私立織愛学園☆51

<学園/二階廊下→>

真

…なんのことかしら
(にこにこ笑ったまま一瞬黙るもすぐに表情を変えず言葉を続け鍵を受け取ると美術室のドアを締め鍵をポケットに入れ)

え？うん、そうだよ飲みに飲みに
(頬を掻きながら目をそらすとにっと笑って言いながら玄関に向かい)

【学園/二階廊下→生徒玄関】
蜜

いや見てたでしょ。
(どっか視線が熱かっただろと相手を見つめ玄関に着くと上履き脱いで靴を取り床に投げるように置き)

…呑みに行きたいの？
(目のそらしにもしやと聞いてみたくなって)

<→学園/玄関>

真

えー？ちょ、俺を変な位置に持ってく発言やめてくれる？
(相手の言葉に冗談っぽく笑いながら言うと自分も上履きを脱いで下駄箱にしまい替わりに外靴をだして置くと履き替え)

そんなまさか、まだ未成年ですよ
(首にマフラーを巻くと相手に目線をやりにっと笑いながら両手を軽く上にあげ)

【学園/生徒玄関→】
蜜

悪ぃ、悪ぃ。
(勘違いだったかと自分で解釈して口角を上げて微笑混じりに謝るとグレーのマフラーを巻いて靴を履き、靴先を床に軽くトントンとして)

そ。…おーッ……寒いなコノヤロー。
(暗くなってすっかり冬らしくなってきたなと暗闇に包まれた風景に呟き)

<学園/玄関→>

真

…あ、そういえばこないだの続きは？
(靴を履き外に出るとふと思い出したかのように横目で相手を見てにやっと笑いながら聞き)

冬かー…
(相手の言葉を聞くと眉を下げて微笑み少し上を向いてはあーっと息を出すと"白い"と小さく呟き)

【学園/生徒玄関→校門辺り】
蜜

あ？この間？……、あぁ先輩ね。
(思い出すように一言言うと思い出したのか軽く何回も頷いてから口を開き)

中二ん時、いやー…ありゃ夏だったかな。
スーパーでアイス買いに行ったらたまたまぶつかったのが始まり。
(相手を横目にポケットに両手いれ)

<→中庭>

真

…へー、案外普通なのな
(ちらっと横目で見て相槌を打ち歩きながら相手の話を聞き中庭まで歩いてくると"同じ学校の人？"とふと頭に浮かんだ疑問を投げ掛け)

【学園/校門辺り→中庭】
蜜

うっせーなァ…。
(恋はそこら辺に転がってんだからよ、とダルそうに言えばふぅーっと白い吐息を見て)

いや他校。

んでまぁ色々あって付き合う事になった訳よ。でもあっちが親父さんの単身赴任で北海道でビューンと飛行機であっちに飛んじゃってお別れ。

手紙でウブなやりとりとかしちゃってた時もあったけど遠距離に耐えらんないとか言われちゃって。

<中庭→>

真

…ちょ、え、その色々が大切なんじゃん
(下を向き歩きながら相手の話を聞くも聞き終わり大事なとこが抜けてるとはっとした顔で相手を見て言い)

北海道か…まあ中二で遠距離はさすがに無理あるよな…
(ははっと淋しそうな表情で小さく洩らすと北海道というキーワードに"そういえば朝倉も北海道だったな"と脳内で一瞬巡り)

<中庭→>

真

…あ、やべ…学校に忘れ物してきたわ…先寮戻ってて
(あっという表情でその場に立ち止まると間の悪そうな顔をして時計に目をやると門限ぎりぎりなので一言相手に言うと学校へ走っていき)

【ごめん急落ち(´･ω･｀)】