今までで1番生き地獄だった出来事

会社の先輩で元やーさんの40代の人がいるんだけど、その人は全身墨入ってて短気で切れたら本当おっかい人なんだ。ある日その先輩がいきなり「晩飯俺んちで食ってけ」って言ってきて俺はその人の家に行った。先輩はバツ2の奥さんと血の繋がりが無い子供2人の四人家族なんだけど、その日は俺が来るって事で奥さんと子供は出掛けて行って俺と先輩の2人になった。居間には土佐犬とやーさんのがいっぱい写った写真や、謎のトロフィーとかが飾られてた。先輩が色々料理を出してきた。奥さんは料理しないから飯の用意は毎日先輩がやってるらしい。すると先輩が「これうまいから食ってみてけれ」って言ってタッパーの蓋を開けた。中には真っ黒い謎の佃煮っぽい謎の物体が入ってた。「これは俺が作った昆布の佃煮なんだ、ちょっと食ってみてけれ、うまいから」と言われ俺は食べてみた。不味くは無いけど、昆布の佃煮！って感じだった。先輩が「これご飯に合うんだよ～」とか言うから「まじっすか！？」って言って興味あるようなリアクションしてご飯と一緒に食った。不味くは無いけど、ご飯と昆布の佃煮！って感じだった。でも一応「うまいっすね！これやばいっすわ！」とか言って褒めちぎった。先輩が「だべぇ～、うまいべぇ～」って超ご機嫌になった。とりあえずその一口だけで終わるのは危険だから何回か連続で昆布の佃煮とご飯を食った。そろそろ肉が恋しくなってきたからタコさんウィンナーに手を伸ばそうと試みるが、先輩が永遠と昆布の佃煮について熱く語ってくるからその語ってる間は他の物食ったらヤキ入るって思って昆布の佃煮を食い続けた。結局、昆布の佃煮でご飯３杯食った。生き地獄だった。