広島のブライアン・バリントン投手（３０）の来季残留が１６日、決まった。来日２年目となる来季契約の選択権は球団が持っており、この日、球団首脳がその行使を明言。１８日阪神戦（マツダ）の登板へ同球場で調整した右腕も、広島でプレーを続ける意向を口にした。

　今季はここまでリーグ３位の１２勝、防御率２・３０。球団では数字はもとより、中４日で回り続けることのできる体力や、試合をつくる能力などを高く評価する。来季残留について「これまでの働きを見れば当然のこと。高く評価している」と球団首脳。右腕も「私は日本や日本の文化を
気に入っているし、家族も同じだ。私もカープを必要としている」と２年目への強い意欲を示した。

　球団はリーグトップ３４セーブのデニス・サファテ投手（３０）についても２年目の選択権を行使する方向。先発、リリーフの大黒柱が来季も赤ヘル軍団のために奮闘する。