私立織愛学園☆46

〈談話室〉

白雪先輩

ありゃ………知ってたんだ
（言葉のわりには驚いた様子はなく"問題児…ねぇ"と苦笑してから困ったような表情で相手を見て）

次は俺が奢るからね
（ため息をつきつつも"ﾚﾓﾝﾃｨｰ"としぶしぶと一応ボタンを押し）

〈談話室〉
高沖

一応、生徒会長だから
たまに聞くのよ。そういう話
(サボりはダメよと軽くﾃﾞｺﾋﾟﾝをして微笑み、自分もﾚﾓﾝﾃｨｰを買って)

うん
次はね？私、紅茶好きなの
差し入れして
くれてもいいわよ？
(くすっと冗談ぽく言ったあとソファに戻り、相手が見ていた教科書を覗き込んで)

〈談話室〉

白雪先輩

あ…そっか………。わかったよ
（納得したような表情をして額を擦りながらしぶしぶといった様子で"サボらない"と言いﾚﾓﾝﾃｨｰを飲み）

んじゃぁ……暇なとき持ってく
（奢られっぱなしは嫌なため暇な時期を考えるも思い付かず一旦思考を停止させ）

〈談話室〉
高沖

……素直ね
可愛いじゃない…
(サボらないと言われるとにこにこ笑顔を浮かべ、頭を撫でてやり)

うん、
期待して待ってるわ

中3だったわよね
わぁー…、懐かしい教科書
(目を細めて小さく微笑みながら教科書を見つめて)

〈談話室〉

白雪先輩

別に…問題児扱いは嫌なだけだ
（頭を撫でられるとばつが悪そうな表情になるも頬をうすら染め腕を組んで強がり）
ん？まぁ………汚いから…あんま見ない
（間の抜けた返事をするも書き込みなどがしてあるため慌てて教科書を閉じてはっきりと断言し）

〈談話室〉
高沖

……ふふ
想像とは違っていい子なんだね。赤くなっちゃってほんと可愛いわ
(にたぁーっと笑みを浮かべ、頭を撫で続けて手を放し)

汚い？
え？……あ
もう、頑張ってるの知られたくないんだ？
(教科書を閉じられきょとんとするも、相手の表情を見て首をかしげ)

〈談話室〉

白雪先輩

どんな想像してたんだ
（相手の言葉にきょとんするも"赤くない"と断言し不満そうに口を尖らせ子供っぽい表情をうかべ）

汚い。…………知られたらかっこわりぃじゃん
（はっきりと断言して教科書を背中に隠してから自分流の理論を述べて目を泳がせて）

〈談話室〉
高沖

んー…
我が儘ぷーで、自分勝手な問題児かと思ってたわ←
(まったくもって外れてると肩をすくめて)

え？
カッコ悪くないじゃない
何かを頑張ってるのって凄く格好良く見えるわよ？
(きょとんと首をかしげ、ﾚﾓﾝﾃｨｰを啜って微笑み)

〈談話室〉

白雪先輩

俺って……そんなに見えてたんだ
（ひきつった笑いを浮かべながらあからさまに肩を落とし"Ｓは打たれ弱いのに……"と独り言のように呟き）

授業サボってんのに……試験だけやるってのは…変だからな
（悲しげに笑い表情を隠すように教科書で顔を隠して俯き）

〈談話室〉
高沖

ぷっ
なーに、肩落としちゃってんのよ…。だって、あまり話したことなかったし
素っ気なかったんだもん君
(ごめん、ごめんと吹き出し笑いながら相手の頭を撫でてやり)

そう思うなら授業出なさいよ
煩く言われたくないから
テスト頑張るんでしょ？
(頬杖をつき相手の教科書に手を伸ばし)