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そして、楽曲を耳にした多くのリスナーから「クスノキを保存するために支援ができないか」との声が各地から上がり、その声に応えるべく「クスノキ募金」を開設した。自身が毎年開催している年末ライブの会場等でも支援を呼びかけ、長崎市から提供された廃材となる被爆クスノキの剪定技をモニュメントとして展示。より多くの人々に「被爆クスノキ」の存在を改めて広める機会を設けてきた。
今回始動させた「KUSUNOKI プロジェクト」は、「被爆クスノキ」をはじめ、長崎に現存する被爆樹木の剪定枝を再利用したアイテム製作が主軸。被爆樹木はそれぞれの木の維持・成長促進のため、数年ごとに剪定が行われており、その際廃材となる剪定枝を長崎市から提供してもらい、職人がひとつひとつ手をかけて「被爆クスノキ」に新たな生命を吹き込むサスティナブルなアイテム製作を行う。
福山は「終戦から75年。僕ら人間よりも遥かに長く生きるクスノキ。そして今も長崎に生きる数々の被爆樹木。その中の1本であるこの被爆クスノキが教えてくれる『生命の逞しさと脆さ』を、KUSUNOKI プロジェクトを通じて伝えてゆけたら」とコメントしている。
シリーズ第1弾アイテムは「KUSUNOKI キーホルダー」(税込1800円)。天然のクスノキの香りを楽しんでもらおうと塗料などは一切せず、人体に優しい天然素材そのままの剪定枝を、職人が一つ一つ丁寧に削り出し、スマートフォンスタンドとしても使えるような“くぼみ”をつけて仕上げる。今月17日からアーティストオンラインショップ「A!SMART」で受注を開始し、利益は『クスノキ基金』に全額寄付される。
ソース:ORICON NEWS
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