私立織愛学園☆38

［寮/屋上］
瞬

……っ！
（十年以上一緒にいたにも関わらずこんな相手を見たことがなかったので驚いて何も出来ず）
　

<寮/屋上>

和美

…………
(本当の振った理由を全部持田に話し声を詰まらせ下を向き)

<談話室>

荒井先生

…先生優しいから…私つい甘えちゃうし……
…すごい想われてるのも感じてて……でも上手く答えられない自分がつらくて…。

……なんか自分がわからなくなったの。
結局は私って自分のことしか考えてないんだよ…。
(頑張って言葉にするとだからこーゆうことしないでと相手を押し)

［寮/屋上］
ゆっきー

………もういいよ
真妃呂さんとこ、戻りなよ
（相手の方を見れば微笑みながら小首を傾げてやけに静かな口調で言い）
　

[寮/屋上]

雪村

………本気で好きじゃねえなら
初めから付き合うなよ!
後からそう思って別れんなら
そんな事すんなよな!

さっさと踏ん切りつけて
和ちゃんにいつまでも
悲しい顔させんなっ……
中途半端に接するから
和ちゃん進めねえんじゃねえかよ!
(いつの間にか涙を流していてそれには気付かずに大声で言い続け目を閉じた相手を見れば殴ろうとしていたが止めて)

〈談話室〉
瀬戸

んじゃ…
甘えればいいし、我が儘言ってみろよ？口にした事ねーじゃん。

優しいのは、玲奈が好きだから。嫌われたくねーんだお前に
(別れる気はサラサラないと相手から離れれば真面目な顔で見つめ)

我が儘にも
メールを撤回してもう一度告白させて欲しいんだけど？
(相手の額に軽くﾃﾞｺﾋﾟﾝしたあと首をかしげ)

<談話室>

荒井先生

…………先生…馬鹿だよ←
(一言呟きようやく顔を上げると真っ赤な目で相手を見)

<寮/屋上>

和美･もっちー

……………………
(持田の言葉に完璧に黙り目を開け二人を見て)

和美…、こんだけ思ってくれてんだ
いい加減こんな最低な俺なんか諦めた方がいい…
悪い事は言わないから
(持田の手を胸元から避け静かに言えば再び出口に向かい)

〈談話室〉
瀬戸

馬鹿な俺は嫌いか？
(真っ赤になってんなと相手の目を見つめ、片眉を下げ笑いながら腕を広げてみて)

玲奈が好き…
これからも、傍に居てほしい。今までと違って素直なお前に
(ダメかと首をかしげて)

<談話室>

荒井先生

…馬鹿すぎはね←
(泣いたもんと小さく笑い)

…………ごめん。
先生ごめんね。
(ｷﾞｭｰｯと抱きつくとﾎﾟﾛﾎﾟﾛ泣きながら謝り)