六代目山口組と神戸山口組との分裂を巡る抗争事件が連日、全国で相次ぐ中、１７日朝、六代目山口組の司忍こと篠田建市組長が先代の組長たちをまつる墓に参りました。全国の組員へのメッセージとも受け止められています。

　午前９時半ごろ、神戸市灘区の霊園に、六代目山口組の司忍こと篠田建市組長が姿を見せました。警察は、分裂した神戸山口組との抗争状態の中、自らが先人を敬う姿勢を見せることで組織の引き締めを図るとともに、全国の組員への何らかのメッセージと見ています。

　そんな中、１７日も抗争事件が起きました。午前６時すぎ、堺市堺区にある六代目山口組二代目岸本組傘下組織の組事務所に、エンジンがかかったままの軽自動車が後ろ向きで突っ込んでいるのをパトロール中の警察官が見つけました。当時、事務所の中に人はおらず、けが人はいないということです。警察は、近所の人の話などから、午前５時すぎに車が事務所に突っ込んだと見ています。

　大阪では１６日も、六代目山口組系と神戸山口組系、双方の組事務所で、トラックが突っ込むなどの事件が起きています

１９日午前４時２５分ごろ、神戸市中央区加納町４丁目の２階建て建物に２トンダンプカーが突っ込んだ。けが人はいなかった。建物には指定暴力団山口組から分裂して結成された神戸山口組の傘下の暴力団事務所が入っており、県警は両組織の対立抗争事件とみて建造物損壊容疑で調べている。

すげー高いな！

午前３時半ごろ、大阪市中央区谷町６丁目にある指定暴力団・山口組系の「織田組」の事務所に乗用車が突っ込んでいるのが見つかりました。

　車は盗難車で建物の玄関にバックで衝突し、エンジンがかかった状態で乗り捨てられていたということです。当時、建物の中には２人がいましたが、けがはありませんでした。

　さらに、およそ３０分後、兵庫県神戸市須磨区にある山口組系の「湊興業」の事務所では、窓が割られ、室内が荒らされているのが見つかりました。当時、事務所は無人だったということです。

　神戸市では１９日、山口組から分裂した神戸山口組系の事務所が入る建物にダンプカーが突っ込んでいるのが見つかっていて、警察は山口組と神戸山口組の対立抗争が背景にあるとみて捜査しています

子供のケンカにしか見えない。
イスラム国の自爆テロとか見すぎて、山口のトラックで突っ込んで、玄関ちょこっと破損させましたレベルがスゲーしょうもなく感じるわ。
相手の玄関や車壊したからって、何か変わるのかよ…

東京都足立区の路上では２０日午前３時ごろ、ケンカの１１０番通報で警察官が駆けつけると、山口組と神戸山口組系組員ら二十数人が小競り合いを起こしていた。警視庁によると、山口組系組員の男（４１）ら３人がけがをしたといい、この場にいた自称阿部利幸容疑者（４７）を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した

神奈川・相模原市の駐車場で、車の窓ガラスが割られ、車内に消火剤がまかれているのが見つかり、警察は山口組の分裂抗争が背景にあるとみて調べている。

　警察によると１９日午後２時前、相模原市南区の駐車場で、車の運転席側の窓ガラスが割られ、車内には消火剤がまかれ、消火器が置いてあるのが見つかった。

　この車を駐車していたのは、相模原市内に住む山口組から分裂した神戸山口組系の幹部で、１８日午前１０時から１９日午後２時前までの犯行とみられている。

一般市民巻き込むなよ、迷惑

山口組弘道会の本部に家宅捜索が入りました。
三重県松阪市で弘道会傘下の暴力団組長らが、神戸山口組系の暴力団組員を殴り、けがをさせたとして逮捕された事件を受け、２１日、三重県警が名古屋にある弘道会本部を家宅捜索しました。警察は山口組と神戸山口組の対立が事件の背景にあるとみていて、押収した資料などをもとに、さらに詳しく調べる方針です

警察庁が抗争状態にあると認定した「６代目山口組」ＶＳ「神戸山口組」。各地で両組織の小競り合いが続発し、２５日も大阪市浪速区の山口組系事務所前で軽自動車の後輪タイヤが不審火で燃える事件が発生した。もはや「血の抗争」は秒読み――のような緊迫感が漂っているが、実はそうじゃないらしい。関西地方の暴力団関係者がこう言う。「メディアは盛んに抗争をあおるが、今、起きていることは、２次や３次団体の組員がケンカしたり、事務所に車が突っ込んだりしているだけ。こんなのは抗争じゃない。そもそも、この世界の“常識”なら、杯を返して絶縁、破門された連中が山口組を引き続き名乗り、活動しているのは論外だ。一昔前なら、とっくに全面抗争だし、死人も出ているだろう。そういう展開になっていないのは、６代目、神戸とも『血の抗争』なんて本気で考えていないからだ」