ相手の方に目をやり)

…横からだとやりにくくないですか？のっても大丈夫ですよ？

<談話室>

篠崎くん

確かに……。
(相手の言葉にじゃあ…と上に乗り、掌を少し上にずらして同じようにおし)

………って、重いでしょ;
(はっと気づくと手を離し慌てて相手から降り)←

<談話室>

瀬戸先輩

………ん…
(相手がのるとまたさっきの体勢に戻り押されるたびにお腹に力が入り小さく声を洩らし)

……え、全然大丈夫ですよ？
(きょとんとしながら相手に目を向けると"女の子乗せれないくらい柔じゃないしむしろそっちの方が…"と小さく呟くとあっと言う表情をして赤いことを隠すように顔を前に戻し)

<談話室>

篠崎くん

……？
そっちの方が……なに？←
(ん？と首を傾げると顔を覗き)

顔…赤いよ？←

<談話室>

瀬戸先輩

…あ、えっと…………
(顔を隠すも相手に覗き込まれ頬を赤くしながら口元を手で押さえちらっと横目で見ながら恥ずかしそうに言葉を続け)

…乗ってる方が、女の子の重みがちょうどよくて……気持ちいって言うか………

<談話室>

篠崎くん

…なんだ。
(意外だったのか目を丸くするとそんなことかとｸｽｸｽ笑い)

じゃあ…失礼します←
(笑ったまま声をかけると相手の上にのり先ほどと同じ場所をおし)

<談話室>

瀬戸先輩

………今の言葉は忘れてください
(顔を前に上げながら自分の言った言葉を思い返し恥ずかしそうに頬を赤くしながらぼそぼそと言い)

…ん、気持ちい………です…
(リラックスして力を抜きながら自分の腕の上に顔を横に置きだらしなく言葉を洩らし)

<談話室>

篠崎くん

はいはい…。
(相手の顔に目を向けるとｸｽﾘと笑い背中に視線を戻すと場所を変えながら何度か腰をおし)

少し楽になるといいけど…。

<談話室>

瀬戸先輩

…さっきよりだいぶ楽です…
(顔を横にしたまま気持ち良さそうに目を瞑り口元に小さく笑みを浮かべながら言葉を洩らしぱちっと目を開けると相手を見て)

…本当に初めてですか？初めてとは思えないほどうまいですけど…