>>44【続き】
「まさに、2020年の今だからこそ描かれるべきドラマになるんじゃないでしょうか。“コロナ禍によって撮影方法や制作進行を工夫しながら撮影した”、という作品はこれまでもあったかと思いますが、コロナ禍の日々を連続ドラマとして描く作品は初めてではないでしょうか。コロナ自体を描くわけではなく、日常が大きく変わったなかでの人々の心模様、そして恋愛模様を描いたラブストーリーになっていくのではないかと」
そして! 主題歌の内容は?
「ズバリ、ラブソングです。ストレートなラブソングというのは久しぶりじゃないですかね。台本を事前に読ませていただき、主人公である大桜美々の恋愛観、仕事観、そして現代社会での生きづらさ。美々にとって、そして本作の登場人物にとって、生きていく上で“恋愛”とは? というテーマで制作させていただきました」
そして、新曲のタイトルも発表されました。
「楽曲タイトルは、『心音』(しんおん)です。心臓が脈打つ音の表現にはいくつかの言葉があります。あくまでも個人の解釈ですが、『鼓動』という言葉は生命力みなぎる力強いイメージ。 かたや『心音』という言葉には、『生まれたての命の音』とでも言いますか、か弱く繊細な、だけど確かな命が宿っている、というイメージ。
ちょっと不器用だから恋する気持ちに素直になれなかったり、真っ直ぐに人に向き合うことに少し疲れてしまった。でも、一度生まれた『恋心』は、まるで心臓が脈打つかのように止められない。でも、戸惑いもある……。そんな大桜美々をイメージしています」