最終便の観覧車
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#780 [匿 名]
彼はなにも
恐れない人だと思っていた。
差し出された手を
無碍にできないほど。
:13/09/14 01:27
:iPhone
:RydliK/I
#781 [匿 名]
悲しみや怒り。
本当の笑みを自分は
見たことがあったのだろうか。
:13/09/14 01:28
:iPhone
:RydliK/I
#782 [匿 名]
この身に巣食う破壊的好奇心は
身体を廻り、内を腐らせ
罪悪の波間に消えていく
:13/09/14 01:40
:iPhone
:RydliK/I
#783 [匿 名]
『送り火って一体何をどこに
届けているんだろうね』
「想いを風にって所じゃないか」
『……』
「なんだ」
『いや、あまりにも
型にはまった模範解答だなと』
「文句があるなら表に出ろ」
『暴力反対。
まぁでも、その通りかもしれないね』
:13/09/14 01:47
:iPhone
:RydliK/I
#784 [匿 名]
灰色の空を眺めていたら
黒いカラスと白い飛行機が
同じ大きさで空を渡っていったよ
:13/09/14 01:53
:iPhone
:RydliK/I
#785 [匿 名]
『凄いな、こんなに見えるとは
思わなかった』
「そうだな」
『結構明るいもんなんだね』
「月が?」
『うん、でも昼とはまた
違って見える』
「そりゃあそうだろう、夜だからな」
『綺麗だ』
「だな」
『ずるいよね』
「あぁ」
『綺麗に決まってるよ、月だもん
綺麗に決まってる』
:13/09/14 02:02
:iPhone
:RydliK/I
#786 [匿 名]
何かを耐えるような
表情をしたあと
ふにゃっと笑うの
たぶん、癖なんだろうな。
:13/09/14 02:05
:iPhone
:RydliK/I
#787 [匿 名]
遠くまで見渡せる目があればいいね。
そう言った彼の目は
もう何も
写してはいないのだろうけど
それでも二人で
遠くを見ているフリをした。
:13/09/14 02:12
:iPhone
:RydliK/I
#788 [匿 名]
『ねぇ。さっき朝顔をみたよ』
「夜なのに?」
『二度咲いたんだろうね』
「眠たくはないんだろうか」
『烏もまだ起きてこないのにね』
「寝るべきは俺達かもな」
『そうかもね
だけど眠りたくないんだ』
「だからここにいるんだろ」
『いつまでこうしてよっか』
「いつまでも」
:13/09/14 02:28
:iPhone
:RydliK/I
#789 [匿 名]
別れ道など
どこにもなかった。
:13/09/14 02:29
:iPhone
:RydliK/I
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