私立織愛学園☆51

<→真部屋>

真

…え、真モテてなかったっけ。…………昔の話？
(頭の中で思考回路をぐるぐる巡らせると浮かんだ言葉を理解する前に口に出したので悪怯れた様子もなく言い)

…いや、別に。ミルクティーも飲みたい。
(真の部屋に向かい歩きふぁと欠伸をしながら言うと"おじゃましまーす…"と小さく言ってきょろきょろしながら相手の部屋に入り)

【自室】
蜜

さあ？モテてた時期あったかしら。
(そりゃあね、告られたりはしたよとダルそうに頭をかきながら冷蔵庫へ向かい)

つーか別にとかいいから言えよ。
(シンプルな部屋の一角に大量のジャンプが積まれており、そこらに座ってと言ってからやっぱり気になりもう一度尋ね)

じゃないとミルクティーがミルクになるから。

<真部屋>

真

…なにそのモテ発言をけだるそうに言ってるの
(部屋の中に入るとベッドの横に座り背中をもたれ相手の発言にじーと軽く睨むように見つめながら言い)

…え、本当になんでもないって。てゆーかただのミルクは嫌だ。
(積み重なってるジャンプをちらっと見ると相手に目線を移し冗談っぽく笑いながら言い)

【自室】
蜜

あ？話振ったのお前だろーが。
(なのにスッゴい視線送んなバカヤローと顔だけ少し相手の方へ向け、また戻しレトルトパスタのパックを二個取り出し立ち上がるとパックをレンジに入れ)

わかったわかった。…つかミルク単体やっぱ嫌だよな、うん。
(麺…麺…と呟きながらパスタ麺を出して水を入れた鍋をコンロに置き火にかけ)

<真部屋>

真

…だって真が羨ましい軽く発言するからさ。その言葉は重いです
(相手の行動を見ながら頬を脹らませすねたような態度をとると少し間を置いて"気持ちは嘘だけど言葉はまじ"とくすくす笑い)

てゆーかすまないね、なんか色々やってもらって。なんか手伝おうか？

【自室】
蜜

羨ましいっつーけど蜜もどうせ裏にちゃっかりファンがいんだろ。
(コソコソモテる方だろ絶対と言いながら沸騰したお湯に麺を入れて塩を軽く入れ、あっそうと続け)

いいっつーかもう終わるっつーの。
(言い終わるとレンジが温め終了の音を出し)

<真部屋>

真

え、知らないよそんな話し。え、いるの？
(きょとんとするも若干嬉しそうににやつくとテーブルに肘を突き体を前のめりにして聞き"まあ告られたこともなくはないけど？"と嬉しくなったのか自慢げに言い)

…あら。手際いいね～真くん
("いいお嫁さんになれそう"と頬杖をつきながら冗談っぽくにっと笑って言うといい匂いといわんばかりに目を瞑って鼻をくんくんさせ)

【自室】
蜜

いる。俺のクラスには絶対的に。
(立ち聞きした事あんだよと茹で上がったパスタをざるに移し流しで湯切りしながら話し、だろうなと付け足して)

あの男なんだけど。
嫁に例えんならお前だろ普通。
(皿に盛り付けたパスタを机の上に置き、フォークとパックを持ってくると向かい合うように座り)

さ、食うぞ食うぞ。
(フォークを渡すとそれぞれの皿にレトルトソースをかけて)

<真部屋>

真

…え、まじ…
("冗談かと思った"と呟くと頬を染めて目線を横にやりにやにやしながら口元を抑え相手の言葉を聞き)

なんで俺が嫁なんですかー
(腑に落ちないように言うと相手が料理を持ってきてぱあっと目を輝かせて嬉しそうに微笑み)

わーい、美味しそー…！いただきまーす♪

【自室】
蜜

口元思いっきり緩んでるんだけど。手で隠しても丸見えなんだけどォー。
(オカマ口調で他人の様な感じで相手の様子を実況するとパスタをクルクルとフォークに巻き付け)

なんとなく。
いただきます。