>>252【続き】
ドラマの主人公である城塚翡翠は、類まれなる能力を持ち目の前で起こる謎に対して天才的な力を発揮するキャラクターです。
福山さんは、事前に番組プロデューサーから与えられた資料を深掘りする中で「城塚翡翠には果たしてどんな弱さがあるのかという視点を出発点に、歌世界を紡ぎ始めました」とのこと。
資料には城塚翡翠の弱さや脆さに関するいくつかのヒントが散りばめられており、それは「心の底から人を愛し、人に愛されたいと思っているのではないか。しかしまだ、自身はその愛というものにたどり着いたことがないのではないか」というもの。
福山さんは「彼女(城塚翡翠)がイメージしている愛の到達点」があり、そこには「他者の侵入を許さない結界が張り巡らされているのではないか。それを聖域としているのではないか」と考えたそうです。