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さらには、つい先日発表されたばかりの日本テレビ系水曜ドラマ「#リモラブ〜普通の恋は邪道〜」主題歌の「心音」と、福田雄一監督作品 映画「新解釈・三國志」主題歌の「革命」、これらに加えて未発表音源も収録されて、合計16曲収録予定という圧倒的スケール感の内容となっています。
アルバムというひとつの作品を生み出すことへのこだわりを、福山さんからお話いただきました。
「タイアップのオファーをいただいて楽曲制作するのは、僕としてはすごく嬉うれいことなんです。というのも、オファーをいただいたテーマから自分の発想の間口が広がったり、新しい発見があったりするので、テーマをいただてのクリエイティブがすごく楽しいんですよね。
もう一方で、“今自分が何を考え、何を表現しようとしているのか”を形にする楽曲制作、言うなれば“自分タイアップ”とでも言いましょうか、自分が自分にオファーを出して今の心情を表現するという方向の楽曲制作です。そういう楽曲が収録されてないと“オリジナルアルバム”と言ってはいけないんじゃないか、という思いがありまして。
“6年8ヵ月もリリースしていないと、タイアップ曲だけで十分アルバムが作れるじゃないか”と言われたら、それはおっしゃる通りなんですけど……、でもやっぱりそれは僕の目指すアルバムにはならない。だからこそ時間がかかってしまった部分がありました。お待たせして本当にスミマセン」